後路 アンナ (Ushiro Anna)| 旅のアレコレ

後路 アンナ(Ushiro Anna) | 旅の記録 | 備忘録 | 旅行エッセイ『い…

後路 アンナ (Ushiro Anna)| 旅のアレコレ

後路 アンナ(Ushiro Anna) | 旅の記録 | 備忘録 | 旅行エッセイ『いつもどこかでなにかしら』| 二度と会わないだろう旅先で会った人とか、クスッと笑った出来事とか、とびきり印象に残っている食べ物とか、いろんなことを、マイペースに残していこうと思う

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はじめに

物心つく前から、外国は身近な存在だった。幼少期から、父は毎年一人で海外旅行へ行っていたし、長期休みには家族でも出かけたからだ。 韓国や中国などのアジアをはじめとする、色々な国や場所に連れて行ってもらったけど、長年一番身近に感じていた外国はハワイだった。ハワイは、幼少期の我が家の定番の旅行先だった。小学生高学年の頃は、自分の誕生日を家族でハワイで過ごしたこともあった。 とはいえ、幼少期のハワイの思い出は、今や断片的なことしか覚えていない。ABCストアのレジ付近にあるフローズ

    • [備忘録 #3]〜海外で働く〜『海外派遣労働者健康診断』を受けてみた @品川イーストクリニック

      1. はじめに 海外に長期滞在が決まったので、健診を受けることになった。どこのクリニックで受診するか、どの項目を選ぶか悩んだが、比較するにもリアルな情報が少なくて困った。 健診当日にかかった時間や金額などを公開し、似たような立場の方の参考になれば嬉しい。 2. 受診したクリニック 3. 健康診断の項目 4. かかった時間 5. かかった金額 6. 受診してみて 項目が少なく、これで良いのかと拍子抜けしてしまうほどだった。前日21時以降の食事が不可なだけで、特に事

      • [備忘録 #2]〜高額〜『アフリカ渡航用に接種した、ワクチンの種類と料金の記録@東京都内』

        1. はじめに 特別な海外渡航用のワクチンは打たずに、過去に何度も海外渡航をしていた。ヨーロッパやリゾート地が中心だった頃は問題がなかったものの、渡航範囲が広がるにつれてだんだんと不便になっていった。イエローカード(黄熱病ワクチン接種記録)を持っていないことで経由できない国が出てきたり、ワクチンを打っていないからと、海外での野犬や帰国後の体調不良に必要以上にビクビクしたりし始めたからだ。 打たなかったのにはいくつか理由があった。海外渡航用ワクチンは全て保険外診療で、費用が高

        • 【海外旅行・便利グッズ】ヨーロッパ〜アフリカを旅する日本人女性が『海外旅行に必ず持って行く10の快適グッズ』

          はじめに コロナが明けて、周りに海外旅行者が増えた。それに伴い、機内や旅先でのおすすめグッズの情報交換を頻繁にするようになった。そこで今回、旅のスタメングッズをリストアップしてみた。 1. ネックピロー[無印良品] 機内用。自分で膨らますタイプや別のブランドのものなども試したが、一番最初から膨らんでいるこの無印のタイプに着地。折りたためない分荷物にはなるけど、移動時はリュックの外側につるしておけば良し。外側にひっかけるのが嫌な時は、リュックの一番下に押し込みます。嵩張る

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          [備忘録 #1]キリマンジャロ登頂用・高山病予防薬『ダイアモックス』購入@品川イーストクリニック

          1. はじめに アフリカ渡航用ワクチン接種の際、医師との診察で『キリマンジャロに登る可能性はありますか?』ときかれた。特に登山の予定はしていなかったけれど、今後する可能性が大いにあると考えたため、念のためキリマンジャロ登山用の高山病予防薬を購入した。 2. 購入した場所(都内) ・病院 : 品川イーストクリニック ・最寄駅 : 品川駅 3. 料金 ※2024年4月時点 4. まとめ ワクチン接種のために複数回通院した。1度目の初診の際に薬の話を伺い【初診料】、2

          [備忘録 #1]キリマンジャロ登頂用・高山病予防薬『ダイアモックス』購入@品川イーストクリニック

          〔旅エッセイ #5〕ありがとうベトナム航空 〜インド・トランジットビザ〜

          2023年8月。ベトナムのハノイから、インドのムンバイへ向かう便での出来事だ。その日はハノイで一日遊んだ後だった。ベトナム航空でムンバイをを経由して、ナイロビへ入国する予定だった。つまり次に向かう場所は経由地のインドである。 実はこの時、一つだけ不安なことがあった。インドのトランジットビザだ。 Googleで【 インド トランジット ビザ 】と調べると、【インドの国際線の乗り継ぎを行う際、第三国からインドに入国し、24時間以内にインドを出国する国際乗継便の航空券を保有し、空

          〔旅エッセイ #5〕ありがとうベトナム航空 〜インド・トランジットビザ〜

          〔旅エッセイ #4〕ありがとうエールフランス 〜関西空港からシャルル・ド・ゴールド空港〜

          2022年のクリスマスイブは、フランスへ向かっていた。イブの夜はパリで一泊し、その後南アフリカへ行く予定だった。出発は大阪の関西空港。行き先はパリのシャルル・ド・ゴールド空港。航空会社はエールフランスだった。 飛行機を降りたらメトロでホテルへ。荷物を置き、夕方のパリを少し散策。その後は簡単なクリスマスディナーを予定していた。そのため、宿泊先はメトロがある駅の目の前のホテルを探して予約していた。空港に着いたらメトロの移動を楽しみながら、街へ繰り出すぞと意気込んでいた。 そん

          〔旅エッセイ #4〕ありがとうエールフランス 〜関西空港からシャルル・ド・ゴールド空港〜

          〔旅エッセイ #3〕忘れられない部屋_Wien

          上海の中華料理屋に入ったとき。クアラルンプールのチャイナタウンへ行ったとき。瞬時に記憶が蘇り、思い出してしまうひとつの部屋がある。あの強烈な匂いによって。 その匂いをかぐと、記憶が一気に蘇る。日本にあるジャパナイズされた清潔な中華料理屋や、日本人観光客で溢れた中華街では嗅ぐことはできない。八角とも花椒とも違う。日本のごま油やサラダ油なんてものとは全く違う。あれは一体、なんの匂いと呼ぶのが正しいのだろうか。 記憶の先はウィーンにあった。ウィーン大学に留学してる友人の学生寮だ

          〔旅エッセイ #3〕忘れられない部屋_Wien

          〔旅エッセイ #2〕雨降る大晦日での、カフェタイム_Amsterdam

          2023年の大晦日だった。大晦日だ、と自分で思わなければ、その日が大晦日だなんてとても思えないぐらいに、街中はフツウだった。 そして、大晦日だがなんだがは関係ない。冬でも夏でも関係ない。アムステルダムへ行ったら、絶対に食べたいと思っていたものがあった。「CafeWinkel43」のアップルパイだ。オランダのガイドブックには必ず載っていたし、SNSでもよく見かけていた。 お目当てのお店は、アムステルダム駅から徒歩で行ける距離だった。大粒の雨が降る中、縦長の家が並ぶ「ザ・アム

          〔旅エッセイ #2〕雨降る大晦日での、カフェタイム_Amsterdam

          〔旅エッセイ #1〕Brätwurst(ブラードヴルスト)とともに_Wien

          2018年のクリスマスシーズンはウィーンにいた。私にとって、人生2回目のウィーンだった。 アイルランドに留学していた頃に出会った友人が、ウィーン大学に留学をしていたのだ。一人で遊びに行くには絶好のチャンス。そして、ウィーンに行くなら絶対にクリスマスシーズンだ!と願っていたので、今回は念願の旅だった。 とりわけ私がヨーロッパを好きになったのは、大学生になってからだ。でも、クリスマスが好きなのはずっとずっと昔から。通っていた幼稚園は、キリスト教系の幼稚園だった。園はチャペルを

          〔旅エッセイ #1〕Brätwurst(ブラードヴルスト)とともに_Wien