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GoTo「私は止めろと言っていた」は誰でも言える
先日、久しぶりの在宅勤務でお昼ご飯の時間だけ少しワイドショーを見ていたのだけど、相変わらずGoToトラベルのことが話題に上がっていた。
その中で気になったのが、感染者数が増えることに対するコメンテーターの
「だから私は1月前から止めろと言っていた」
という発言。もちろんテレビで言ってたことなので記録もあり、本当なんだと思うし、確かに1ヶ月前にGoToを止めていたら、もう少しマシな状況になっていたのかもしれない。じゃあ、なにが気になるのかというと
この人は止めた時の影響の責任は取らない
ことである。ちょっと失礼な言い方かもしれないけど、コメンテーターなので、危なそうであれば、安全側でとにかく
「やめるべき」、「慎重に判断すべき」
と言っておけば、何かあっても「私は言っていた」と言うことができる。
でも実際にそれを決断する人は、
それを止めることで起こる影響の全責任を取らないといけない
のである。だから
「止めるべき」は誰でも言えるけど「俺が止める」は簡単に言えない
のだ。責任を取る人たちは、確かに動きが遅いようには思うけど、たくさんの人の人生、生活の影響をそれぞれ考慮しながら、最適な答えを何とか導き出そうと慎重に判断しているのだと思う(もちろん自分自身の選挙もあるけど)。
コメンテーターも大切な仕事だと思う。でも「私はこう言ってました」というセリフは
まさにコメンテーターの無責任さを表している言葉だ
と改めて思ってしまったのだ。
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