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食事環境は大丈夫?わんちゃんが楽しくごはんを食べるための食器選び

わんちゃんの毎日の楽しみの1つと言えば、何といってもごはんですよね!嬉しそうにモリモリごはんを食べている様子を見ていると、私たちまで幸せな気持ちになります。 だからこそ、わんちゃんのごはんを入れる食器選びは、とっても大切!

あなたのわんちゃんは、どのような食器を使っていますか? 「食器なんて何だっていいんじゃないの?」と思っている方も多いと思いますが、とんでもない。食器選びが、わんちゃんの健康を左右することだってあります。

ということで今回は、わんちゃんの適切な食器選びについてご紹介していきます。

低すぎる食器の高さは危険!

わんちゃんの食器をどこに置いていますか?

ほとんどの飼い主様は、床の上に直接食器を置いているかと思うのですが、このときわんちゃんは自然と下を向きながらごはんを食べますよね。実は、下を向くと、わんちゃんの食道は逆さまになります。わんちゃんが飲み込んだごはんは、逆さまの食道を通っていくことになるわけですから、胃まで到達するのに時間がかかってしまいます。

健康なわんちゃんなら大きな問題にはなりませんが、パピーやシニアの場合は、食べたごはんが逆流してしまい、吐き戻してしまうこともあります。時にはノドのつまりの原因になってしまうことも…。また、下向きで長い間ごはんを食べていると、前足に負担がかかってしまいます。それがヘルニアや、腰痛の原因になってしまうことだってあるんです。

わんちゃんの健康のためにも、食事環境はしっかり整えてあげる必要がありそうですね! では、どのように改善するといいのでしょうか。

食器は、肩の高さがちょうどいい◎

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わんちゃんが下を向いてごはんを食べずに済むよう、テーブルを活用しましょう。 ただし、食器の位置が高すぎてもいけません。1番良い高さは、わんちゃんの肩の高さあたりに食器があるイメージです。肩の高さから-10cmほどになってもOKです。

さあ、わんちゃんの肩の高さに合わせた台やテーブルに、食器を置いてみて下さい。どうですか?ごはんを食べるとき下を向いておらず、なおかつすんなりと食べやすそうにしているようなら、それが理想的な高さと言えるでしょう。

安定した台を選ぶことがとっても大切!

●ガタガタと揺れない台が◎

最近では、わんちゃんの食器を置くための台やテーブルは、どこでもたくさん売っています。 ご自宅のインテリアに合わせて選ぶのもいいのですが、それよりもまず考えていただきたいことは、いかにその台が安定しているかということです。

例えば、わんちゃんはごはんを食べる時、食器を鼻でなめ回しますよね。熱心になめ回すあまりに、食器を鼻で押しまくると思います。わんちゃんが食器を鼻で押しまくっている時に、ガタガタと揺れてしまうような台はよくありません。不安定なだけでなく、わんちゃんによっては「ガタガタ」と台が鳴る音に怖がってしまいます。

食欲旺盛なわんちゃんなら怖がりながらも食べてくれると思うのですが、問題は食欲が少ないわんちゃんです。元々ごはんに興味関心が薄いわんちゃんは、ガタガタと台が鳴っただけで恐怖心を抱き、ごはんをやめてしまいます。いくら誘っても警戒して、食事台によりつきもしないでしょう。安心してごはんを楽しんでもらうためにも、ガタガタと揺れない安定した台を選んでくださいね。

●食器がしっかり固定されていることも大切!

食事台から食器がすべっていかないよう工夫された台を利用することも大切です。 わんちゃんが食器を鼻で押した時に、食器が台から落っこちてしまうようではいけません。 台の上にしっかりとお皿が固定されるタイプのものを選びましょう

食器素材も考えて選ぼう

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楽しい食事環境を整えるためには、食器選びも大切です。どのような食器の素材がいいのか、検証してみましょう。

●プラスチック製の食器

プラスチック製の食器にはカラフルでカワイイものがたくさんあります。 軽いので人にとっては扱いやすいのですが、食べている最中に食器が動いてしまいやすいという難点があります。 実際、我が家のわんちゃんは、プラスチック製のお皿が動くのが嫌だったらしく、すぐに使わなくなってしまいました…。 プラスチック製の食器は、傷つきやすいという難点もあります。

●ステンレス製の食器

ステンレス製の食器は、プラスチック製の食器より動きにくいです。それ以外にも、ステンレス製はプラスチック製よりも傷つきにくいため、長く使えるというメリットがあります薬剤でゴシゴシ洗ったり、熱湯をかけたりしてもOKですので、お皿を清潔にしておけるのはとても嬉しいポイントです

しかし、我が家のわんちゃんはステンレス製を使ってくれないどころか、近づいてもくれませんでした…。もしかしたら、自分の顔が映ってしまったのが怖かったのかもしれません。一方、我が家のとなりに住んでいるわんちゃんは、ステンレス製の食器をすんなりと使っていますので、わんちゃんそれぞれの性格によると言えます。とにかく、買ったら必ず使ってくれるとは限らないということは覚えておきましょう。

●陶器の食器

陶器の食器はどっしりと重たいため、人にとっては扱いづらい部分がありますが、重たい分食器が動きにくく、ごはんが食べやすいです!いくら鼻で食器を押しても食器が動かないので、我が家のわんちゃんも安心してごはんを楽しめるようです。 薬剤で洗ったり、熱湯をかけたりしてもOKですので清潔にしておくという点でも問題はないですね。ただし、陶器のお皿は重たいので洗っている最中などにうっかり落としてしまいがちなのですが、衝撃を与えるとすぐに割れてしまいますのでご注意くださいね。

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わんちゃんの大きな楽しみである食事時間。できるだけ長く、幸せな食事の時間を過ごしてもらうために、食器選びは慎重に選びたいところです。

わんちゃんの大きさや性格によって食べやすい食器は異なりますので、よくよく考えて選んであげて下さいね◎

●ライター:丘紫真璃
●編集:うしすけチーム

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