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【ただのつぶやき】5月5日に思うこと

こんにちは!

GWも終盤戦ですね。我が家は、昨日までの間、実家や親戚の家を回ったり、草刈り&田植えをしたりで・・・休みの方が忙しい感じで過ごしておりました。本日は朝から全身筋肉痛でございます(笑)

やっとこさ今日は後片付け的な日でゆるっと過ごせそうです。そして明日は1日フリーになりそうです。家族で遊びに行こうかな~って思っています(^^)

その明日なんですが・・・明日は「こどもの日」ですね!

「こどもの日」というのは、そもそも『こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する』日(祝日法第2条)、とのことです。

・・・父は!?って突っ込みたくなりますが、まぁそれは野暮でしょう。(笑)

さて、「こどもの日」と聞くと、「端午の節句」を思い浮かべる人も多いと思います。

もともと、「端午の節句」というものののルーツは、奈良時代ごろまで遡ると言われています。また、”男の子のためのお祭り”という性格は、武家社会の発展と共に、江戸時代ごろから強くなったそうです。

一方「こどもの日」というのは、昭和23年(1948年)制定です。もともと「端午の節句」があった時期に、あとから「こどもの日」ができた、という流れになっています。

もちろん「こどもの日」の対象は、男女の別などありません。われわれ大人としては、ひろく多くの子どもたちの、健やかな成長を願いたいものです。

・・・

5月5日というと、前述のように「端午の節句」ないし「こどもの日」が思い浮かぶ人が多かろうと思いますが、今日はそこにもう一つ、頭の片隅に入れておいていただけると嬉しいな・・・というものがあります。

それは「児童憲章」です。

昭和26年(1951年)の5月5日に、児童憲章制定会議(内閣総理大臣により招集された、国民各層・各界の代表で構成された会議です)により、制定されたものです。

私との出会いですが・・・防災士の勉強を始めた約5年前ぐらいのころ、そのときは時を同じくして、児童福祉にも若干興味を持ち始めた時期でもあり、いくつかそういった方面の本を読んでいたりしました。そんな時、何かの本(覚えていません💦)に、この「児童憲章」が載っていて・・・非常に頭に残ったのです。

制定されたときの時代背景としては・・・第2次世界大戦後まもなく、日本国憲法(1946年)や、児童福祉法(1947年)が制定されたものの、国としてはどうしても、戦災孤児対策や、浮浪児対策の方を優先して取り組んでいる・・・言い方を変えれば、そっちに手を取られすぎて、他に手が回らない・・・そんな時代だったようです。

そのような中、社会や、国民一般の、児童に対する責任を明確にすべく制定されたのが、この「児童憲章」となります。

この憲章というのは、法律(法令)ではないので、拘束力はありません。しかしながら、今なお、児童に対する福祉や教育といったものを考える際の、大きな指針になっていることは間違いないものとなっております。

お時間が許す方は、ぜひ以下をサラッとでいいので、ご覧いただけると嬉しいです(※細かい表現うんぬんよりも、全体を通してどんなことを伝えようとしているのか、そのニュアンスを感じていただく方が良いかと思います)

児童憲章

われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。

児童は、人として尊ばれる。
児童は、社会の一員として重んぜられる。
児童は、よい環境の中で育てられる。

一 すべての児童は、心身ともに健やかにうまれ、育てられ、その生活を保障される。
二 すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもつて育てられ、家庭に恵まれない児童には、これにかわる環境が与えられる。
三 すべての児童は、適当な栄養と住居と被服が与えられ、また、疾病と災害からまもられる。
四 すべての児童は、個性と能力に応じて教育され、社会の一員としての責任を自主的に果たすように、みちびかれる。
五 すべての児童は、自然を愛し、科学と芸術を尊ぶように、みちびかれ、また、道徳的心情がつちかわれる。
六 すべての児童は、就学のみちを確保され、また、十分に整つた教育の施設を用意される。
七 すべての児童は、職業指導を受ける機会が与えられる。
八 すべての児童は、その労働において、心身の発育が阻害されず、教育を受ける機会が失われず、また、児童としての生活がさまたげられないように、十分に保護される。
九 すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され、悪い環境からまもられる。
十 すべての児童は、虐待・酷使・放任その他不当な取扱からまもられる。あやまちをおかした児童は、適切に保護指導される。
十一 すべての児童は、身体が不自由な場合、または精神の機能が不充分な場合に、適切な治療と教育と保護が与えられる。
十二 すべての児童は、愛とまことによつて結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。

児童憲章(文部科学省HPより)

読んでみて、どのように思われるでしょうか。私は・・・この文を読むたび、いつも襟を正されるような、そんな思いに駆られます。

世は令和です。もはや戦後というような時期ではありません。暮らしははるかに豊かになり、身の安全に精神をすり減らすことなんて・・・そういう思いは、ほぼしなくてもよい世の中になっていると思います。

にもかかわらず、この憲章が目指したようなものを、私たち大人は、子どもに対して与えられているのだろうかと、疑問に感じる日も多いのです。

それはもちろん、私に対しても思うのです。大人として、親として、もっと何かできるんじゃないだろうかと・・・時に寂しく、時に切なく感じるのです。

親としてわが子に対して、また、防災士や保育士として周りの子に対して、枝葉末節に走らず、このような基本的な態度をちゃんと根底に据えられた振る舞いをしなければなぁ・・・と。

5月5日を前にして、そんなことを思いながら、今後の活動への思いを新たにするとこです(><)

よーし、明日5月5日は、いっぱい家族サービスするぞー!!(いつもしなさい)

・・・おわり


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いつもは、子どもにまつわる防災&応急手当に関する記事を、月1(+臨時で不定期)で書いています!どれも、忙しいパパ・ママ向けの、サラッとライトな内容なので、ぜひ一緒に見ていってもらえると嬉しいです(^^)下に、過去の記事をマガジン形式で纏めましたので、ぜひご覧ください!

また、私の日々思っていることや、好きなことなど、私がどんなやつなのか、どんな考えをもっているやつなのかが分かりやすい記事については、下の【ただのつぶやき】シリーズが、わかりやすいかもしれません。少しでも「パパ防災士:牛尾崇彦」個人に興味を持たれた方は、覗いていただけると嬉しいです!

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