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[備忘録 #2]〜高額〜『アフリカ渡航用に接種した、ワクチンの種類と料金の記録@東京都内』

1. はじめに

特別な海外渡航用のワクチンは打たずに、過去に何度も海外渡航をしていた。ヨーロッパやリゾート地が中心だった頃は問題がなかったものの、渡航範囲が広がるにつれてだんだんと不便になっていった。イエローカード(黄熱病ワクチン接種記録)を持っていないことで経由できない国が出てきたり、ワクチンを打っていないからと、海外での野犬や帰国後の体調不良に必要以上にビクビクしたりし始めたからだ。
打たなかったのにはいくつか理由があった。海外渡航用ワクチンは全て保険外診療で、費用が高額な点。2回や3回の複数接種が必要なものが多く、連続して通う必要がある点などだ。数年悩んでいたが、長期滞在の予定が立ったため、旅の区切りの良いタイミングで一気に打つことにした。


2. 接種記録

 2-1. 2023年7月 *黄熱病のみ

黄熱 ¥23000
※イエローカード発行代含む

合計 : ¥23000 / 副反応 : 腕の痛み(〜翌日)

接種 : 日本検疫衛生協会東京診療所 (東京駅)

 2-2. 2024年4月(1/4回)

初診料(診察)         ¥2970
A型肝炎-1回目  ¥8800
B型肝炎-1回目  ¥8800
腸チフス    ¥13200
狂犬病-1回目  ¥16500

合計 : ¥50270 / 副反応 : 頭痛(〜翌日)

接種 : 品川イーストクリニック(品川駅)

 2-3. 2024年4月(2/4回)

Tdap-1回目  ¥9900
狂犬病-1回目    ¥16500
水疱-1回目       ¥8030
MMR(麻疹・おたふく・風疹)   ¥13530

合計 : ¥47960  / 副反応 : 無し

接種 : 品川イーストクリニック(品川駅)

 2-4. 2024年5月(3/4回)

A型肝炎-2回目 ¥8800
B型肝炎-2回目 ¥8800
狂犬病-3回目 ¥16500
髄膜炎菌   ¥16500
合計 ¥50600 / 副反応 :腕の痛み(〜翌々日)

接種 : 品川イーストクリニック(品川駅)

 2-5. 2024年5月(4/4回)

水疱-2回目 ¥8030

合計 ¥8030 / 副反応 : 腕の痛み(〜翌日)

接種 : 品川イーストクリニック(品川駅)

3. ワクチンに関するメモ

・腸チフス 有効期限 : 約3年
・狂犬病  必要に応じて
・髄膜炎菌 有効期限 : 約5年
・A型肝炎-3回目 : 6ヶ月〜2年後に打つ
・B型肝炎-3回目 : 6ヶ月〜1年後に打つ

A型・B型肝炎ともに、国産ワクチンを打ったが、3回目がまだ残っている。その際、スケジュールや一時帰国で接種が叶わなかった場合は、海外で互換性のあるワクチンを打てば良いとのことだった。

4. ワクチンの総額

1. 23000円
2. 50270円
3. 47960円
4. 50600円
5.   8030円
1+2+3+4+5=179860円/5回分

上記で終わりではなく、2025年4月に「A型肝炎3回目(¥8800)」「B型肝炎3回目(¥8800)」の接種を予定している。追加で17600円がかかる予定。

1796860+17600=197460円

合計 197460円/6回分

→約20万円かかる結果となった


5. クリニックの感想

 5-1. 日本検疫衛生協会東京診療所

▪️選んだ理由
・知人が行っていたから
・万が一イエローカード(黄熱病接種カード)を紛失した際、東京駅のクリニックなら再発行が行いやすいと考えたから

▪️メリット
・アクセスが良い(東京駅)
・東京駅から一番近い(黄熱ワクチン取扱)クリニック
・比較的安価だった

▪️デメリット
・予約がとりにくい
支払い方法が現金のみ(2024年4月よりクレジットカード対応)

▪️感想
・医師は可もなく不可もなし
・古い建物で、衛生面に心配さを感じた

 5-2. 品川イーストクリニック

▪️選んだ理由
・知人が行っていたから
・無料でワクチン手帳をもらえるから
・取扱ワクチンが豊富だったから
・万が一ワクチン手帳を紛失した際でも、品川駅のクリニックなら再発行が行いやすいと考えたから

▪️メリット
・アクセスが良い(品川駅)
・予約がとりやすい
・併設されたクリニックで渡航前健診なども受けることができる

▪️デメリット
・安価ではない(高価でもない)

▪️感想
・クリニックが綺麗で清潔感がある
・医師、受付、看護師みんな感じが良い
・待合室に渡航先別のチラシなどが置いてあり、情報収集に良かった
・医師がアフリカ赴任経験者で、診察時に現地の話ができて有意義だった


6. クリニックHP

ホームページを見ると、各ワクチンの料金が記載されている。コストを抑えたい人は、初診料やワクチンの料金等をホームページで確認して、事前にクリニックを比較しておくことを強くすすめる。

 6-1. 日本検疫衛生協会東京診療所

 6-2. 品川イーストクリニック


7. 黄熱病や狂犬病ワクチン等の接種を検討している人へ

▪️準備
・母子手帳を手元に取り寄せておく
・渡航予定の月を明らかにしておく

▪️注意
・早く打ちすぎない(有効期限のあるワクチンに注意する)
・「7日後」「1ヶ月後」に2回目を打つ必要があるなど、ワクチンによっては接種間隔が決まっている。定められた接種感覚で接種可能か、自身の予定を確認する。

▪️その他
・予算の上限がある人は、輸入ワクチンと国内ワクチンで安価な方を希望したり、医師に予算を伝えたりすると良い〈例 : 品川イーストクリニックでは、A型肝炎は国内ワクチンの方が輸入ワクチンよりも安価。値段差は2倍

アフリカに観光旅行をする程度なら、黄熱病ワクチンの接種をするかしないかの判断で良いと思う。自身も、南アフリカやケニアなどの比較的都会なアフリカへは、黄熱病のみで複数回渡航していた(※黄熱病すら打たずに、モザンビークをはじめとするアフリカへ渡航をしていたこともある)。
もちろん、懐事情・健康・行き先による。とはいえ、基本的には黄熱病のみで事足りると思う(※個人的見解)。なお、イエローカードが必須な場合もあるため、目的地だけでなく経由国にも注意して判断すること。


8. おわりに

母子手帳と照らし合わせながら、今後の渡航予定を医師と相談し、今回10種類のワクチンを打った。
ワクチンによっては、国産か輸入かを選ぶことができたが、基本的に医師に一任した。ただ、A型肝炎・B型肝炎は私の場合国内ワクチンの方が良さそうな診断が出たため、国内製を選んだ。どのワクチンも特に大きな副反応に苦しむことがなくて良かった。
ただ、一点失敗したと感じたことがあった。(品川イーストクリニックへは)次のアフリカ渡航日から4ヶ月前に接種へ行ったが、自身の場合は、実際は約2ヶ月前に通うが丁度良いようだった。有効期限があるワクチンを考慮、確認してから行くべきだった。

日本国内でのワクチン接種を検索しても、どこが良いのかや何を打ったのかのレポートは出てこなかった。出てきたとしても、青年海外協力隊や会社併設クリニックでの接種で、リアルな金額などは見えてこなかった。私のような人がいたら、ぜひ参考にしてほしい。


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