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ローマで最も美しい広場と言われるナヴォーナ広場

バロックの噴水や建物が美しいナヴォーナ広場。無料の野外博物館のようです。

噴水は3つ

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広場の南側にある「ムーア人の噴水」

最初は水盤だけがあり、19世紀に水盤の中央にベルニーニの下絵をもとに造られた噴水。イルカと戦うムーア人を表現。


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広場の北側にある「ネプチューンの噴水」

こちらも水盤だけが先にあり、19世紀になって、ネプチューン、海の精、キューピットなどを制作。


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広場中央の大きな噴水は、1651年完成のベルニーニ設計の「四大河の噴水」

ナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタ川を擬人化した像を配置。

キリスト教の勝利を表現したとされてます。

ベルニーニは、「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニにつくられた」と讃えられたバロック芸術の巨匠。

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中央のローマ時代のオベリスクがひときわ目をひきます。

写真右側の像のポーズが少し変。これはラプラタ川の像。後ろの建物が倒れかかるのを防ごうとしてるポーズにも見える?

後ろの建物はボッロミーニ設計の「サンタ・ニェーゼ・イン・アゴーネ教会」

ベルニーニとボッロミーニは同時代に活躍した、いわばライバル。

ボッロミーニの教会に対するベルニーニの皮肉だと、面白おかしく伝わったエピソード。

ただ実際は、噴水が教会より先に建てられているので、この話の信憑性は怪しい("⌒∇⌒")r


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縦長のナヴォーナ広場。

紀元1世紀古代ローマ時代、ここはローマで最初に造られた競技場でした。

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広場の裏側に、古代ローマ時代の遺跡の一部が残っています。

8世紀に教会、15世紀には市場へ。

今の広場の形になったのは17世紀。

ローマの歴史とともに変化してきたナヴォーナ広場。

現代では、ローマっ子や観光客の憩いの場に。

広場のおしゃれなカフェのカプチーノで休憩。素敵ですね(^^)




























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