マンガで読む仏語諺45 Qui n'entend qu'une cloche n'entend qu'un son
片方の言い分だけでトラブルを考えるのは?
Qui n'entend qu'une cloche n'entend qu'un son
hear the other side and believe little
1つの鐘の音しか聞かない人には1つの音しか聞こえない
(片方の言い分を聞くだけでは真相はわからない)
使用単語
qui ◯(キ)who ◯|◯の者 ■ ne ○ que △|△を除いて○ではない ■entend▶︎entendre(アンタンドー)hear|聞こえない ■ qu'une(キューヌ)one|◯な人 ■ cloche(クロシュ)bell|ベル ■ son(ソン)his ■ Salut(サリュ)Hi|やあ ■ Qu'est-ce que(ケスク)what|何 ■ il(イル)he|彼は ■ te(トゥ)you|あなたは ■ arrive▶︎arriver(アリーヴ)come/happen|来る/起こる ■ Mon copain(モンクパン)my friend/boy frined|友達/彼氏 ■ m'a menti(マモンティ)lied to me ■ et(エ)and|と ■ est(エ)is ■ sorti(ソルチ)got out|出た ■ avec(アベーッキュ)with|と ■ quelqu'un(ケルカン)someone ■ répond(リーポン)answer/respond|答え/反応 ■ rarement(られモン)rarely|めったに ■ va(バ)▶︎aller(アリー)go|行く ■ bientôt(ビアントー)soon|すぐに ■ quitter(キーティ)leave|去る ■ vraiment(ブれいモン)really|本当に ■ fait(フェ)made|作った ■ telle(テール)such|そのような ■ chose(シューズ)thing|こと ■ Je(ジュ) I|私は ■ dois(ドゥワ)▶︎devoir(ドゥブワ)must|しなければならない ■ l'écouter(リクティ)listen him ■ plus tard(プリュター)later
ことわざコラム
トラブルが起きた時に、片方の言い分だけを鵜呑みにするのはあんまりよくないんじゃないかなと思うことがよくあります。ものすごく神妙な面持ちでの語り口によっぽどのことがあったのかな?と思って、もう片方の言い分をみてみたら、案外些細な理由とどっちが悪いか甲乙つけがたい状況だったりすることもしばしば。事実と真実は違い、嘘といういう意味ではなく感じる人が違えば客観的事実とは違う真実があるものなので、もちろん古くからの友人であれば、仲の良い方の味方につくことは悪くはないのだけれども、できる限りフラットな気持ち、公平な態度で接したいところですね。
人の話す真実について、芥川龍之介の「藪の中」を原作とした黒澤明監督のモノクロ時代の映画作品で「羅生門」という映画があります。この映画のおもしろみは、盗賊・多襄丸が金沢武弘、金沢真砂夫妻を襲うことではじまる事件に対して、お縄になった多襄丸に対しての証言を行うわけなのですが、三者三様に違う証言の再現ビデオ+当事者ではないただの目撃者の再現ビデオという形の話なわけですが、それぞれ登場人物の性格の認識が微妙に違っていたりとか自分が思っている真実が違うというのがとてもおもしろい作品だったりしますのでモノクロ作品ですが、是非みなさんに見ていただきたいななんて思ったりします。
完全に嘘だとはいわなけれども、見栄からいくらかの事実の部分で隠すことで結果的に人を騙すことがある、騙されることもある。他人のトラブルに関わる場合はそれを肝に命じるのがよいのではないでしょうか。
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