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フェミニズムは麻薬。「妬ましい」ではなく「羨ましい」にしよう。

春名風花さんが、誹謗中傷に対して慰謝料など約265万の支払いを求めた裁判で、被告が約315万円を春名さんに支払うことで示談が成立したそうです。示談とは言え、請求額よりも高い金額を被告が支払うことに合意したのですから、事実上、春名さんの全面勝訴と言えるでしょう。

春名さんがユーチューブに投稿した動画での説明によると、投稿者はツイッターで春名さんについて「名誉男性」「両親が失敗作」などと投稿した。春名さんはツイッター社やプロバイダーに情報開示を求め、投稿者を特定。刑事告訴や民事提訴をしたところ、投稿者の代理人弁護士から示談したいと連絡があったという。

「名誉男性」ってワードから察するに、被告はフェミニストだったようですね。ざまあwwww

とうとうフェミニストに法の鉄槌が下されたわけですが、なぜフェミニストはこうも理性にブレーキの利かない人たちばかりなのでしょう。

(前略)「フェミニスト」は、端的に言えば、ジェンダー平等の実現を求めることに賛同しているすべての人である。もう少し踏み込んで言えば、性別に起因する格差や、性別によって社会から規範的に割り当てられる役割の違いに基づく生きづらさを問題だと感じ、是正を求める人のことである。

と、この人はおっしゃるのだが、この説明を読んでも全然ピンとこない。その理由はだいたい分かる。「ジェンダー平等」とは何か。何がどうなればジェンダー平等と言えるのか。「平等」と一口に言っても、機会平等と結果平等ではイデオロギーが180度異なる。「性別に起因する格差」というのも曖昧だ。体格、筋力、排泄、出産など、男性と女性はそもそも生まれ持っている機能や性能に違いがある。そういった差異まで無くそうと言うのだろうか。「役割の違いに基づく生きづらさを問題だと感じ」というのもまた曖昧だ。結局、何を「生きづらい」と感じるかは人それぞれである。結局、最適解がどこにも示されていないし、そもそも解のない命題のように思える。だからこそ「一人一派」などというルーズな屁理屈が罷り通っているのだろう。

もちろん理不尽だと感じる問題については是正されていくべきだが、そもそも何を理不尽と感じるか、が一致しないケースが多いように思える。

フェミニズムが日本でも注目され始めた1990年代にもミスコン廃止の流れはあったが、あれから30年も経ってるのにまだそこから一歩もアップデートしてないのかフェミニズムは。馬鹿すぎる。

ルッキズム云々というが、美しい顔に惹かれるというのは老若男女問わず人間の本能であり、これを是正しようというのは、神に逆らう試みである。

もちろん、ルックスが醜いという理由で不利益を受けたり誹謗中傷を受けたりするのは良くないことだし是正されるべきであろうが、だからといって美しい人が称えられることまで禁止するのは間違っている。

「同じ上智大生や教授から、ミスコンはジェンダーの観点で問題があり、多様性を尊重する上智大でやるのはどうなのか、という声が寄せられていました」とのことだが、多様性を主張しながら「美を競う」という様を否定するのは自家撞着も甚だしい。「ミスコンに出たい」と考える女性だって大勢いるのに、その夢を奪う愚かな行為である。

だいたい、ミスコンを廃止したところで美しい女性が持て囃される風潮は絶対になくならないし、変えられないのだ。

それに、この人たちはミスコンは潰そうとするけどジュノンボーイには何も言わないよね。

そもそも、昨今のフェミニズム運動がダメダメなのは、誰かがやろうとしていることを後押しするのではなく、誰かやろうとすることを潰すことばかりに躍起になっていることである。例えばYouTube言うと、良い動画があっても高評価は全然付けないで、ひたすら気に食わない動画を探して低評価を付けることと通報することばかりに一生懸命になってる人、そんなイメージ。もし、そんな人が身近にいたら「なんやこいつ」って思うでしょ。それをリアル社会で実践しているのが昨今のフェミニストだと思います。

これは、フェミニズムにもリベラリズムにも言えることだけど、他人の足を引っ張ることばかり考えてる。もっともらしい理屈を並べたところで、所詮はただの嫉妬や劣等感なんだよ。

嫉妬や劣等感から解放されたくてフェミニズムやリベラリズムにはまる人は多いと思うけど、こういったイデオロギーにはまると、むしろ嫉妬や劣等感は増幅すると思います。少なくとも解消することはない。イデオロギーは麻薬と同じです。

他人が自分にないモノを持っているとき、ネガティブな「妬ましい」という感情に心が支配されてしまう人が、こうしたイデオロギーに嵌りやすいのだと思います。でも、社会を変えようとするより、自分を変える方が遥かに簡単です。

他人が自分にないモノを持ってたら、ネガティブな「妬ましい」ではなく、ポジティブな「羨ましい」と考えるようにすればいいのです。「自分は劣っている」などと考えるのではなく「あいつは優れている」と考えればいいのです。

♪幸せ不幸せなんていつも心の持ちようさ (ロンサム・シティ/THE ALFEE)

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