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石見銀山で亡くなった人たちの霊を供養した五百羅漢

18世紀中頃 銀山の採掘現場は危険と隣り合わせ。

命を落とした人も少なくありませんでした。

亡くなった人たちの霊やご先祖の霊を供養するために建てられた羅漢寺。

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左右の石窟に250づつ安置されている五百羅漢。

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大森代官所の役人や当時の代官、領内に人たちの援助や協力のもと、石工が25年かけて造られた五百羅漢。

笑顔だったり泣き顔だったり、様々な表情や姿勢の五百羅漢。

ここにお参りすることで、亡くなった父母や子の面影に会えると、集まって来た人々。

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五百羅漢とは、お釈迦様に従っていた五百人の弟子のこと。

世間一般の欲望などは全て超越。

でも、仏や菩薩の域にはまだ達成出来てない五百羅漢。

人間と仏様の間の存在。

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石窟の五百羅漢を拝観することは出来ますが、写真撮影は出来ません。

目と心に焼きつけましょう。

羅漢寺五百羅漢は世界遺産「石見銀山とその文化的景観」の構成資産です。


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