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”創造する環境をつくる人”として生きてゆく。

自己紹介的な記事を去年の3月に書いてみました。4月から新しい職場に移り、コロナの影響もあって、その想いに変化はあったのでしょうか。

まずは、今年度メディアに取り上げてもらったもので簡単に振り返り。

4月〜6月
一斉休校時からオンラインイベントに挑戦したり、家族でオンラインあそびのじっけんスタートをしたり、仕事でオンライン授業にチャレンジしたり。とにかくオンラインづくし。

7月〜9月

自己探究期間を経て、見つけたタネから連載開始!

こども本屋「まる:そ」がソトコトに掲載!

そして4月からずっと準備していたVIVISTOPオープン!

10月〜12月

VIVISTOPでの実践を色々なところで発信!

こども本屋「まる:そ」が朝日新聞夕刊1面に!

1月〜3月

企業やデザイナー、アーティストと連携して取り組んできた授業が、新聞などでも紹介されました。

メインの仕事であるVIVISTOP新渡戸と、家族で取り組むこども本屋まる:そが中心な1年でしたそこを起点にこれまで以上に多くの方と関わる機会が生まれました。

関わる人が多くなればなるほど、色々なところで、自分の思いを話す機会をいただきました。自分の言葉を改めて振り返ってみると、僕は”学校の先生”というよりも”創造する環境をつくる人”であることがより鮮明になってきたと思います。

図画工作という教科の先生であることから、ある程度の専門家として見られてしまうのはしょうがないのかもしれません。

けれど、僕は図工・美術教育をしたいわけではなくて、図画・美術(アート領域)を通じて人とコミュニケーションがしたいんです。一人よりもみんなで、コミュニケーションをとって、未知の未来を一緒につくりたい。それが目的です。図工であろうが、アートであろうが、テクノロジーであろうが、本屋であろうが、それは手段でしかありません。なので、その手段をあれやこれやと試しているのです。

ただ、「つくる」は、人と人との関係性を対等にしてくれる最高の手段であると思っています。だから僕は目的のための手段に何かを「つくる」を選ぶのです。

誰かと一緒に授業をつくる、ワークショップをつくる、というプロセスも面白いし、そうして生まれた授業(ワークショップ)でも参加者とともに「つくる」活動を楽しむことができるのです。

内容はいつだって、「つくらせる」とか技術伝達じゃなくて、答えのないものを「ともにつくる」にこだわります。僕は指導者ではなく伴走者でありたい。そしてその寄り添いたい人が、「やってみたい!」と主体的になれるよう”創造する環境をつくる人”になりたい。こっちの方がずっとしっくりきます。

と、思うと激動の一年ではありましたが、昨年の記事でも書いた、材料や道具と、そして街と、社会と、子供たちの最良の出会いの場をつくる!
つくりたくなる問いを”TOY"にするデザイン!
と、大きな変化はありませんでした。ただ、解像度があがり、さらにその想いに基づいた実践も重ねられました。

次年度も色んなところで、いろんな人とコミュニケーションをとりたい。未来を創造する環境をつくりたいと思ってます。