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<延長戦>2020年俺的ベストソング20選


前々回、↓

前回、↓

の記事において、
個人的ベストソング(順不同)を各アーティスト1曲ずつという形で15曲挙げさせて頂いた。

以下、一覧。

1.UNISON SQUARE GARDEN「夏影テールライト」
2.XIIX「Light & Shadow」
3.フレデリック「SENTIMENTAL SUMMER」
4.King Gnu「三文小説」
5.神聖かまってちゃん「Girl2」
6.嵐「カイト」
7.ヨルシカ「花に亡霊」
8.LiSA「マコトシヤカ」
9.ReoNa「ANIMA」
10.近藤真由「Darlin'2秒間」
11.夏川椎菜「アンチテーゼ」
12.halca「時としてバイオレンス」
13.わーすた「TOXICATS」
14.乃木坂46「I see…」
15.日向坂46「青春の馬」

以上を選んだが、よく考えたら今年の自分マジで音楽聴いてねぇなと感じた。まぁ色々事情はあったので致し方ないなとは思うが、
明らかに自分の好きなアーティスト、バンド、世間でちょいバズったものメインになっているなぁ、と感じた次第。

という事で、世間の音楽に詳しい有識者が自分より遥かにレパートリーもレビューもクオリティ高い記事を上げられているので、
新たな音楽体験を得る目的で主に今年の曲について勉強させてもらおうと思い色々と拝読させて頂いた。

新たに知った曲、レンタルしたはいいもののWALKMANに入れたきり全然聴いてなかったアルバム(数十枚単位(のデータ)積んでる)前回の記事にベストに載せようかと考え結果選外にした曲と合わせて
今年発売された中で良い曲だと思ったものについて列記していきたい。
(前回の記事で挙げた15アーティストは除外しました)

1.a flood of circle 「2020 Blues」

前回の記事書いた後聴いた曲だけどマジでベスト級でした。
「シーガル」「Miss×DAY」とか俺の好きだったフラッド感。
近々続いた田淵プロデュースの曲が「ミッドナイト・クローラー」はじめフラッドの良さをこれでもかと活かしてたのでどうなるか、と思いつつ
アルバム全体のキレはうーんと思ってたのがここ最近だったので、
この曲には本当に脳天やられた。贔屓目あるかもだけど田淵とコラボしてからフラッドのメロが初期のキャッチーさが帰ってきた感あるわ。

この曲、新譜のアルバム1曲目で2曲目のリードに繋ぐための序曲としての役割で、実際2分足らずで終わるんだけどこの間にフラッドの良さが詰まってると言っても過言じゃない。野球で例えると初球先頭打者ホームラン。
実際リード曲は次曲の「Beast Mode」でPVが作られてるのもこっち。この曲も単体でがっつり良い曲で「Dancing Zombiez」を思わせるロックンロールなんだけど、俺はこのリード曲に最高の形でバトンを繋いだ「2020 Blues」に敬意を表したい。名曲。

2.BBHF 「かけあがって」

正式名称はBird Bear Hare and Fishらしい。改名してBBHFらしい。
PPAPみたいだし略さない方がオサレだと思うのだけど。
で、特に何も前情報仕入れず聴いたらボーカル既視感。
ん?これガリレオじゃね?と思ったら案の定。
調べたらGalileo Galileiのメンバーが中心に再度組んだバンドらしい。てか構成メンバーほぼ一緒で実質ガリレオ第二章。不勉強なもので全くこの存在を知らなかった。しかも結成二年前かい。warbearは知ってたけどあんま肌に合わなくて活動追ってなかったのよね。

ガリレオは初期の閃光ライオット臭放ってた頃は苦手だったけど、
世間より遅れて見た「あの花」きっかけで「青い栞」でベタなハマり方して、以降のアルバム積極的に聴いていた。
「Sea and The Darkness」なんてデビュー時を思うと信じられない位の超名盤だったし。そこからの解散で当時ショックだったよ。

そしてこのBBHF、めっちゃ良い。
ガリレオで言うと「青い栞」付近とラストアルバム「Sea~」の中間地点のDNAを引き継ぎ現代に即した形でアップデートしてる。
曲で言うと「サークルゲーム」のその先というか。まさにこの「かげあがって」がその解だと思う。
これは確かにガリレオじゃ表現できない。解散インタビュー当時「一度ガリレオという車を降りる必要がある」って言ってたのも納得。
現時点の代表曲と思われる「なにもしらない」

これも初聴で持ってかれた。素晴らしい。
変にタイアップとか付けて忖度しないで、
質の良いこの音楽を曲げないで欲しい。

3.w-inds. 「DoU」

なんで評価されないか分からないアーティスト個人的第一位。
w-inds.もセルフになってから意味分かんない位クオリティ上がった。
三浦大知が再ブレイクする土壌があるってことは、リスナーも耳が肥えてる筈だしそれに応えるだけの曲は揃ってるのになあ。

この曲は終始トラックがエロい。
Aメロである程度メロもテンポも盛り上がりを持ってきてBメロでこねくり回してからの二段階サビ。安易にドロップに逃げずに最小限のメロとトラックを聴かせ、このブロックを経て次のブロックで大爆発。
これあの昔アイドルやってたボーカルが作ってるんだぜ?今じゃ俺なんかじゃ理解できない範疇の機材マニア、完全なる音楽家になってもうた。

龍一くん抜けて二人になっちゃったけど頑張れ。マジ頑張れ。

もう一個橘慶太作曲でオススメ曲。


4.ストレイテナー「Maestro」

今年の新譜より1曲。シングル曲よりこのアルバム曲が刺さった。
コード感、後ろで鳴ってるバンドサウンドがめちゃ変態的で、あぁこれはそういう曲か、と思いきやBメロから流れがちょっと明るめに変わり、サビで急激にポップソングになる。初聴では何かの冗談かと思った。
改めて聴くと最初から最後までメロ自体はめちゃくちゃ歌謡曲なんだよね。
イメージ的にスピッツの「けもの道」を初めて聴いた時を思い出す。
ファン的にも隠れた名曲として人気出るんじゃないかな。

テナーもネクストブレイクと言われ続けはや10年以上。
自分が音楽に目覚めた中学時代に全盛期だったバンドの一つなので、未だにがっつり活動してくれてるのは本当に嬉しい。
自分的なベストソングは「シーグラス」。back numberファン、オリジナルはこっちだよ。原曲もちゃんと聴いてね。


5.MONOEYES 「リザードマン」

今年はMONOEYES復権の年だったね。
細美さんのプロジェクトは自分の中ではハイエイタス3rdをピークに惰性で追ってる感じだったんだけど、今年出た新譜は間違いなくMONOEYES名義では一番。
HIATUS2ndの頃とMONOEYESの1stを良いとこ取りした感じで、でも単にエルレのリバイバルじゃなく、深化したロック、でもキャッチーというバンド好きの心をがっつり持ってくアルバムだった。
その中で自分はリード曲よりもこっちだったかなぁ。
上でこんなこと書きつつやっぱり自分らの世代はエルレど真ん中だから直球エモロックの細美さんが見たいのよ。

リード曲のこっちも勿論すき。


6.THE KEBABS 「オーロラソース」

今年のケバブスではこれかな。二分足らずのロックンロール。潔くて素晴らしい。
ユニゾンやその他提供では感じないけどケバブス聴くと田淵のルーツがハイロウズ・ブラフマン・ピロウズってのがめちゃ納得できる。
このオラオラな方向性は正直自分的に真っすぐは来ないのでライブ行くかはまだ迷い中だが、フラッド佐々木、ユニゾン田淵という好きなバンドマンが心底楽しそうにかつ気楽にバンドやってるのがほんとに微笑ましい。
あと田淵ファンとしてはケバブスだとめっちゃ田淵歌うから好き。


7.ニガミ17才「こいつらあいてる」

(良い意味で)変態としか形容できないバンド。「ただし、BGM」聴いた時の衝撃はそれはもう。何食ったらこんな歌詞書けんねん。
この曲は中国語っぽく日本語を歌う、っていうその要素だけだとネタ曲に捉えがちだけど普通に曲としてカッコいい。
イカレてるボーカルとあくびちゃんの可愛さに目が行きがちだけど、ベース半端なくうまい。リズム隊のグループエグい。
でも結局あくびちゃんの可愛さに帰ってくる。かわいい。

8.Mr.Children 「DANCING SHOES」

新譜の1曲目。Birthdayも良かったけど自分的にはこっち。
個人的に「REFLECTION」がキャリアの中でもヤバいくらいの超名作、
からの玄人好みの「重力と呼吸」を経て(自分は余り合わんかった)どう来るかと「SOUNDTRACKS」。
最近のミスチルは捻ならすぎて逆に今までなかったタイトル付けがち。その発想好き。良いアルバムだったし、ミスチルの中でも結構好きな作品だったけど、やっぱり「優しいミスチル」だなあという感じ。

あ、このアルバム音質半端なかったです。おそらく過去一。
リフレクションの「未完」「REM」とかでバチバチのミスチルが帰還したぞ、からの流れで聴くとやっぱりそっちかという気は正直。
まぁ年齢的に致し方ないとかあるんだろうけど。

ただこの新譜の上記曲は唯一、自分が好きな「ニシエヒガシエ」辺りの時代にあってもおかしくないかな、という曲だった。
深海みというか、不安定なイントロと機械的なリフからのサビでバンドサウンドにカタルシスを持ってくるロックチューン。
自分の思春期は「しるし」「彩り」「HANABI」世代だったけど、これはもう好みの問題で、どの時代のミスチルが好きかってマジできのこたけのこ戦争並に終わりが見えない問題だと思う。

9.キタニタツヤ「ハイドアンドシーク」

10.藤井風「キリがないから」

11.米津玄師「感電」

12.BUMP OF CHICKEN「アカシア」

昨年のaurora arcは個人的にユグドラシルの次くらいに傑作じゃない?と思ったアルバムだったしここに来て大復権という感じ。
「月虹」「新世界」「流れ星の正体」と名曲づくし。
今のバンプはオービタル辺りの彼らが待たせたなと帰ってきた感じでそこら辺の世代としては感慨深い。
その勢いでこのアカシア。安心のクオリティ。
ただこの曲はポケモン効果との相乗効果で高評価になってる気がするのでその補正がない自分には巷で言われる最高傑作、とまでは思わなかったかな。これが上記のベスト15には入れなかった理由。でも勿論良い曲だよ。

しかし最近色んな男性バンドが4人から3人になってるのなんか面白いな。

13.SCANDAL「Tonight」

セルフプロデュースになって急激に曲のクオリティ上がって名実ともに現ガールズバンドのトップになった良く考えると意味分かんない売れ方したバンド。普通逆だよな。
新譜の1曲目。どの曲も良かったけど強いて言うならこれかなあ。
テクノ、ハウス要素ありつつもちゃんとバンドサウンドを貫いて次曲へバトンを渡すこれ以上ない1曲目。

前作の1曲目「プラットホームシンドローム」もすごい良かったんだよな。
え、これクリープハイプ辺りの提供じゃない?と思う超疾走ロック。
個人的に一番好き。2018年発売なのでベストに挙げれないのが惜しい。

14.ネクライトーキー「北上のススメ」

ブレイクしそうでしないバンドという立ち位置を今年もキープ。
相変わらずの電波とキャッチーが両立してるらしい曲。
つべの再生回数はFIRST TAKE効果でめっちゃ上がってるから
来年ついに来るかもね。
ユニゾンと通じるものがありそうで、絶対世間受けするバラードとかは書かなそうだけど。
もっさ可愛い。許せ服部のライブはいいぞ。

15.Aimer「SPARK-AGAIN」

16.Perfume「Time Warp」

17.ORESAMA 「Gimmme!」

ブリブリのベースがご機嫌に鳴るディスコファンクチューン。
ORESAMAは2年前くらいに出たアルバムがとんでもなく良かったのよね。
「流星ダンスフロア」とか「ねぇ、神様?」とかめっちゃ良いよ。

以降のシングル曲はなんかマニアックな方向に行ってた感あったのだけど、この曲で当時のキレが完全に帰ってきた感。
ぽんちゃん可愛い。ちなみにギターの方はDAOKOとか色んなアーティストに曲提供してます。

18.yunomi「恋のうた」

アニソン界隈でこの曲がやたら評価高い、てのは当時から知ってたけどワンコーラス聴いた感じだとぴんと来なかったんだよね。
ただフル聴くとなるほどこれは確かに、となった曲。

他ジャンルでこれでもかと使われてる、サビでドロップが来る打ち込み主体なんだけど、序盤の比較的穏やかなブロックを経て2分過ぎた辺りで急にテンポアップしてボカロかよと思う超詰め込みボーカル、
からの今度はクッション的なドロップ。そして全体的な和テイストでトラックも凝ってる。フル聴いて楽曲として、「恋のうた」として伏線をしっかり回収。

今後はアニソン界隈でもドロップ中心になるのかな。
散々食い散らかされてるし、後追いで氾濫するとしたら思うとこあり。この「恋のうた」に関しては◎だけど、ドロップやりゃ良いっちゅうもんでもないよとは言いたい。J-POPもだけど。

19.Trysail「ごまかし」

20.富田美憂「翼と告白」

昨年アニソン業界に颯爽と現れた声優アーティスト。めっちゃ正統派に歌上手い。かつ透明感のある歌声。
デビュー曲の「Present Moment」がもう、これまた自分好みのとんでもない曲だった。2000年代のエレガを思い出すロックチューン。
そして今年も期待を裏切らず、かつての奈々様を思い出すかのようなこれまた壮大なロックチューン。でも清涼感もあり決してしつこくない。
来年早くアルバム出してほしいマジで。

この曲は去年の中でも自分的に屈指。


以上、こんな感じでした。
インディーズ系もそこそこ漁ってみたのだけど、
結局は我ながらメジャーのミーハー選曲になってしまうのよね。
まぁしょうがないよね、だって俺こっちのが好きなんだもん。

一音楽好きとしては、
前回の記事含めこれきっかけでもし何かしら新しく琴線に触れる楽曲等ありましたら幸いです。

それではまた。
明日今年最後にもう一つ更新します。

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