カタカナに弱い人 Vol.3
ちょっとバタバタした日々を過ごしていた近頃。夕食の準備を負担に思った私は、カレー、鍋、弁当、カレー、鍋、弁当のループをいつまで続けられるか、に挑むことにした。
近所のお店のラインナップからすると、弁当はたいてい、とんかつ弁当になる。揚げ物を食べる頻度が高まるのは気になるけれど、お味噌汁だけでも作れば、ちゃんとしている感を持つことも出来るからよし。
今日は、鍋のターンである。我が家は、豚しゃぶか、水炊きにすることが多い。と言っても、丁寧に出汁を取ったりはせず、豚しゃぶの場合は、出汁パック、水炊きは粉末の鶏ガラスープ味である。ま、野菜とお肉からもいい味が出てくるしね。
さてさて、今日は何鍋にしようかと夫に問いかけたところ、
「今日はあれにしたら?この前、美味しかったあれだよ、あれ」
と始まった。
この時点で私は、夫が何を言いたいかわかっている。
でも、もう少し言わせてみるのだ。予感がするから。
「え?何?なんのこと?」と私。
「ほらー。あれ、あっ、モンブランのあれだよ、あれ!」
でたー、夫の言いまつがい。
鍋とモンブランと言ったらピンと来た方いますかね?
「ほらほら。この前、美味しかったやつだよ、モンブランの!」
夫の脳内ではキムチもカタカナカテゴリーに入っているらしく、出てこない。
「あ!モランボンのキムチ鍋のこと?」
と白々しく答える私。
やっぱり私っていじわるなんですかね?
「そうそう、それだよ、それ」
素直に喜ぶ夫。
ということで、今夜はキムチ鍋にします。もう、そろそろ鍋の季節も終わりかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?