一心不乱にホリホリ…わんちゃんが穴掘りの仕草をする理由とは?
わんちゃんと過ごしていると、不思議なシーンを多々目撃します。その中でもよく見かけるのが、寝床やソファ、クッションなどを穴掘りするかのごとく必死にホリホリするシーン!「掘っても何も出てこないよ!」と、ついツッコみたくなりますよね(笑)実はホリホリする仕草の裏には、さまざまな理由が隠れていました…!
今回は、わんちゃんがホリホリする理由と、対策方法をご紹介いたします。
わんちゃんがホリホリする理由とは?
わんちゃんが不意に見せる、穴を掘るような仕草…。一心不乱にホリホリしている姿を見ていると、つい笑みがこぼれてしまう飼い主様も多いでしょう。では、一体どのような気持ちでしているのでしょうか?
●野生の名残りによる寝床づくり
わんちゃんの行動をよく観察していると、睡眠の前によくホリホリしていませんか?実はこれ、野生時代の名残りによる行動です。野生だった頃のわんちゃんは、穴を掘り寝床をつくっていました。それが本能として残っているゆえに、寝床づくりのためにホリホリするのでしょう。
寝床づくりのためにホリホリすることにで、余計にタオルやクッションが乱れてしまうこともあります。「そんなにぐちゃぐちゃでいいの?」と思ってしまいますよね(笑)少しぐちゃっとした環境が落ち着くのか、はたまた本能的なルーティンの意味合いが強い行動なのかもしれませんね。
●狩りをしようとしている(ハンティング行動)
テリア種やダックスフンド、ボーダーコリーなどは、元々穴に潜り込んで獲物を捕まえる、いわゆる猟犬として活躍していました。その名残りで、ホリホリをするのが好きなわんちゃんもいます!ただ単純に、楽しく遊んでいるのでしょう。
●ストレス発散
飼い主様の生活スタイルによっては、なかなかお散歩に連れて行ってあげられないことがあるかと思います。そんな時わんちゃんは、運動不足によるストレスが蓄積してしまいます…。そのストレスを発散するために、ホリホリすることもあります。
●常同障害になっている可能性も…
ホリホリを日常的に長い時間行っている場合は、常同障害を疑いましょう。常同障害とは、ある行動を続けていないと不安になってしまう、いわゆる不安障害の一種です。
ホリホリの対策について
先ほどお話したように、ホリホリは野生の本能である可能性が高いです。一種の習性ですね。そのため、寝床づくりのためには、好きなようにさせてあげるのが飼い主様の愛情かもしれません。
一方で、ソファやクッションは、破けの原因になってしまうことも事実です。場合によっては爪を傷つけてしまうことも…。ということで、ホリホリをやめてほしいときの対策をシーン別にご紹介したいと思います。
●他のことに気を紛らわす工夫を
ホリホリしないためにも、他に気を紛らわせるようにしましょう。オススメは、おもちゃで遊んであげることです。ただ、ホリホリしている最中におもちゃを与えると、「ホリホリ=遊んでもらえる!」と誤解してしまいます。
そのため、遊ぶ前に「ホリホリしちゃだめだよ」と、きちんと注意をしましょう。もし強く注意してしまうと、恐怖心によるストレスで、より行動を助長させてしまう可能性があるからです。そのため、決して感情的に叱りつけないようにしましょう。とにかく端的に、淡々と低い声で伝えるのがポイントです。
●ストレスを解消してあげよう
運動不足によるストレスが原因のようでしたら、とにかくお散歩などに連れ出してあげましょう。ドッグランなどで思い切り身体を動かすのもいいですね◎運動は、わんちゃんの健康を維持するためにも大切なことですので、きちんと時間を割いてあげましょう。
●常同障害を疑う場合は、専門家に相談を
異様なほど長い時間ホリホリする場合は、普段の生活ではなかなか治すことができません…。もし疑いがあるようなら、速やかに専門家や獣医師に相談しましょう。
いかがでしたでしょうか?
わんちゃんの穴掘り行動は、野生の名残であることがほとんどです。寝床づくりのホリホリは、ある意味でわんちゃんらしい習性なのです!そのため、できるだけ自由にさせてあげましょう。ただし、ストレスなどが原因の場合は、速やかに解消できるように心がけることが大切です!
また、きちんと「これをホリホリはダメだよ」と学習させることも大切です。そうすることで、飼い主様とわんちゃんお互いがハッピーになれるでしょう◎
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