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ナイキの人種差別反対CMは日本でも有効なのか?

NIKEのCMがなにやら炎上しているそうです。

で、このCMが作られた意図は、このようなメッセージ性の強いCMを作ったところ、同社の売上が爆発的に伸びた、という背景があるそうなのです。

そもそも、ナイキ社がどのようなCMを作ろうがナイキ社の自由ですし、表現の自由戦士(笑)を自認する私としては、いちいち抗議するなアホども、と言いたいです(笑)。

ただし、アメリカの黒人問題を日本の在日韓国人問題にそのまま置き換えて良い物かどうか、というと、私は甚だ疑問があります。

まず第一に人口比率。アメリカにおける黒人の割合は約12%。つまりアメリカ人の8人に1人は黒人という計算になります。一方、日本の在日韓国人は減少傾向が続いており、現在約48万人だそうです。これを日本の人口で割ると約0.4%。1%にも満たないわけです。つまり、社会的な怒りの規模が全く違う。

次に彼らが本国に渡った経緯ですが、黒人は奴隷貿易によって強制的に連れてこられました。一方、在日韓国人は、ただの出稼ぎです。こういうと、左巻きの人が色々屁理屈こねて難癖つけてくるかもしれませんが、どんな理屈を捏ねようとも、ただの出稼ぎはただの出稼ぎでしかありません。しかも、戦前は渡航制限をしていたのに密航してまで日本に来る韓国人が大勢いたし、戦後はわざわざアゴアシ付きで帰国させてあげたのに、それでも日本に残ることを選択した人たちが現在の在日韓国人ですから、少なくとも、彼らが日本に住み着いた経緯に限定して言えば、日本は何ら罪悪感を覚える理由も必要もありません。付け加えると、日本は北朝鮮に多くの人々を拉致されたという感情もあり、一方的な被害者、加害者の関係ではありません。

次に、現在でもまだ差別が残っているのかどうかという点についてですが、今年はコロナの影響で人の移動が止まってしまいましたが、昨年までは多くの韓国人が日本に観光や就業などの目的で来ていました。もし韓国人に対する差別が根強いというのが事実であれば、こんなに大勢の韓国人が日本に来たりしないでしょう。

また、日本の若者はファッションやK-POPなどを通じて韓国人を憧れの対象と見ており、差別の対象とは見ていません。そこへ「韓国人を差別するな」と言っても、果たして彼らの共感を得られるでしょうか?

というわけで、私は日本でこのような宣伝を打ち出しても広告効果はあまり期待できないと思っています。

最後に「ネトウヨ」のおじさん達に言いたいのですが、いちいちナイキに抗議したり炎上させたりしないでください。そうやって「差別が存在します」という既成事実を作ればまさに相手の思うツボ。まさに、ありもしない差別を作り出しているのは「ネトウヨ」のおじさんたちなわけで、なぜあなたたちは静観していることができないの?もちろん韓国を批判するなと言っているのではありませんよ。例えば拉致問題や徴用工問題やNO JAPAN運動など、明らかにおかしな問題は声を挙げて抗議していかなければなりません。ですが、まっとうな批判は差別的な発言を伴わなくてもできるはずです。

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