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夢日記694 ~ 新任の迎え方 ~

 私は、勤務校の生徒の一員として、教室にいた。その日は新しい先生がやってくる日で、生徒たちは先生が授業にきたら驚かせてやろうと企んでいた。

 授業の時間になって、その先生がドアの前まできたとき、生徒たちは一斉に立ち上がった。そして、彼らは校歌の替え歌を歌ったり、踊り狂ったりし始めた。しかし、マヌケなことに、かなり準備不足だったのか、生徒らは歌い踊りながら、替え歌の歌詞カードを配っていた。私のところにも歌詞カードが回ってきたが、私は何となく歌詞を記憶していたので、歌詞カードを受け取るようなことはせず、そのまま歌い続けた。しかし、私は歌詞を完璧に覚えていたわけではなかったので、ところどころがわからず、何とか口パクでごまかした。

 ちなみに、その新しい先生は、ドアの前まで来ていたのに、教室には入ってこなかった。ドアの小窓から見えたその先生の表情は、半笑いであった。私は、その先生が生徒たちの愚かさに呆れかえったか、ドン引きしたかのどちらかだと推測した。

                             < 完 >

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