夢日記710 ~ 早く出勤しないと ~
朝、食事をしようと思ったが、すでに食事を終えていなければいけないような時間であった。このままでは出勤が遅れてしまうので、私は急いで食事をしようと思った。しかし、母がまともに家事をしていなかったせいで、家に食べ物がほとんどない状態であった。
母はすでに起きていて、いかにも「食事の準備も含めたひととおりの家事をやっている」という空気を出していたのだが、おかずもなければ、食器も用意されていなかった。挙句の果てには、私が背伸びしなければ届かないような高い場所に炊飯器が置かれていたうえ、炊飯器の中の米もちょっとカピカピになっているようなヒドい状態であった。食器もないので、私は炊飯器の中の少し傷んだ米を木箱によそって食べようとした。しかし、おかずもないので、食べる気が失せた。とはいえ、空腹のままではよくないと思って、私は一口~二口ほど米をかきこんだ。
そのあと、私は着替えようと思ったが、母がまともに家事をしていなかったせいで、着ていく服も見つからない状態であった。カッターシャツも靴下もなかったので、私は慌てふためきながらタンスを開けて探しまわった。しかし、職場に着ていけるようなものはほとんどなかった。
私が怒り狂いながら慌てふためいているのに、母はどこふく風という感じで私に話しかけてくるなどしたため、私はさらに怒り狂った。私はものすごい勢いで母に文句を言いながら、知人の外国人女性であるTさん(約70歳・女性)の名前を出して、このような暴言を吐いた。
「これ、Tさんやったら『働かざる者、食うべからずヨー!! あなた、人間のクズヨー!!』とか何とか言うわ!!」
さんざん暴言を吐いたあと、私はさらにタンスを漁り続けて、かろうじて靴下を見つけた。とりあえず履いてみたところ、大きな穴が開いていたので、私は愕然としながら靴下を慌ただしく脱ぎ始めた。こうしてバタバタと靴下を脱いでいる途中、今日が月曜日だと思っていたのに実際は日曜であり、仕事が休みであることに気づいた。靴下を片方だけ脱いだ状態で、職場に行かなくていいのだという安心感で脱力しながら起床。
< 完 >
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