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短歌と感想

予約した洗濯物が回り出す時間に話す 布団の中 (友達と長電話していると朝の4時ぐらいに洗濯物が回り出す音が聞こえていいなと思った) 何一つ言えることなく遺影にしか 指輪を置けない真夏の畳 (はじめて、ちゃんとした短歌を書けた1句。真夏の畳にはたくさんの思い出がつまっている) 誰か 秋を知りませんか? もう2年も彼に会わずに冬越している (彼の事が1番好きだ。何事にも彼のせいにする事が許される気がするからだ。そんな懐の広い彼が好きなのに何年も会えていない。来年は会える

    • 短歌

      予約した洗濯物が回り出す時間に話す 布団の中 何一つ言えることなく遺影にしか 指輪を置けない真夏の畳 誰か 秋を知りませんか? もう2年も彼に会わずに冬越している 関係を持っていないけどおやすみを 言い合うことをしてみたい日々 ふと、見てた空の青さが目にしみて 今朝のご飯を後悔していた 昔好きだったのと聞くと 今も好きなんだけどと足を踏まれた 君に会う度なり響く胸 恋か命を狙われているか 終わったら煙草を吸わず お話をしようと言える人ならいいな 雨が降っている

      • ボツ詩

        1 今日も街角で人が死んでいる。 たった一枚の紙切れでその人の人生を語ろうとしている。 それを見て見て見ない見えないフリをする僕たち。喧騒と騒音と爽快と痛快と奇怪。 それが全て合わさった世界で。 今日も街角で人が生まれてるかもしれない。 そんな想像をして生きたい。 2 目をつぶれば見逃して。 口を慎めば嘘の闇。 耳を沈めば言い訳の波。 触らぬ神に祟りはない。 見えぬ神に効力はない。 踵を返そう。 そう。人間なんだから。 それが一番だ。 3アイボウ 「ねぇ。哀坊。」 「何?

        • 愛する母上

          世界は穏やかに過ぎて行く 何にも囚われず 何にも干渉せず ただゆっくりと過ぎて行く 戯言みたいな遊幻 なんて粋狂な事なのだろうか。 春は北に行きたくなる。 まだ人肌寒い地で暖かいものを食べたくなる。 夏は南に行きたくなる。 身体中の全水分がなくなるぐらいの汗をかいて冷たいものを食べたい。 そんな人とは逆の事をしてみたくなる。 これは呪いなのだ。 僕の全ては母だった。 僕のハジメテは母だった。 母が桃を剥く姿が好きだった。 僕似の髪が揺れて。 骨ば