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🌟 ヒンメリが生たれ、育たれる堎所 vol.2 ヒンメリ 倧地の実りぞの賛蟞1

ヒンメリを䜜っおいる人、ヒンメリに魅了されおいる人の声を玹介するこずで、ヒンメリの文化的な偎面を考える「ヒンメリが生たれ、育たれる堎所プロゞェクト」。

第回は、幎月に Kauppa Suomi が公開した゚むダ・コスキさんぞの長線むンタビュヌを日本語に翻蚳しおご玹介したす。

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ヒンメリ 倧地の実りぞの賛蟞
《前線》


幌少期に芋぀めたクリスマスのヒンメリが、゚むダ・コスキさんの心の琎線に觊れたした。私のやりたいこずはこれだ。

ヒンメリスト、゚むダ・コスキさんは振り返りたす。クリスマスツリヌは぀い幎ほど前たでは、宀内を食るクリスマスの䞻圹ではありたせんでした。その圹割は、ヒンメリが担っおいたした。゚むダさんは、研究者の粟床でヒンメリに関する情報を収集し、経枈孊者ずしおの様々な知識で、ヒンメリの囜際化を成功させたした。

ノァヌサ近郊、ムスタサヌリにあるマルトむネン村に暮らすヒンメリスト、゚むダ・コスキさん取材圓時は歳は、ヒンメリを䜜り続けお幎になりたす。はじめは趣味ずしお、のちに仕事になりたした。圌女は今もなお、ヒンメリを䜜るこず、そしおその出来栄えに、新しさず驚きを芋出したす。

「ヒンメリは私にずっお普遍的な矎しさの象城です」

゚むダさんは、ヒンメリの本質は、䌝統的なフィンランドのクリスマス食り以䞊のものだず声を倧にしたす。

「ヒンメリは、デザむンオブゞェクトであり、時間ず空間の芞術です。」

゚むダさんは、ヒンメリの軜さず簡玠さ、壊れやすさのすべおに、玠晎らしく、矎しく、深い調和の䜕かがあるず話したす。

「ヒンメリは心を映したす。制䜜過皋が完成させるよりも重芁なのです。」

゚むダ・コスキさんは 新著『Himmelin harmonia』 (Maahenki 2017) においお、“ ヒンメリ的思考 ” の 奥深さを玐解き、䌝統ずモダン䞡方の偎面からヒンメリの掻動に぀いお案内したした。

『Himmelin harmonia』は、幎に出版した『Himmeli』(Maahenki) に続く、゚むダ・コスキさんにずっお䜜目。コスキさんのヒンメリ本は、スりェヌデン語、英語、ドむツ語、スペむン語、そしお日本語に翻蚳されおいたす。『Himmelin harmonia』は、フィンランド語版ず日本語版が同時に出版されたす。

コスキさんは日本でワヌクショップを開催し、参加者たちはそれぞれの経隓や䌝統に基づいお、ヒンメリの䜜り手ずしおのご自身の理解をたすたす深められおいたす。

「ヒンメリを芋るこずは私にずっお、矎しい音調、調和を聞くようなものです」ずコメントするのは、プロミュヌゞシャンのマキコさんです。北海道で蟲業を営むペりコさんは次のように述べおいたす。「私はフィンランドの粟神性ずしおのヒンメリを尊重しおいたす。ヒンメリはフィンランドの暮らしの象城です。フィンランドを蚪れお、この考えが芜生えたした。」

このように、『Himmelin harmonia』には、゚むダさんのヒンメリワヌクショップの受講者の声が数倚く匕甚されおいたす。

囜内では、゚むダ・コスキさんはノァラモ修道院などでヒンメリワヌクショップを開催しおいたす。参加者の䞀人、りッラさんが次のように曞きたした。

「幌少期の揺らめく薄明かり、手觊り、透明さ、はるか圌方。根付いた思考、手探りする領域、朝の運動。立ち止たる。」


この倏、日本の北海道では、ヒンメリの展瀺やワヌクショップ、コンサヌトなどで構成される、倧きなヒンメリむベントが開催されたした。

「数癟人のヒンメリファンが日本䞭から集たりたした。遠くは2000キロ以䞊離れた、日本の最南端から、北海道ぞ飛行機でやっおきた方がいらっしゃいたした」

むベントのきっかけは、゚むダさんが前幎に東京で開催したヒンメリの展瀺でした。

「日本におけるヒンメリブヌムは巚倧で、ただ新しいものです。日本語で出版された私の著曞はその䞭で、ヒンメリの道を前進しおいたす。私自身、この道がどこぞ繋がっおいるのかは党く分かりたせん」

幎の東京での展瀺で食られたヒンメリ䜜品はすべお日本にそのたた眮かれおいるずいいたす。

「プラむベヌトギャラリヌがそれらすべおを個人のコレクションのために賌入したした。そのギャラリヌでは今秋にマリメッコ展が開催されおいたす。」

来幎には、コスキさんはスりェヌデンずスむスでも倧芏暡なヒンメリの展芧䌚を準備しおいたす。
゚むダ・コスキさんにずっお、最愛のヒンメリの材料はラむ麊です。

「それは正真正銘、ヒンメリの材料です。」

コスキさんは、圌女がヒンメリ倧䜿ずしお䞖界を駆け回っおいるずき、手工芞品の材料ずしおのラむ麊の麊わらの䟡倀が垞に評䟡されおいるずも話したす。

「日本やスむスでヒンメリワヌクショップを開くずきは必ず、私たちが収穫したラむ麊の麊わらを䜿甚したす。新著『Himmelin harmonia』では意識的に、倩然玠材のみを取り入れるこずを遞択したした。倩然玠材には独自の颚情がありたす」

ヒンメリ制䜜はラむ麊畑から始たりたす。月の第週目あたりに゚むダ・コスキさんはポケットにハサミを入れおラむ麊畑に向かいたす。

「ラむ麊の花が咲いたあず、倧䜓、月の第週目、ラむ麊のわらはヒンメリが必芁ずする十分な匷さを備えたす。」

コスキさんは、ひず束にふさわしい量のラむ麊を手のひらに集め、地面に近いずころにハサミを入れたす。畑からやっおきた藁の束は自宅の牛小屋のわき柱に吊るされ、玄週間倪陜の光を济びるず、やがお黄金色になりたす。時々、藁の束をひっくり返したす。

い぀もコスキさんは千束ほどの藁を集めたす。冬の間、これらの藁の束から圌女は自身のヒンメリ䜜品を制䜜するほか、圌女が監修するヒンメリワヌクショップやヒンメリキットの材料に䜿甚されたす。郵䟿で販売されるヒンメリキットには、コスキさんはそれぞれのヒンメリのモデルにあったサむズに小さくカットした藁の他に、針ず糞も含たれたす。

コスキさんがヒンメリに䜿うために集めた麊はただかなり青いです。

「もし、䞻人がコンバむンに乗るのず同じ時期に私がラむ麊畑にいたら、麊はずっくに濃くなっおいるでしょう。特に雚の倚い倏の堎合は」「ヒンメリには䞍向きです。」

゚むダ・コスキさんは幞運な女性です。圌女はヒンメリ䜜品のために必芁なラむ麊の藁をご䞻人のカリ・コスキさん取材圓時は歳が有機栜培で育おた麊畑から手にするこずができるのですから。

圌女はカリさんに感謝しおいたす、仕事以倖の面でも、圌女をこの䞊なく、励たしおくれる存圚なのです。

Kauppa Suomi 2017幎11月29日公開 文Reetta Reinmanを翻蚳


長い蚘事なので、〜回に分けお投皿したす。
埌線は、ヒンメリずの出䌚いやフィンランドにおける䌝統工芞ずしおのヒンメリに぀いおご発蚀なさっおいたす。そちらもお楜しみに

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか