ゲームアプリのアイコンを変えてみた
アイコンを変更したアプリ
止まるなコロッコ
・iOS版
・Android版
ステージクリア型脱出ゲーム。
ゆるい世界観で変な仕掛けがたくさんあります。
コロッコトロッコ
・iOS版
・Android版
アクション&パズルゲーム。
石ころのコロッコを転がしてサラリーマンを会社へ連れていきましょう。
こんな感じに変更してみました。(左:旧アイコン、右:新アイコン)
アイコンを変更した理由
上の2つのゲームアプリはコロッコというキャラクターが出てくるシリーズものになっていまして、今後もコロッコシリーズを増やして行きたいと思っています。
そうなると、アイコンがコロッコの顔(全身?)だけだと、このアプリはコロッコシリーズの何だったっけ?となりそうだったので、アイコンはゲーム内容が分かるようにしておこうと思ったのがアイコンを変えるきっかけでした。
せっかく作り変えるならコンバージョン率(ダウンロード数/ストアにアイコンが表示された回数)が上がるようなアイコンにすることを目指すことにしました。
アイコンを作り変えるに際に意識したことは以下の通りです。
・コロッコシリーズとして統一感を出す
・ゆるい雰囲気のバカゲーということをなんとなく雰囲気で伝える
・ゲームの特徴が分かるようにする
ここからはあくまで私の仮説になるのですが、これまでのコロッコシリーズのアイコンはコロッコの顔アップだったので、目を引くという意味ではアリだったのかもしれませんが、キャラクターゲームという情報までしか伝えられてないなーと思い、まず、これはバカゲーなんですよというのが一目で分かるようにするというのを一番に意識しました。
ということに気付いたきっかけはハップさんの大ヒットアプリ「こんなフリーキックはイヤだ」のアイコンを見たときでした。
このアイコンを見た時にバカゲーと一目で分かるのはもちろん、タイトルとアイコンを見ただけで、既にステージ1つ分のバカゲーをプレイしている状態になっているではないですか!「では次のステージをプレイしてみるか」という気分でアプリをダウンロードしてしまうストーリーが見える!
…と思い、アイコン(とタイトル)でゲームを紹介することの大事さを実感したのでした。
コンバージョン率を比較
アイコン変更の結果を測るためにAppStoreでのコンバージョン率(ダウンロード数/ストアにアイコンが表示された回数)の推移を見てみましょう。GooglePlayの方はストアにアイコンが表示された回数の調べ方が分からなかったので、今回はAppStoreの情報のみとなります。
止まるなコロッコ
理由がよく分からないですけど、5月25日にコンバージョン率が一時的に上がっているのですが、継続性がないのでアイコン変更の影響ではないかもしれません。今思えばちゃんとABテスト機能を使えばよかった。。期間で分けるのは条件が同じじゃないので。
アイコン変更後の方が少しコンバージョン率が高くなったかもしれませんが、誤差の範囲っぽいです。
というか平均コンバージョン率が0.02(100回表示されて2ダウンロード)行ってないんですけど、脱出ゲームってこれくらいが普通なんですかね?
それとも脱出ゲームの検索結果で表示されたけど脱出ゲームっぽくないからダウンロードされないだけ?
コロッコトロッコ
こちらは5月7日あたりにコンバージョン率が上がっているのは中国でたくさんダウンロードされた結果こうなっているみたいです。(たまにあります。)中国のサイトで紹介されたのでしょうか?
コロッコトロッコの場合はアイコン変更の影響はほぼないといっていいかもしれません。残念。。
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両アプリともアイコン変更による劇的なコンバージョン率の上昇は見られませんでした。
こういうのは数試していくしかないですね。
ただアイコン1つ作るのも丸1日くらい使ってしまうので根気がいりそうです。
ダウンロードされる国の変化
コンバージョン率以外で気になったのが、「止まるなコロッコ」がダウンロードされる国の変化でした。以下はアイコン変更前7日間と変更後7日間の比較です。
(DL数はAppStoreとGooglePlayを足した数です)
止まるなコロッコ
アイコン変更後に日本のDL数が減っているのは「え!」と思ったのですが、北米やヨーロッパのDL数が増えていました。英語のストアキーワードもちょっといじったのが影響しているのかもしれませんし、英語圏のSNSか何かで紹介された等の可能性もありますが、原因はよく分かりません。
-- 2021年6月8日追記
アイコンを変更したタイミングでBartさんに見つけてもらったので、アイコンを変更した効果はあったということにします(笑)
-- 追記ここまで
コロッコトロッコ
コロッコトロッコは特に変化はありませんでした。
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今回一番分かったことは条件を揃えたABテストは大事ということです(笑)
同じ条件でテストできないと結局何が効果があったかよく分からないのでした。
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