無地の白さに無限を描けたあの頃

何故かしょっちゅう「君は落研の出身だろう?」と聞かれてしまう私ですが、入部した記憶は一切ありません(笑)。ふざけたことばかり言っているからでしょうか。ふざけたことを言ったつもりはない場合も多々あるのですが…(泣)。

中学生の時に入っていたのは漫研でした。漫画研究部。部活のある日は、無地の白い紙1枚に絵を描けば活動したと見なされる、という死ぬほどゆるい部活だったので、適当にさっと描いてひたすら喋り続けたり、宿題したり、美術の課題が終わらなくて延々と居残りしたり(※こだわり過ぎて終わらなかった。詳しくはこちら→)、自由に活動時間を過ごしてた記憶があります。もちろんしっかり絵を描くこともありましたよ。絵を描くのは大好きでしたしね。

具体的に何か活動するのは文化祭くらい。部員が描いたイラストを展示して、それぞれのイラストが欲しい人に確かひとり3票くらいまでで投票してもらって、投票してくれた人に抽選でプレゼントする、という形式だったかと思います。
2年生までに見ていた抽選の仕方が、私はどうも気に入らなかったらしい。当たる人にはいっぱい当たって、1枚も当たらない人には当たらない、という事象が発生してたんじゃないかな。

でも、せっかくなら投票してくれた人にひとりでも多く行き渡るようにしたいし、せっかくみんなが描いたイラストも余らないようにしたい。3年生になった私は、副部長の立場をこの時だけ利用して(基本何もしてなかった気がする、副部長…)、抽選方法を変えました。1票しか入ってないイラストから当選者を決めて、当たった人は基本的に次の抽選からは外して、残った人で2票以上票が入ってるイラストの抽選を順々にしていった、はず。それでも当たらない人と複数当たる人は出たかもしれないけど。

これが厳正な抽選にあたるのかどうか自信はないけど、14歳の子供の頭で必死に考えた記憶があるなあ。いや、イラストを描いた当人がそれぞれ抽選するんだったっけ?どうだったっけな…。少なくとも自分の作品にはそうしたんだと思います。私のイラストが当たった誰かさんがそっと闇に葬ってくださっていることを心から祈る…。

ああそうだ、イラスト集みたいなのも作ってたかも。年に1回くらい。昔の卒業生のイラスト集も部室(美術室だったような)に残されてた記憶があるけど、さすがに我々のものは処分されていることを祈る…。たぶん部員の誰にとっても黒歴史…。

修学旅行のしおりの表紙を描いた記憶もあるんだけど、あれも漫研だったから依頼が来たのですかね。大仏を描くのが超楽しかった記憶が(笑)。

絵を描くのは大好きだったけれど、才能がないな、と実感したことなどをきっかけにほぼやめてしまいました。今ではもう、たまにさらっと落書きするくらい。それでもやっぱり、絵を描いてる時は楽しいですね。苦しみでもあるのだけれど。

たぶん、将来のことなんてまだ考えることもなく、ただ純粋に絵を描いていたあの頃が、友達と他愛もない時間をのんきに過ごしていたあの頃が、いちばん楽しかったんじゃないかな、って今でも思うのですよ。

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