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おすすめされた楽曲聴いてみた⑯

2024年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

新年最初の更新は安定にこちらのシリーズで。12月はちょいこちらお休みしたので約一か月ぶりの更新ですね、がんばります。

・one / Chicago Poodle
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

初見です!2000年から活動してる日本の3ピースバンドとのこと。今はフリーみたいですがけっこう長い間GIZAにいたんですね。調べたらコナンのED曲とかもやってる。
ピアノボーカル・ベース・ドラム編成のバンドで、メインリフがギターではないんですね。この路線と編成だと筆者は世代的にWEAVERが頭によぎるんですが、WEAVERがいわゆるオルタナ交じりのロキノン文脈だとするとこのChicago Poodleはどっちかというと昔の洋楽ポップスとかのがルーツなんですかね。曲のトリッキーさでは無くメロとコード感で勝負!という感じ。むしろ今の時代のがこっち系統のサウンドは受けそうな気がする。
自分の好み的には可もなく不可もなくなのでこのぐらいで…。

・Moonlight / Grace VanderWaal
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

こちらも初見。自分の守備範囲以外ジャンルをちゃんと追おうと思ったのはコロナ禍以降の洋楽弱者なので6000万近く再生されてますが全然存じてませんでした。
歌声が若い…いや幼いぞ?と思い調べたら彼女は2004年産まれ、この曲は2017年発表ということで。アメリカのオーディション番組発のシンガーさんらしいです。
音数は少なめだけど重めのビートにウクレレが乗り、そこに彼女のパワフルな歌声という構成ですが自分みたいな一般人が「ウクレレに持つお気楽サウンド感」を排して楽曲に説得力を持たせるための楽器にしてるのが素晴らしいなと思いました。これはどっちかというと後ろにいる大人がやってるアレンジの話になるかもですが。他の曲も聴いたらバンバンストリングスとかギターとかめっちゃ使ってましたが。
決して嫌いじゃないんですけど普段聴きする分にはちょっとボーカルが幼すぎるんだよなぁと好き度的には6割くらいで。

・Bags / Clairo
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆☆)

アメリカの女性シンガーソングライターより。
これは好き曲です!ありがとうございます。気怠げなウィスパーボイスにマイナー調の雰囲気。いわゆるベッドルームポップですね。それでいてちゃんとメロがポップで大衆性がある。単なる雰囲気ゲーじゃなくてこういうのが好きなんですよね自分。
全体的にビートが重かったり、バンドの楽器がローファイに聴こえるこの絶妙なトラック加減が癖になる。beabadoobeeが好きな弊アカウントなんですが、今年これでコラボしてたんですね~、どうりで名前見た事あった気が。アルバム借りてきます。


・Super Ball / TOMOO
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆)

昨年この楽曲話題になってましたね~。実は11月にこの曲の感想リクエスト頂いてたんですがせっかくなので記事書くまで聴かんとこ、と温めてました。なるほどこれは評価されるのも確かに。感想書くの逆にむずい普通に良い曲というやつだ。
ブラスが響く華やかなオケに実力派の歌唱、そしてメッセージ性が強い詞が乗るポップソングですね。普遍性がある。全盛期のaikoを思い出しました、というかaikoが聴きたくなった。

筆者的には”槍出せ角出せはいらない 丸いままつらぬいて”という詞の一節はめっちゃ令和っぽい~~となりました。畳みかけるDメロも好きポイントです。

・& / きのこ帝国
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆☆)

出ましたね、きのこ帝国。
シューゲイザーに辛気臭い感じの曲というイメージが自分の中であって、バンド名のサブカルぽさもちょっと苦手を感じちゃって今まで積極的に触れてきてないバンドさんです。でした。いやこの曲めちゃ良いじゃないですか。
ポップで明るいメロ、でも詞にはじまる細かいニュアンスは陰があって一筋縄でいかないミディアムバラード。
弊アカウントに対し「お前こういうのなら好きだろ」という意でリクエスト頂いたのだとしたらすごい悔しい、非常に好き曲です。

・ひとひら / きのこ帝国
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆)

あぁ良いっすね~程よいシューゲイザーサウンドだ…
サウンドとしては轟音なんですが楽曲のアプローチとしては王道ポップロック寄りなのでシューゲイザー初心者にもお勧め。
上記「&」含めてこのバンドとの和解が成立しました。ありがとうございます。
ただ今回を機に改めて彼女たちの代表曲「東京」「クロノスタシス」聴きましたがあんまピンとこなかったんですよね。逆に「WHY」とかはこれめっちゃCoccoだ!となりテンション上がりました。『eureka』と『タイム・ラプス』TSUTAYA DISCASのレンタルリストに入れときますね。

・▷▷▷▶︎ぶっとび かっとび 全開エンジン! / ツインターボ (CV. 花井美春)
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

ウマ娘は…触れてきてないな…うまぴょいとか有名なやつ数曲しか…。
競馬のルールをそもそも知らん弊アカウントです。アプリリリース当時は完全なネタコンテンツ扱いだったのに今やこんな市民権を得てびっくりしてます。
再生したらイントロの聴きなじみあるエレキに”あっこれ知ってる界隈の音だ”と本能的に反応しました。作曲睦月周平さんじゃないですか、お疲れ様です。今のアニソン界隈で「品のあるキラキラトラック」作らせたら随一だと思っています。

キメや手数の多いバンドサウンド、目まぐるしく変わる展開、サビはとにかくキャッチー全振り。いまのアニメソング界隈は間違いなく田淵智也に影響されたクリエイターが多いですね。ただ今の界隈、ジェネリック的にそれ一辺倒になってしまって”逆におもちゃ箱展開が新鮮味なくなっちゃった”も功罪とまでは言いませんが10年代と比べて「アニメソング」というジャンル勢いが下がってしまった理由の一つなのかな…なんてこともちょっと考えてしまいました。

・BLAZE / ナリタブライアン (CV. 衣川里佳)
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

おいなんかリンキンパーク始まったぞ、と思ったらウマ娘でした。こういう手札もあるんですね、競馬とは。
もろにラウドやメタル系統のロックバラードですね。BPMが走らず低めに設定されてるのは「これをやるんだ」という意思を感じます。故にもっと刺してほしかったというか、「ラウドに合わせて歌うま女子ボーカルが熱唱」ジャンル以上のものを聴きたいなという感情にもなりました。キャラソンあるあるなんですが、もっと「この曲を聴きたい」という気持ちにさせて欲しいと言いますか。逆にこの曲を入り口にティーンやアニメファンがリンキンとかBTMHみたいなサウンドを追う導線になったらおもしろいなとは思います。

・Holiday∞Holiday / スリーズブーケ
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆☆)

定期的にラブライブ関連の楽曲が供給される弊マガジン。ニジガク以降の曲はあまり追えてないので助かります。蓮ノ空ってリエラの次で良いんですよね。そのグループ内ユニットみたいです。
確かにこれは弊アカウントが好み傾向の曲ですね、ありがとうございます。サビの「月火水木金土日 毎日がHoliday~」が印象に残りまくりますね。サビ後半のメロ畳みかけからのクラップもいいですね~、これは手を叩きたくなる。そしてキラキラ編曲の勝利ですね、この楽曲。品がある。逆に本丸グループで温存しないでいいんかこの良曲。
いわゆるラブライブ構文というよりはちょっとデレマス寄りなトラックと言いますか、全体的に雰囲気が煌びやかですよね。お嬢様感というか。自分、ラブライブで言うとニジガクのQU4RTZが好きな楽曲多いんですがそちらにも近いグループコンセプトなんでしょうか。クレジット見ても全然知らない方だった。

・Starlight Prologue / Liella!
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

逆にこれはモロにラブライブ!って感じの楽曲ですね。
弊アカウント、度々記事で「ラブライブ構文」という存在しないワードを出してるんですがあんまりその概念を定義してなかった気がするので。
①がラブライブOPにありがちな曲構成(例:「それは僕たちの奇跡」「青空Jumping Heart」「虹色Passions!」)
②が同ED系統(例:「どんなときもずっと」「ユメ語るよりユメ歌おう」)
③が作中大会とか重要シーンでアンセムとして使われる曲(例:「ユメノトビラ」「MIRAI TICKET」)
どうしてもシリーズが続いていくうえで"ジャンルもの"としてあまりにも似た楽曲の量産体制になってしまい、特に①、③はシリーズファンでない一見からすると一聴して判別がつかない状態になってしまう。これがあんまり良くないなと感じていて、自分が熱心に楽曲を追いきれなくなったきっかけでもあるんですね。なので虹ケ咲以降楽曲制作に新しいクリエイターを大勢入れたのは幅の広がり的にとても素晴らしいと思っています。

で、この楽曲はめちゃ③に該当すると思っていて…「アニメを観た人とそうでない人」で曲評価が分かれるのではと思いました。勿論普通に曲単体としては一定のクオリティは保証されてるんですけどね。
落ちサビと大サビラストのソロパートはめちゃくちゃ良かったのでソロパートや曲展開増やすなりで「この曲自体が聴きたい」をもっと感じさせてくれたら筆者的好き度が上がったかなと思います。

そんなこと言いながらですが今年の曲で言うと蓮ノ空のDream Believersとかはけっこう刺さってるんですよね。全員曲で、ジャンルで言うと上記①に該当すると思うんですが。曲展開多かったりメッセージがストレートに入ってきて好き曲です。
このStarlight Prologueにも言えることではあるんですが、要所要所でその構文+αを作っていこうという気概は感じるんですよね。
「ユニット曲の方が本丸より個性が出て楽曲として良くなりがち」はリアルアイドルも二次元アイドルも共通傾向なんですかね、むつかしい。


今回は以上。
右脳直結の音楽感想を今年も引き続きスタイルでやっていく方針です。あんまり詞にはフォーカスせず楽曲面メインです。

それでも良い!という方は、あなたのおすすめ曲を教えていただければこの記事シリーズで短めの感想書きます。上の質問箱リンクでもいいですし特に送ってくれた方のお名前出す気もないのでTwitterでもこのnoteコメとかでもいいです。随時募集中ですが記事に反映されるまで1~2ケ月前後くらいはラグあると思われます。ご了承ください。

それでは、また次の記事で。

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