世界一楽しい決算書の読み方 まとめ/考察
0.決算書の重要性
決算書は、企業の財務状況を反映する重要な文書であり、以下のような観点からその重要性があります。
投資家の観点から:投資家は企業の決算書を分析し、その企業の経営状況や将来性を判断します。財務指標や収益性、リスク管理能力などを分析することで、投資家は企業の株式を購入するかどうかを決定することができます。
借入金融機関の観点から:借入金融機関は、貸し付ける企業の財務状況を確認するために、決算書を利用します。財務状況が良好であれば、金融機関は貸し付けを行いやすくなります。
税務当局の観点から:企業は決算書を通じて、法定課税対象利益を計算し、所得税や法人税を支払うために必要な情報を提供します。税務当局は、決算書を通じて企業の課税処理を行います。
経営者の観点から:決算書は企業の財務状況を客観的に把握するために重要です。財務状況が悪化している場合は、問題を早期に発見し、改善策を考えることができます。また、決算書を通じて、企業の業績や財務状況をステークホルダーに説明することもできます。
ステークホルダーの観点から:企業には、株主、顧客、従業員、サプライヤーなど、様々なステークホルダーがいます。決算書は、これらのステークホルダーに対して、企業の財務状況や将来性を示すことで、信頼を築くことができます。
以上のように、決算書は企業経営にとって非常に重要な文書であり、投資家や金融機関、税務当局、経営者、ステークホルダーなど様々な人々にとって役立つ情報を提供しています。
1.世界一楽しい決算書の読み方 紹介
この本は、会計クイズを解くだけで財務3表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)がわかるという、楽しく学べる内容が特徴です。
難しい財務諸表の解説や専門用語を覚える必要がなく、クイズ形式で学ぶことで、楽しみながら効率的に財務諸表を理解できます。
また、解答には解説が付いているため、理解が深まると同時に、より実践的な知識も得られます。初心者から経験者まで、誰でも楽しく学ぶことができる内容となっています。
2.要約
2-1 BS項目
BSの資産は運用状況、負債、純資産は調達状況を表していて、固定資産は長期で資産回収、流動資産は短期で資産回収となる構図
2-2 PL項目
PL項目は、売上総利益、営業利益、経常利益、税引前がある
フランチャイズは加盟店の収益は本部の財務諸表に反映されるが、負担したコストについては反映されない
卸売業は原価率が高く、販管費が相対的に小さくなる
原価同様で売るようなビジネスモデルは利用した人数がキーとなる。
仕入れ販売モデルは利益率が低くなる
マージンが載せられてしまうため
在庫大量保有で値引きをたくさんするような会社だと粗利率が低くなる
2-3 CF項目
投資活動は固定資産や株式などの投資によるキャッシュ増減
営業活動や財務活動によって流入した現金を投資して事業拡大を目指した動きをとれているか
投資を行わない企業は現状維持で終わる
企業は基本的に投資をする必要がある
投資の財源、投資先、投資市場の理解が必要
財務活動は資金調達や借入金の返済などによるもの
営業キャッシュフローがプラスになっているかどうから、利益が出ているかどうかよりも重要視される場合あり
キャッシュフローを見て、まず営業キャッシュフローがマイナスだったら事業が危うい
投資活動がプラス(固定資産などの売却)で財務活動でマイナス(借入金の返済)だと事業の衰退
財務活動でプラスだと、借入をなにに使うのかもポイント!
PL赤字でも、本業の売り上げが前払いで支払われるならキャッシュフロー黒もありえる
投資活動で子会社を取得してキャッシュが出たとしても、その子会社がキャッシュをたくさんもっていたら、投資活動がプラスにもなりうる
小売業は売り上げが大きくかりやすい!ただし利益率は悪め
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