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『サクラ大戦』に思う

マジメゆえ、本日はですます調です。どうしても辛口な意見になってしまいます。各作品の内容にも言及します。

〈日記〉
・誕生日でした。28になりました。
そんな話はどうでもいいので本題に入ります。


〈本題〉
本日、スマホゲーム『サクラ革命』がサービス終了します。『サクラ革命』は『サクラ大戦』シリーズの系譜を継ぐ作品という立ち位置を与えられ、おそらくはかなり力を入れて作られたアプリだったのだと思います。正直に言えば、リリース当時から、サービス終了の気配は感じていました。ストーリーはなかなかに面白いもののゲーム性が凡庸に感じたからです。都道府県ごとに花組の乙女がいるという設定そのものはとても良かっただけに、とても残念な気持ちです。

私は『サクラ大戦』シリーズの大ファンで、おそらくはオタクです。

サクラ大戦・・・1996年~
時は蒸気文明の発達した”太正”時代。
平時は”歌劇団”歌と踊りで舞台に立ち、非常時は都市防衛機構”華撃団”として戦う乙女たち、そして彼女たちを率いる隊長の闘いの物語

特に好きなキャラクターはマリア・タチバナ、エリカ・フォンティーヌ、ロベリア・カルリーニです(さくらも織姫もレニもグリシーヌもジェミニもダイアナも好きです。全員好きです。)。好きな楽曲は『ゲキテイ』『御旗のもとに』『地上の戦士』はもちろん、『夢のつづき』『恋の発車オーライ!』『イカルスの星』『花の巴里』『黒猫ルンバ』『Kiss Me Sweet』・・・挙げきれないのでやめます。『4』の巴里華撃団出撃のシーンは、今思い出しても目頭が熱くなる思いです。マリアさんが隠れて女の子っぽい衣装を試着しようとしているイベントが大好きです。

本当は口に出したくもない議題なのですが、このまま『サクラ大戦』というコンテンツは消えていってしまうのでしょうか。

2019年に待望の続編『新サクラ大戦』が発売されました。もちろん私は予約開始日に予約限定版を予約をし、当時そもそもPS4を持っていなかったので『新サクラ大戦』をプレイするために買いそろえました。

今まで口に出してきませんでしたが、1年半越しに感想を書きます。

良いところもいっぱいありました。グラフィックはもちろんキレイになっていましたし、内容についても、”世界華撃団構想”という前作までの悲願が実現しており、「ラチェットさんが苦労したのかな」とか感心した覚えもあります。花札のミニゲームがあったのもよかったです。一つのゲームとしては満足な出来でしょう。(一番良かったのは前作までのブロマイドを花組ファン”西城いつき”に見せた時の感想でしょうか。「わかる~、この子と友達になりて~」と思うことしきりでした。彼女とのエンディングが欲しかったです。)

しかし、どうしても思ってしまいました。「私たちのやりたかった『サクラ大戦』の続編はこういうものじゃない。」

ヒロインが何となく前作までの誰かしらと掛け合わせたような感じになっているというのは、まあ、ヒロインの属性に限りがある以上仕方のないことでしょう。(”望月あざみ”は新機軸でした。かわいかったです。キャラソンもかわいかったです。)
主人公と敵キャラにあまり魅力がなかった、というのもまあ本筋に関係ないのでいいでしょう。
いわゆる無双系になり、全キャラの操作ができなくなり戦略性がなかったというのも、昨今の流行りもあるので納得しましょう。
そもそも私は『サクラ大戦』でフィールドを歩きまわる必要はなかったとも思いますが、それは流石に私のエゴです。

やはり一番許せないのは、異世界”幻都”に封印されるという前作までのキャラの扱いでしょう。
もちろん、私たちの愛した彼女たちだったら、今一度帝都に危機が訪れれば危険を顧みず闘いに赴くのでしょう。それは理解できます。
現実的な話として新しい『サクラ大戦』を作るにあたって、前作のキャラに頼ってはいけないという制作陣の強い決意もあったのでしょう。その思いは否定はしません。

しかし、それでも、私たちが夢見た未来は、アイリスが花組のエースになっている世界だったはずで、マリアが花組の指導員(多分副指令)になっている世界だったはずで、さくらが立派なOBとして存在している世界だったはずなのです。少なくとも、帝都を、巴里・紐育を、守り切った彼女たちには幸せな未来しか存在しないのだと、そう信じていました。それなのに、あんまりな仕打ちだと一年半経った今でもこれだけは納得できません。

私は諦めない。きっと彼女たちは幻都での闘いに勝利して自力で封印を解いて帰ってくるはずだ。帰ってこなければならない。それで、ちょうど新華撃団がピンチだったところを颯爽と助けてくれるんだ。幻都は時の流れが違うので、出撃以降は年をとっていないんだ。カンナが一人年をとったすみれに軽口をたたくんだ。それにすみれが涙を流しながら軽口を返すんだ。それを見たみんながすみれを労う一言をかけてくれるんだ。そんな未来がきっとある。多分、新生巴里花組の支配人は改心した怪人シゾー(もといムッシ・モンストル)でそれを見たエリカが「あ~、シゾーさんじゃないですか~」とか言うんだ。グリシーヌとコクリコは怪しんでロベリアが軽口をたたいて花火はお礼を言うんだ。そういう未来がきっとある。お願いだからあってくれ。

これが私の気持ちです。書いていたら本当に涙が出てきました。
セガの制作陣の方々お願いなので続編を作ってください。このままでは私たちは死んでも成仏できません。私たちを成仏させてください。製作費が足りないならクラウドファンディングか何かやってくれれば寄付もします。本当にお願いします。


暗い気持ちのまま終わるのもどうかと思いましたので、もう少し続けます。私が一好きなのはやはり『3』です。帝都花組の仲の良さを家族的とすれば、巴里花組は部活動みたいな仲の良さがあって好きです。多分、一緒に暮らしていないというのが大きいんだと思います。それゆえの個々人の個性の強さみたいなものが他の華撃団に比べて圧倒的に高い。それがすごく好きです。

最終決戦前のエリカとの会話シーン、いいですよね。あれでエリカを一気に好きになった気がします(表情がすごくいい)。いや、おはようダンスの段階で好きだった気もしますね。暗い過去と明るい性格のギャップもいいですよね(それは他のキャラにも言えそうですが)。

ロベリアはメインヒロインに選んだ時の最終決戦で仲間を鼓舞するシーンがたまらなく好きです。一人だけ特殊エンディングなのも好きを通り越してもはやずるいです。『4』のエンディングもいいですよね。あと後半のOPムービー(6話か7話で流れるやつ)のロベリアかっこいいですよね。大神との高信頼度合体攻撃が(比較的)おしゃれなのもポイント高いです。(グリシーヌのは恥ずかしくて・・・)

シリーズで一番好きなちびっ子はコクリコです。一般的な幸せを手に入れてほしいです。コクリコはこれ以上幸せになれないような現実は断固として認めません。

後メルとシーがかわいいです。プレイ中ずっと「メルかわいい」と思ってはいたのですが、エンディングの別れのシーンで「あれ、シーこんなにかわいかったか?」と思い知らされました。そのあと、「メル健気すぎてかわいい」ってなるんですけどね。(グランマとの別れもよかったです)

敵キャラも輝いてます。シゾーとナーデルはコメディリリーフとしていい味を出してるし、コルボーとかも不気味でいい感じです。
多分私が『3』を他の作品より高い位置に置いてるのはサブキャラクターと敵キャラクターのおかげだと思います。

そろそろ、何が言いたいか分かりますね?
そうです。そろそろ『3』(できれば『4』も)(さらにできれば『V』も)をリメイクとは言わないので、現代のハード機で遊べるように出してほしいということです。本当にお願いしますよ、セガ様。

好きな『3』の話を書き殴ってたら気持ちが落ち着いてきました。

みんな『サクラ大戦』をやりましょう!!

全然言い足りないので、そのうちまた書きます。今度は純然たるおススメ記事を書きたいです。

1と2のプレイ日誌も書きたいなあ。

暑い日が続きますが、粉骨砕身の覚悟で頑張りましょう。

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(7/20)

追記:
マリアさんのアピールポイントは3億個くらいあるので割愛。委員長タイプなのに料理もできるというのもポイント高い。(毎回ボルシチだけど)

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『サクラ大戦全曲集』、満足度が高すぎて未だに何度も聞いちゃう。内面に花組のサインがあるのがとても良い。

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ロベリアのサイン。怖っ。強っ。

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エリカとグリシーヌのサイン。エリカは想像より字がうまい。グリシーヌのはどう見てもサインじゃない。

というかロベリアとグリシーヌは、そのサインどこでするんだ?君たち女優活動の名義はそれじゃないだろ。
察するにロベリアは犯行現場にこのサインを残していってるな。グリシーヌのはただの署名。女優名のサインも見てみたい。ロベリアは筆跡も変えてそう。

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全体。アイリスのサイン・・・かわいい。

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