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ガワにあわせるか?中身にあわせるのか?

結局のところ気になるところにリソースを最大投下しておる。過去の自分の書いたnoteのタイトルを見ながらそう思った。

自分の書いたnoteのタイトルを見ていて気づいたんだけど、8月の終わりに「人はなぜ物を欲しがるのか〜私たちを支配する「所有」という概念|ブルース・フッド|白揚社」という本を2日かけて読んで、その後モノとの戦いに入ってた(笑)

この流れは完全に無意識だけど。

そして、断捨離日記ばっかり書いていたら、noteのTLに流れてくるのはそれっぽい記事なのですよ。で、ちょいちょい読んでいるわけだけれども。

私の書いた片付け・断捨離記事ってもしかして役に立たないんじゃね?疑惑よ。。。

今回捨てた衣類やバッグってその場ではさらっとしか書いてないけど、実は父から押し付けられた母の遺品が結構な割合を占めていて、そもそも他人が私のためですらなく自分のために選んだものなんてやっぱそんな使わないから、正直に値がつきそうなブランド品とスポーツジム用ウェア以外かなりあっさりゴミ袋に詰めた。

それを除くとそれなりに多いとは言え、道具と何かを作ったり加工する素材ばっかりなんだよね。
で、素材に関して言えばまた似たようなものを作りたい!って思った時に買い直すのもアレだからスペースがある限り残して置いちゃってはいるけれど、お片づけ系著名人の言葉を借りれば、作った先にはときめきを感じるけど、素材そのものにはときめかない。
ただ、その作業スペースも加味した広さの家買ってるので、置けないなんてことないけど、捨てようと思ったら捨てれるくらいのかんじ。

で、なんでそもそも自力でモノを作ろうとするのかというのは、自分の買い物傾向の話ににもなるんだけど。

宇佐兎三はとにかく与えられたものの(大きさや色が変えられないものの)の中での、アレンジ(配列)することが苦手だった。

仕事だったりとか訓練のためにフラワーアレンジしてみたりとかして、ある程度は克服した気がするけれど。
NHK教育のフラワーアレンジ講座を見て初めてやってみたとき思ったのは、「花の大きさが変えられないの歯がゆい」だった。(習ってたのではなく週1ペースでサービス品の花を1000円分くらい飾るのを2年くらいしてた)

2Dの絵にせよ3DCGにせよそれぞれのパーツは好きな大きさに好きな位置に変更できるけれど、現実はそんなことない。(あと重力演算をされている3D空間でもなければ、重力すら無視できるよね)

だから子供の頃は絵を描いてたと思う。絵なら好きに描けるから。

そんな私の素の消費傾向は、欲しいものが先にあって、それに沿ったものを探す、なければ一旦諦めて見つけ次第買うか、自分で作るか、高くてもオーダーメイドするの三択。(子供の頃の3つ目は母に作ってもらうという選択だった)

そんな子供時代、親を困らせたのは服がとにかく買えない。

もともと私の服を買う行為って「こういう服が欲しい!」っていうのが先にあって、それを探しにいくって作業なのよ。
結果的にそんなの滅多にないから、作ってもらうか、テキトーなの買われてヤダなーって思いつつ着るかだったんですけど。

店行って、これイイ!っていうのも全然ないわけじゃないんだけど、まぁごく稀。

今は服については役割の「機能としてそれっぽい」ので妥協はするけれど、普段持ちの新しいバッグ欲しいって思ったときが一番めんどくさい。

山手線全域の宝探しゲームがはじまっちゃうので。一つ買うのに半年思いつく限りの東京中の店を安いのから高いのまで見て回る。

その結果手に入れたものがもうちょっと共通点があったらいいけど2500円だったり10万弱(高いのは高いので長持ちするから数年使うからいいんだけど、さすがに10万以上は出したくない)だったりするから、本当にめんどくさい。

はじめから10万出す気ならオーダーのが早いのはわかってるけどそういうもんでもない。

音が鳴ったり発光したりする何かとか、道具とかそういうのはもっと別のベクトルで考えているし、あと寒すぎるから家の中で暖をとるために着るみたいな機能しかみてないものは割とあっさり決まる。

そして機能が欲しい時はどのメーカーだからで納得できるけれど(AppleとかSONYとかNTTとか)、見た目で何かを考えた時に「誰が作ったから」で選べるほどに私の感性は賢くない。

もちろん値段次第で素材も縫製もよくなるのはわかるけどね。というかその値段ならプレタポルテ(ready to ware / 既製服)じゃなくて、オートクチュール(高級な注文服)というと「高級な(haute)」が入っているからちょっと違うけど、オーダーした方がいい気がする。

家に置くものとかも、見た目に本気でこだわり始めたら測って隙間にピッタリとかじゃないと買えなかったりする。なかったらどこからどこまで自分でやるかはともかく作っちゃう?くらいの感覚。(通販が便利すぎてだいたい既製品の組み合わせでいけるけど)

私の場合、モノを買うベースがここ。

妄想が先か、モノが先か

他の方の断捨離記事を見てて思ったのは、特に高齢のご家族の捨てられなさに辟易としている記事に顕著なんだけれども、その感想はヤバイくらいのアレンジ力。

何かに使えるかもしれないからでとっておいて、案外使われちゃってる感じ。
逆にマジか…って思ったよ。そこまでいくと、ご家族は大変だろうなって思いつつ。

いやぁ、宇佐兎三だってあるのよ?

でも今はゴールドブレンドの瓶は手頃な大きさで規格がそろうくらい定期的にたまるから必要なだけとってあって再利用してるけどそれくらいかもしれない。

ソーラー充電の時計の保管は試行錯誤の結果、再利用の塊だけど。本当にコレくらい。
上二つがソーラーで窓に向けて置いておくだけで止まらない▼

ゴールドブレンド瓶を蓋ごと逆さにして
中の枕は一番上のに付いてきたやつで、
お手玉で高さ調整してる

他にはちょっとしたモノ入れや、PC使ってる時用くずかごになっているものもある。

瓶以外の物についてはそもそもアレンジが苦手だからあんまりそうしようって思わない。元からこういうの作ろうと思っててこの箱がちょうど!みたいのは使ったりもしていたけれど。

もちろん超短期的には、今日出たビニールのゴミの上に絵の具を出して作業が終わったら捨てるとか、アマゾン袋にペンキの缶の下敷きにするとかはある。

置くならこういう大きさでこういうの!(色は最悪塗りますけど、階段すら塗ってますし。大きさは気になっちゃう)っていうのが先行しすぎて、モノが先にあっても困っちゃうのでだいたい廃品は再利用せずに捨てている。

この廃品を使って絶対何か作らなきゃいけない!ってなればそれ以外の素材もそれなりにあるからそりゃ作りますけど、それを自分の部屋に置きたいものかは別じゃね?

で、さらに言うと、ゴミの再利用まではいってなくても、目についた欲しいものをとりあえず買って家に帰ってから後から考える式は相当アレンジ力ないときつくないか?って思った。

アレンジ力とせめてゴミ捨てくらいができて、見せる系収納を使いこなせばそれはそれで良い部屋になるんだろうけれども、アレンジ力もなく一目惚れ型で節操なく買うと、、、それは確かにゴミ屋敷になるのは必然かなと思った。

そして、そういう人が部屋を綺麗にしようとすると、全部捨てるとか極端な方向に行くのかということに気づいた。

というか断捨離系の話で、「モノを手放すと探す時間が省けてゆとりができる」みたいな話がよくかかれてるけど、それなりに量があってもきっちり整理されてたら特に探すのに時間かかるなんてことないし、そもそも分類されて片付いていることと、所有しているモノの量は別の問題のはずなんだけど、なぜそこを同列で語るのかいまいちわからなかった。

でも、そこを語る人ってもしや元々分類することか片付けるのが苦手で全部捨てることによって綺麗な部屋を手に入れた人?

古堅さんの動画を見まくってた理由が自分の片付け傾向に近いからだと何度か言っているけれど、こういうのは元のタイプに近い人のを選ばないとマジで参考にならない。宇佐兎三の話もタイプが合うならいいと思うけどそうじゃないなら無理しなくていいと思う。

本質を理解しないまま合わないことをやることになっちゃう。というか全捨て系の人の本質を宇佐兎三は理解できない。

ガワに合わせるか、中身に合わせるか

本が増えたら古本屋にもっていくのか、本棚を増やすのか。

そのあたりって永遠のテーマだと思う。

割と印刷物も作ってるデザイナーの観点から言うと、フォーマットが決まってる方がどう考えてもまとめるのはラクで。

初回のお客さんとかなら、とりあえず来た原稿からガワを作成するもあるんだけど、でも同じお客さんで何度もやっていくとお客さん自身が、そのフォーマットの中で考えてくれる。

それがお互い楽ってやつで。

そうなると、自分の持ち物の物量を見ながらフォーマット相当になるガワとなる家具の配置をはじめに定義して、仕方なければ増設しつつ設計しなおす。
その中できっちりおさめちゃうのがまぁ楽だよねってかんじはするんだよね。

たまにはイレギュラーもあるし、リニューアルしたりもするけれど。

中身も古くなったら捨てるとかでだんだん新陳代謝していくものも多いはずだけど、初めにガワを設定してそれを死守する分には散らからないはずだから。

ここまで書いてて気づいたのは、ペラモノと呼ばれる表裏だけの1枚でしかもそれがハガキサイズなんかだったりすると詰めるのってそれなりに技術がいる。

情報に不足があるものを私は良いとは思わない。
でも同じくらい視線が迷うくらいメリハリ無く詰まってるのも疲れる。

WEBサイトなんかは増築し放題の家だけど、トップページに限って言えば動線をきっちり確保しつつも量のコントロールが必要なんだよね。(とはいえ紙の大きさが決まっている印刷物よりは伸縮できる分だいぶ気楽だけど)

そしてトップページに何を置くのか?何を目立たせて何は奥にしまって置くのか?はかなり検討しなきゃいけない。

あれもこれも全部いちおしなんだ!

雇われ同士ならそんなことないんだけどお伺いを立てる相手が創業社長相手だとあるあるだけど、じゃあ3つくらいに大きく表示しておいて散らかり過ぎてるから月替わりか週替わりで大きさ変えましょうみたいになることがあった。

1軍2軍3軍みたいなもんだよね。

これって結局リビングに飾りたいモノと同じ感じ。その数はセンスによる。それでも目立たせたいなら少ない方がマシみたいな。
他は控えとして別で陳列しておきましょうみたいな。

隊列としてそれ自体がかっこいいって置き方もあるけどなかなかにセンスを問われる難しい。オーナーが店に出ているような飲食店とかでうわっこのセンスすごい!とかたまにあるけど。

プロじゃなくてもものすごくセンスがいいものを作る人もいるけれど、そうじゃない人も多いなんていうのを考えると、家具の配置こそ、苦手で困っているなら今ある量から配置や家具を検討してくれるプロにお願いするのもいいのかもねーってなんかそういう結論に自分の中に至ったわ。

宇佐兎三がアレンジ苦手なんて思ってるレベルじゃなくニガテな人もいるのはなんかわかる。自分の場合、見せ方ではなく機能方面にモノを考えているときは一切悩まないので。その結果が床は綺麗でも、机の上は片付かないだったけど。

家くらい自分の好きにすれば良いじゃんって思ってたけど、ごくごく個人的なものとはいえ、広告的な制作物よりもずっと長く鎮座し続けるので。

せめて客観的に見てくれる友達か。

センスのいい部屋を丸パクリしてもいいんだけど、それがモデルルームなのか住んでる家なのかで動線がきっちりしてるとかしてないとかもあると思うから、それも結構難しいのかななんて思っちゃうとね。

なんて、今更感がありながらも、いままでなんとなくしか考えていなかった家とモノに対してきっちり考えてたら、ちょっと思っちゃっただけ。

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