シェア
醍醐兎乙 @140字小説
2024年6月3日 06:55
女は新居で祖母の形見である手鏡を見ていた新居は立地や間取りに対して家賃が安く穴場の物件に入居できたと女は今も思っている問題は形見の手鏡で祖母はこの手鏡の事を声を写す鏡と呼んでいた女は改めて形見の手鏡を見る形見の手鏡には女の顔が見えなくなるほど無数の声が写っていた女に霊感は全くない