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【お客様インタビュー】Salesforceシステム管理者の重要性についてエキスパートに聞いてみた!

こんにちは!広報の郡司です。

先日当社とお付き合いのあるお客様のもとへ伺い、当社が構築したSalesforce環境や、その過程についてお客様事例のインタビューをさせて頂きました。(私は広報としてお客様のもとに伺うのは初めて!)

インタビューを経てできたお客様事例をコーポレートサイトで公開しているのでぜひご覧くださいね😊

今回お話を伺ったサトーホールディングス株式会社および株式会社サトーでは営業管理にSalesforceを活用されているのですが、そのSalesforce環境の活用・管理をされている勝又さん、衛藤さんはSalesforceのアドミン(システム管理者)として経験豊富で、社外でもご活躍されている、言わば”先駆者(Trailblazer)”なのです。

そんなお二方にSalesforceシステム管理者としての仕事について、根掘り葉掘りお話を聞いてきました!

USEの広報部に所属し、私の上長でもある新美も5年連続でSalesforce MVPを受賞し、システム管理者として活躍しています。今回のインタビューでは、新美がインタビュワーを務めました。

Salesforceのシステム管理者になりたてor今後キャリアを構築していきたい人はもちろんのこと、Salesforceを導入しているすべての会社の皆さんへ届いてほしいと思います!

サトーホールディングス株式会社と株式会社サトーについて

左からSalesforceのシステム管理者である山本様、勝又様、衛藤様

会社名:サトーホールディングス株式会社
事業内容:グループ経営戦略の策定・経営管理(純粋持株会社)

会社名:株式会社サトー
事業内容:自動認識ソリューション商品の市場調査、企画・開発、設計、製造、販売、保守および販売促進ソリューションの販売

自動認識ソリューションで国内シェアナンバーワン。海外にも拠点を構え、ビジネスを広く展開中。

Salesforceのシステム管理者になったきっかけ

新美
「今日はお時間を頂きありがとうございます。最初に自己紹介をお願いします。」

山本さん
「営業企画の責任者を務めています。CRMと分析、そして育成の三本柱で全体俯瞰をしながら、セールスイネーブルメントの設計を担当しています。」

勝又さん
「Salesforce認定SalesCloudコンサルタントの資格を所持しており、営業企画グループのCRMチームに所属しています。システム管理者としてSalesforceの運用・定着化、標準機能を使った構築を担当しています。SFUG CUP2020で優勝を収めました。」

衛藤さん
「海外事業管理部に所属しており、グローバルでの Salesforce 活用の全体最適を目指すプロジェクトに携わっています。Salesforce認定上級アドミニストレータ―の資格を所持しており、新美さんと同じく5年連続Salesforce MVPを受賞しています。」

新美
「自己紹介ありがとうございます。皆さんスペシャリストとしての高い能力をお持ちですね。今回、私が衛藤さんと長年Salesforce Communityを通じて繋がりがあったこともあり、インタビューさせていただくことになりました。改めてですが、システム管理者を担当している勝又さんと衛藤さんがシステム管理者になったきっかけを教えてください。」

勝又さん
「以前、派遣社員として働いていた会社で、Excelで何時間とかかっていた作業がSalesforceでパッとレポートができて気持ち良い!と思ったことがあって、それをきっかけにSalesforceに興味がわきました。それから、Salesforceの資格を取るべく転職をして、本格的にシステム管理者の仕事をするようになりました。」

新美
「そうなんですね。衛藤さんのきっかけも教えてください。」

衛藤さん
「はい、2012年に、Salesforce ユーザ会の運営サポートをしたことがきっかけです。当時の所属企業で、その後しばらく海外営業とシステム管理者の二足の草鞋を履いていましたが、会社として Salesforce活用により力を入れていくことになり、専任のシステム管理者にキャリアチェンジとなりました。」

新美
「最初は自分からシステム管理者を望んだ感じではなかったようですが、衛藤さんが今も続けられている理由は何ですか?」

衛藤さん
「やっていけばいくほど、自分が頑張ったことが会社や誰かにのためになって貢献できていると実感したからですね。それが自分の喜びになっているので続けています。」

新美
「なるほど、実際にシステム管理者を経験してからやりがいを見つけたのですね!」

技術よりも大切なこと

新美
「お二人がシステム管理者を経験して新たに得たものってあるでしょうか。」

勝又さん
現場の状況に合わせて柔軟な発想ができるようになりました。理想論だけではうまくいかないところをどう工夫して実現するかが大切ですからね。一言でいうと創意工夫する力がついたことですね。」

新美
どれぐらい自分ゴトとして考えることができるかって重要ですよね。衛藤さんはどうでしょうか?」

衛藤さん
「私はコミュニケーション力が強化されたと思います。自社でやりたいことを開発パートナーに的確に伝えられるか、経営層や現場それぞれの立場、目線に立って、理解しやすく上手く伝える力を得ました。今まで自分はコミュニケーションが苦手だと思っていたのですが、最近はより強化されたと感じています。この仕事をしているとやっぱりそこが大事だと感じます。」

衛藤さん
「そこでいうと、Salesforce環境の構築プロジェクトで関わったUSEのエンジニアの武居さんとお話をしていると会話のキャッチボールがスムーズなんですよ。

弊社のSalesforceの将来像をお話をさせてもらったときに、会話の中で今後のビジョンと、それに対してシステムをどう進めていくのか具体的な考えがすでにあるんだなと感じられましたね。

『じゃあ、そういう土台で設計してまいりますね』とこちらの意図を組んでくださった印象がありますね。システム管理者って機能を覚えるとか技術に目が行ってしまいがちですが、いかに、同じ方向を向いて会話が出来るかが重要だと思いますよ。

新美
「なるほど、伝える力も受け取る力もどちらも大事ですが、その中でも相手に合った伝え方をすることが一番大事だってことですね。」

システム管理者として成長するために

新美
「正直なところ、まだ多くのシステム管理者は自分のビジョンが見えていなかったり、モチベーションを保てていない人も多いと思います。勝又さんや衛藤さんのような視点を持てるようになるためには何が必要ですか?」

勝又さん
変化にワクワクを感じることが大切ですね。

長年続いてきた業務やマネジメントのやり方が変わるのって凄いことだと思いませんか?"自分が変化のきっかけになれた"という達成感がご褒美だなと思っているんです。そんな風に変化を楽しめる心を持っていれば、誰にでも可能性は無限にあると思います。」

新美
「確かにシステム管理者は、ただデータをメンテナンスする人ではなくて、会社全体の大きな変革を推進するためのキーパーソンですからね。企業にとって大切な役割だと思います。衛藤さんはどうですか?」

衛藤さん
調べる力がある人と、考え方が柔軟な人継続することができる人が向いていると思いますね。一般的にシステム管理者は、理系でシステムにまつわる知識が多い人が向いているなんて言われていますが、向き不向きは文系理系の違いではない気がします。私も勝又も文系ですからね。」

”システム管理者”という名前は誤解を生む

新美
「そうやって成長してきたシステム管理者がぶつかる”次の壁”は上司の理解ですよね。」

勝又さん
「そうですね、実際にシステム管理者をしていて思ったのは、”システム管理者”という名前がそぐわないと思いましたね。その名前で本当に誤解されると思うんです。」

勝又さん
「例えば仕組みをSalesforceで作るときに、業務プロセスを全部組み替えましょう、となってくると会社の経営方針や計画からシステムをデザインする力や、業務プロセスの課題をロジカルに紐解いていく力なども必要になってきますよね。それって一体どれだけの知識やスキルがあればいいの~!と思います。会社の方向性に沿ったものでなければ、いくら良い機能やシステムがあっても成果に繋がりませんからね。」

山本さん
「だから、システム管理者は単なるエラー対応する技術者ではないんです。自分ゴトで課題と解決策を考え形にしていく、そんな人が求められていると思います。そういう人が増えてくると、自然と会社がよい方向に回っていきますよね。


今は、知識を持っている(資格をもっている)だけではなく、知恵として活用に落とし込んでいけることが大事です。熱い想いをもった、推進者と同じ温度感で仕事ができるシステム管理者がいると前向きな改善ができて面白いし、結果として会社が良くなっていくと思いますよ。

なので、単なるシステムの管理者ではないんだよということを上の人に理解してもらえるように、もっと働きかけていきたいです。」

新美
「会社によってどういう運用が適切かは違います。最善策を一番わかっている社内のシステム管理者がいることで、適切な道に導くことができていますからね。御社のようにシステム管理者の重要性をわかってくれる人が必要ですね。」

システム管理者に向いている人は?

新美
「もし、これからシステム管理者を新しくつけるとしたら、どういう人が向いていると思いますか?」

勝又さん
「社内の業務をある程度幅広く知っていて、会社をよりよくしたいと考える人が向いていますね。

自分の業務だけを考えている人ではなく、やっぱり全体を俯瞰して見れる人が向いていると思います。そして何より変化にワクワクを感じる人が向いていますね。システム管理者は簡単にできることではないですが、その分やりがいを感じるポジションですよ。」

衛藤さん
「そうですよね。プロジェクトの節々で、社内のどこの部署と連携すればいいのか、誰と相談すれば良いのかわかる方が良いと思います。つまり全体を俯瞰できる人が良いですよね。」

勝又さん
「いろいろと言いましたが、私も衛藤も初めから一人前であったのではなく、いろんな経験を積んで今に至るので、これからシステム管理者になる方も私たちと一緒に頑張っていきましょう!」

おわりに

システム管理者についてもお話ししていただきましたが、文系理系関係なく、全体を俯瞰し客観的に物事を見れる人や会社をよりよくしたいと考える人が向いているようですね。

課題が見つかったときに、「システムを変えよう」となる前に、課題の本質がどこかわかるようになる必要がありますね。

今回インタビューを受けていただいた勝又さんと衛藤さんは、新美と同じく、Salesforce管理を担う女性Admin向けのグループに所属・運営をしていて、Salesforce管理者としての様々な経験や思いを共有しながら、共に成長が出来る場を提供しています。

新しくシステム管理者になった方や、Salesforceに興味がある方はきっと貴重な情報が収集できるはず‥是非覗いてみてくださいね!

また、勝又さんが【Japan Dreamin’ 2022】で登壇した様子も!


おまけ。

インタビューが終わった後、勝又さん、衛藤さんとざっくばらんにお話をする機会を頂きました。

私、郡司はSalesforceのシステム管理者ではありませんが、お二人の仕事に対する考えや、自分のなりたい姿をしっかり持っているところを見て、素直にかっこいいと思いました。
また昨今の時代の中で、スキルを磨き、自身でキャリアを形成していくことの大切さを改めて感じることができました。

ご協力いただいた山本さん、衛藤さん、勝又さん、ありがとうございました!


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