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山河令演唱会 1日目 セットリスト、および歌詞を和訳してみました

(あくまでも中国語初心者による素人翻訳ですので、誤訳やお気づきの点がございましたら、どうか御指南ください。どうぞよろしくお願い致します)

1日めのセットリスト

01.孤夢
02.酔江月
03.帰
04.望天涯
05.落心
06.錦書来
07.盲
08.無題
09.縁滅
10.天涯客
11.天問


【孤夢】(天窗を辞めたときの阿絮の気持ち)

昨夜は春風に心を 寂れた街に飛ばされ
俗世間に 静かに落ちた
幾らか指紋が 年輪を刻んでも
情が深いと 争えない

夢のような想い出を手放せず 孤独に夢見て
江湖に落ちぶれ 余生を無駄にする
何人もに背いたからか やっと夢から覚め
突然 すべてが見通せた

昨日は細雨(ささめ)で 心が落ち着かず
強靭さなど 役に立たない
時の流れに 許されても
情には 触れられない

夢のような想い出を手放せず 孤独に夢見て
江湖に落ちぶれ 余生を無駄にする
何人もに背いたからか やっと夢から覚め
突然 すべてが見通せた

夢のような想い出を手放せず 孤独に夢見て
次々と運命が 沸き起こる
世の中を見透かしたからか やっと夢から覚め
忽然 人の去った楼閣にいる
忽然 人の去った楼閣にいる


【酔江月】(訳注:湘曹のテーマ。曹蔚寧の気持ち)

繊細な指でツネられた 紅い痕
恋に落ちた こころの
思いが通じるのは 難しいけど
花の前には 酔いしれます

色々なことを 千万回も思ってみても
答えは みつからない
頬を染めた白い顔
美しい化粧
ただただ 何も言えません

自然のなかで こころが触れ合い
ついに愛し合う 恋人同士となり
一年後の半月の日に(=牽牛織女のように)
カササギの橋でまた会える(=逢瀬する)仲になりました

鏡のなかの自分の顔は 恥ずかしがって
酔っぱらいのように 真っ赤になっています
こんな感動的な詩篇は(=こんなおとぎ話は)
千年にも渡って 語り継がれるでしょう

繊細な指でツネられた 紅い痕
恋に落ちた こころの
思いが通じるのは 難しいけど
花の前には 酔いしれます

色々なことを 千万回も思ってみても
答えは みつからない
頬を染めた白い顔
美しい化粧
ただただ 何も言えません

自然のなかで こころが触れ合い
ついに愛し合う 恋人同士となり
一年後の半月の日に
カササギの橋でまた会える 仲になりました

鏡のなかの自分の顔は 恥ずかしがって
酔っぱらいのように 真っ赤になっています
こんなおとぎ話は 
千年にも渡って 語り継がれるでしょう

自然のなかで こころが触れ合い
ついに愛し合う 恋人同士となり
一年後の半月の日に
カササギの橋でまた会える 仲になりました

鏡のなかの自分の顔は 恥ずかしがって
酔っぱらいのように 真っ赤になっています
こんなおとぎ話は
千年にも渡って 語り継がれるでしょう
こんなおとぎ話は
千年にも渡って 語り継がれるでしょう


【帰】

世の中にはそれぞれ 皆 思い描く処があり
運命の分かれ道で 時空が入れ変わる
天は無常で 人生後戻りはできないから
ただ剣の奥義ひと筋 心に沿うよう明け暮れる

俗世の塵が天地を裂き 川が枯れても
ここ(=江湖)を去って戻らずば 恩怨はみな煙と化し
幾度転生を 繰り返しても
壊れた魂魄が 生死を終える

江湖の荒波から引き返しても 世界は終わらないけど
瞳に映った年月に 恥じたくないから
義侠心に赴き
風に吹かれて 天と地との間を浮き沈みする

世の中にはそれぞれ 皆 思い描く処があり
運命の分かれ道で 時空が入れ変わる
天は無常で 人生後戻りはできないから
ただ剣の奥義ひと筋 心に沿うよう明け暮れる

俗世の塵が天地を裂き 川が枯れても
ここを去って戻らずば 恩怨はみな煙と化し
幾度転生を 繰り返しても
壊れた魂魄が 生死を終える

江湖の荒波から引き返しても 世界は終わらないけど
瞳に映った年月に 恥じたくないから
義侠心に赴き
風に吹かれて 天と地との間を浮き沈みする

俗世の塵が天地を裂き 川が枯れても
ここを去って戻らずば 恩怨はみな煙と化し
幾度転生を 繰り返しても
壊れた魂魄が 生死を終える

江湖の荒波から引き返しても 世界は終わらないけど
瞳に映った年月に 恥じたくないから
義侠心に赴き
風に吹かれて 天と地との間を浮き沈みする
義侠心に赴き
風に吹かれて 天と地との間を浮き沈みする



【望天涯】歌:甜牙客(=天涯客と同音)男団(=蝎児 穆雲歌 曹蔚寧 成嶺)

世の中の 善悪を論じ
幾らか 志に燃え
傷だらけで 名を伏せ
愛は儚い

月没に 風の音を聴き
胸の内を秘め
江湖の英雄は みな
剣で 民を助ける

江湖を轟かせ
恩怨を晴らし
月没に 琴を掻き鳴らし
無駄なことは しない

愛憎を 知ってても
一夜の恋は 測れない
誰が知ろう 天涯の情
義侠心じゃ 解けずとも
時の良薬を 求め
江湖を憂い愛憎は みな帳消し

世の中の 善悪を論じ
幾らか 志に燃え
傷だらけで 名を伏せ
愛は儚い

月没に 風の音を聴き
胸の内を秘め
江湖の英雄は みな
剣で 民を助ける

江湖を轟かせ
恩怨を晴らし
月没に 琴を掻き鳴らし
無駄なことは しない

愛憎を 知ってても
一夜の恋は 測れない
誰が知ろう 天涯の情
義侠心じゃ 解けずとも
時の良薬を 求め
江湖を憂い 愛憎は
みな 帳消し

愛憎を 知ってても
一夜の恋は 測れない
誰が知ろう 天涯の情
義侠心じゃ 解けずとも
時の良薬を 求め
江湖を憂い 愛憎は
みな帳消し


【落心】(訳注:阿湘の気持ち)

はるかな笛の音に 気に懸かることを思い出して
さまよってた こころが落ちてしまった
江湖の生き方は 性に合わず
侘びしくて こころが疼く

生きても死んでも 情義を捨てず
笑いも涙も 飲み込んで
刀傷は無いけど 感謝も恨みも幾らか貰い
深い情が断てず 孤独になるけど
月明かりに心を映せば もう過去の事はいいの

気ままな人生 好きも嫌いも勝手
時の刻印を 癒やしてくれるあなたと
ともに追いかけたい 月が落ち陽が昇るまで
一生粋に ふたりで過ごしたい

はるかな笛の音に 気に懸かることを思い出して
さまよってた こころが落ちてしまった
江湖の生き方は 性に合わず
侘びしくて 心が疼く

生きても死んでも 情義を捨てず
笑いも涙も 飲み込んで
刀傷は無いけど 感謝も恨みも幾らか貰い
深い情が断てず 孤独になるけど
月明かりに心を映せば もう過去の事はいいの

気ままな人生 好きも嫌いも勝手
時の刻印を 癒やしてくれるあなたと
ともに追いかけたい 月が落ち陽が昇るまで
一生粋に ふたりで過ごしたい


【錦書来】(とある男女による往復書簡)

◆春めいた温もりに 眠れぬ夜には
◆月の寒さも おぼろで
◆森には ツバメがつがい
◇あの娘が捜しても 何処にもみつからない
◇見慣れた ひとの姿が

◇春の池の水が さざ波立つ
◇誰が誰の 想いをかき乱し
◇誰が誰の 絵巻物(=人生)に入ったのか

◆青蓮(=想い)が花開くのを 待って
◇咲き誇るさまを ともに見届けたい
◇この人生 ひとりの為に酔いしれたい
◇今世も 前世の縁を継いで

◆怒り半分 恨み半分
◆雲間に手紙を託し 涙ぐみあいたいのに
◆初対面みたいに 畏まってます
◆文言は顔にも 似てるから

◇春の池の水が さざ波立つ
◇誰が誰の 想いをかき乱し
◇誰が誰の 絵巻物に入ったのか

◆青蓮が花開くのを 待って
◇咲き誇るさまを ともに見届けたい
◇この人生 ひとりの為に酔いしれたい
◇今世も 前世の縁を継いで

◆青蓮が花開くのを 待って
◇咲き誇るさまを ともに見届けたい
◇この人生 ひとりの為に酔いしれたい
◇今世も 前世の縁を継いで

◆巷でよく聴くには
◆手紙はあまり来ない ものらしいけど
◆情が深くて 何が悪いのか

◆あの年櫂を漕ぐ音が 火影を乱し
◆淑やかな湖南乙女は 情に溢れ
◆満月の西の楼閣に 小舟を寄せました(=一緒になりました)


【盲】(訳注:温客行の心情)

見通せば見通すほど 計り難くなる
俗世の因縁に まみれ
空一面の雨模様に ちっぽけな愛憎が
咲いては ゆらめく

ひとり悩み 平静なふりに
明け暮れて
抜け出す術もなく 逃れる術もなく
どうにもならない

誰が 笑っているのか
誰が 見えてないのか
とても 残酷で美しい

誰が 腕を広げて抱き合っているのか
誰が またもや肩透かしなのか
夢は曖昧で はっきりしない

気のおけない知り合いと 幾度も喜びあっても
心の温柔さが ひび割れて焼ける
求め様がないのか 求めるに到らないのか
明らかに しなくてもいい

ひとりで悩み 平静なふりに
明け暮れて
抜け出す術もなく 逃れる術もなく
どうにもならない

誰が 笑っているのか
誰が 見えてないのか
とても 残酷で美しい

誰が 腕を広げて抱き合っているのか
誰が またもや肩透かしなのか
夢は曖昧で はっきりしない

誰が 笑っているのか
誰が 見えてないのか
とても 残酷で美しい


【無題】

柳に 絮(わたげ)なく
こころ閉ざし 戻れない
遠くの 便りなく
雨も晴れも ない

みだれ髪に かんざし
春風 力なく
月明かりに 独り酒
酔いどれた 誓い虚しく

天地は大きくて 人は紛れ
来るも去るも(=生きてれば自然に来去する喜びも悲しみも)皆 宿命に嫁し
夢短く 時流れ われ忘れ
疲れた鳥は 帰るべきか

両岸の鶯は 人と語らわず
波しぶき 眼に染む
雲は 万里を覆い
雨も晴れも ない

一騎の紅塵(=待ち望んだ) 道行けず
暗闇を 歩むに怯んでも
闇夜も剣あらば 怖れないが
わが執念 怖く

天地は大きくて 人は紛れ
来るも去るも(=喜びも悲しみも)皆 宿命に嫁し
夢短く 時流れ われ忘れ
疲れた鳥は 帰るべきか

天地は大きくて 人は紛れ
来るも去るも皆 宿命に嫁し
夢短く 時流れ われ忘れ
疲れた鳥は 帰るべきか


【縁滅】(顧湘の心情)

心配事が絡みあい 愛も憎しみもない
ただあなたが別れを 言わないことを願ってる
ただこの俗世で あなたと手を携えたい
この人生の おわりまで

浮き世の埃が 身につかず
どうして一途な恋に 陥ってしまったのか
互いに 縁あって
江湖に 馴染めない

地の果て海の果てまで 一緒に居たい
一生江湖の門を 踏まず
もし来世があるなら きっとあなたに背かず
血みどろの雨が 再び黄昏る事をただ願う

恩讐も情仇も 幾らかあって
お互い 抜け出せないけど
ひと言で江湖の 魂を失ってしまった
愛が根づくのは とても残忍だ

浮き世の埃が 身につかず
どうして一途な恋に 陥ってしまったのか
互いに 縁あって
江湖に 馴染めない

地の果て海の果てまで 一緒に居たい
一生江湖の門を 踏まず
もし来世があるなら きっとあなたに背かず
血みどろの雨が 再び黄昏る事をただ願う

浮き世の埃が 身につかず
どうして一途な恋に 陥ってしまったのか
互いに 縁あって
江湖に 馴染めない

地の果て海の果てまで 一緒に居たい
一生江湖の門を 踏まず
もし来世があるなら きっとあなたに背かず
血みどろの雨が 再び黄昏る事をただ願う



【天涯客】

(老温に出会う前の過去の阿絮)
晴天には務めを終え 寒江を無事渡ったが
夜のしじまには 杯中の月影がひどく笑う
馬を駆り 江湖を渡るのは許されても
天涯を酔いさすらい 夢覚めると故郷は見当たらない

(阿絮に出会う前の過去の老温)
西陵の秋には氷雨が わが窓(=瞳)に口吻けて来て
口さがない中傷がつき刺さり 心狂おしくとも
江南の春風は凍てついた心を 温めてはくれず
ふいに われらに希望の光が
(←ここでふたりが出会う)

(阿絮と出会った 老温の気持ち)
四季の花は永くないが まだ手遅れではない
秋風の古道に痩馬を進めると 流水の小橋の下に家がある(=逆境でも小さな幸せをめざそう)

(老温と出会った 阿絮の気持ち)
万里の山河に万家の灯りがある 過去の事は砂煙に巻き上げ
一生涯辛い時も 君と酒を温めお茶を沸かしたい

(老温の阿絮への気持ち=仙境に例え 阿絮の美しさを称えている)
草香り風になびき 流雲が夕日にかかる
何処の仙郷か 胡蝶の骨玉の梁

(阿絮の老温への気持ち)
君が背負った愁いを なぜ少しでも分けてくれないのか
ともに3万回酔えば もうさよならは言わない

四季の花は永くないが まだ手遅れではない
秋風の古道に痩馬を進めると 流水の小橋の下に家があり
万里の山河に万家の灯りがある 過去の事は砂煙に巻き上げ
一生涯辛い時も 君と酒を温めお茶を沸かしたい

(ふたりの気持ち)
たくさんの落ち葉がもの悲しく落ち 長江の波が打ち寄せて来ても
嵐も鋭い霜もなにも怖くない だだ君とともに在るなら
高らかに歌いつづけ くつろいで過ごそう
一人の知己を得れば 風塵を慰め尽くしても
(=辛い事があっても)慰められる
山は高く水は遠いが
(=人生) お前が居て俺が居れば


【天問】

剣で 怨みを 晴らしても
恨みが 仇を 招き
計って 策して 覇を競い
でも浮き沈みは 計れない

はるか旅路を 巡って
慕わしき友よ いずこ
雨に晴に 愁う
朝夕 月明かりに

花咲き乱れ 健やかでも
いのち短く 春の宵
秋に冬に 風雪つらく
虹は儚く

花が咲いても 天のほかに知る人もなく(天は知っているが、天は微笑まず、天は老いる=天以外は誰も知らない)
江湖は狭く天地は広く 亡き人忘れ
花が散っても 天のほかに知る人もなく(天は知っているが、天は悲しまず、天は老いる=天以外は誰も知らない)
英雄絶えて 亡き人忘れた

神に求め 得られようか
若者も江湖の老人も のぞむ自由
天地に問おう 生きる誇り
人は楽しかった思い出を 忘れられない

花咲き乱れ 健やかでも
いのち短く 春の宵
秋に冬に 風雪つらく
虹は儚く

花が咲いても 天のほかに知る人もなく
江湖は狭く天地は広く 亡き人忘れ
花が散っても 天のほかに知る人もなく
英雄絶えて亡き人 忘れた

花が咲いても 天のほかに知る人もなく
江湖は狭く天地は広く 亡き人忘れ
花が散っても 天のほかに知る人もなく
英雄絶えて亡き人 忘れた


動画はyoutubeの优酷から、画像は优酷からお借りしました。

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