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「叶った夢と叶わなかった夢のはなし」編

私は来月から社会人になります。

卒業旅行を終えて、バイトの卒業日や大学の卒業式が近づいた今、これまでの大学生活を振り返ることが多くなりました。
そして言葉にして残しておこうと思ったけれどTwitterの140字では到底収まりきらないので、急遽noteを始めてみた次第です。

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突然ですが、私は大学二年生の頃まで広告代理店志望でした。
そして、大学に入学してすぐに入ったコピーダンスサークルが大好きでした。

代理店とダンスサークル、
これは私の二大叶わなかった夢、です。

大学で広告を専攻していた私は、授業でコピーライティングや広告の企画、制作を勉強していました。そしてクラスには、私より圧倒的な語彙力と表現力で言葉に力を持たせることのできる同級生がいました。しかも彼女は、私が一番仲の良い友人で、よって私はすぐ近くでそれを見せつけられることになったわけです。

また、三年夏に参加したCM制作会社のインターンシップでは、才能溢れる若い監督に出会ってしまいました。次から次へと素敵な企画を生み出すことが出来る人でした。ありがたいことに仲良くなり、これまたすぐ近くで監督の才能と努力を目にすることに。。

広告代理店のしかもクリエイティブ職に就くことは簡単なことではないと分かっていたからこそ、クラスで一番になれないのに代理店?気は確か?そう思いました。
そして、監督に出会い、
「勝てない」
そう思ってしまいました。

死に物狂いで努力したら、同級生の彼女にも年の近い監督にも追いつけたのかもしれません。でも、私にはそれが出来ませんでした。
就活を目前にして、絶対に時間が足りない、そう思ったからです。ただ、今考えると、単純に逃げただけなのかも、とも思ってしまいますが。そんなこんなで私は代理店を諦めました。

そしてもう一つの叶わなかった夢、ダンスサークル。
私は、大学に入学してすぐに入ったコピーダンスサークルが大好きでした。ずっとやりたかったダンスにやっと没頭できると思いました。でも、早めに就活を意識して学外活動を始めた私はたった半年でサークルを辞めました。それから学祭や新歓ライブのステージで踊る同期たちを見ては、感動と共に苦しみが押し寄せる日々を過ごしました。同期の一体感やどんどん上がっていくダンススキル、キラキラした同期たちをうらやましく思っていました。

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ただ、この時期になって大学生活を振り返ってみて、叶わなかった夢を持っていたから夢を叶えることが出来たということに気が付きました。

代理店を諦めたからこそ、私にはCM制作会社の制作職に就くという夢ができました。そしてその夢を見つけたのは、才能溢れる素敵な監督と出会った三年夏のインターンでした。
また、ダンスサークルを諦めて、学外活動に励んだからこそ、インターンに行くことも出来たし、私が就職活動を乗り越えるために必要不可欠だった沢山の経験をすることができました。

叶わなかった夢、それは未練で、その未練は私にとって思いの強さでした。それぞれに強い思いがあったから、叶わなかった夢に負けまいと一生懸命になれたような気がします。

叶わなかった夢をずっと自分にとってマイナスなものだと思い込んできたけれど、振り返ってみたらそんなことは全くなく、むしろ私の叶った夢に必要なエネルギーでした。

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私の叶った夢、それはCM制作会社の制作職になることができたこと。行きたかった会社で社会人一年目を迎えることが出来ること。広告業界を目指したきっかけの人に会えたこと。ライゾマダンスサークルに入れたこと。他にもたくさん。

叶わなかった夢があって、新しい夢が出来て、叶わなかった夢はその夢を叶えるエネルギーになって、叶った夢が増えていく。単純なことだけど、毎日必死で気がつくわけもなく過ごしていました。でも、振り返って気が付けてよかった。
叶わなかった夢はしっかりエネルギーに変えて、叶った夢は自信に変えて、これからも先に進んでいけます。

社会人になる、
まだまだ想像がつかなくて、考えれば考えるほど不安だけれど、それでも、夢を持ち続ける人でいたいと思います。

ここまで読んでくださった皆様、本当にお疲れ様でした。ぐちゃぐちゃな文章。思った以上に自分の頭の中は思いで溢れかえっていて言葉にするには難しく、私の語彙力も紡ぐ力も足りませんでした。なのにここまで、本当にありがとうございます。
疲れたでしょ。

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どうか皆さんの叶った夢は自信に、叶わなかった夢はエネルギーに変わり、皆さんの幸せで素敵なこれからが生まれて進んでゆきますように!


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