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「 うさぎの防災対策はどうしたらいい?」



 私たちは、地震・水害・竜巻など自然災害と隣り合わせの生活をしています。ある日突然災害に見舞われて、うさぎさんを連れて避難生活という可能性は誰にでもあります。
 いつ来るかわからない災害に備えて、どのような対策をすればいいでしょうか。うさぎの防災対策について調べてみました。
 

何を準備するか① ~移動時や避難生活用のキャリーを用意しよう~


・キャリーバッグやライトキャリー
避難場所に移動する際のキャリーバッグと一時的な生活の場所としてのキャリーバッグが必要になります。移動時と生活場所としてのキャリーは同じもので構いません。
布製のキャリーバッグは軽量で持ち運びが簡単ですが、布をかじってしまったり、通気性の問題があったりするため、一時的な生活場所としては難しいかもしれません。ワイヤーメッシュ製のライトキャリーやプラスチック製のキャリーは通気性や耐久性があるので、一時的な生活場所として向いていると考えられます。
キャリーの床はすのこや金網などの、掃除がしやすい形状がいいでしょう。給水ボトルやエサ入れを取り付けられると便利です。大型種のうさぎさんの場合はうさぎ用のキャリーでは小さいことがあります。その場合は犬・猫用キャリーで代用しましょう。

・キャリーカバー
避難所では大勢の人が暮らしています。犬や猫などの動物もいるかもしれません。様々な方向から視線があると、うさぎさんが不安になります。キャリーカバーがあると目隠しになりますし、冬場は保温効果もあります。

・エサ入れ、給水器
避難用キャリーに取り付けるエサ入れや給水器を用意しましょう。移動時にエサ入れや給水器を取り付けてしまうと、振動でうさぎさんがエサ入れにぶつかって怪我をしてしまう可能性があります。避難所に着いてから、エサ入れや給水器を取り付けましょう。

何を準備するか② ~うさぎ用防災リュックを用意しよう~

 

うさぎ用の防災リュックをひとつ用意して、以下の消耗品を入れておきましょう。人間用の防災リュックと一緒に保管しておくと、避難時に探す手間が省けますね。半年~1年に1回、中身を見直す時期を決めておくといいでしょう。私は防災用リュックに「〇〇年〇月に交換」というメモを貼って、交換時期を忘れないようにしています。


・水
 ペットボトルに入ったペット用の水が販売されています。飲料用に数本用意しておきましょう。

・ペットシート
避難生活ではこまめにペットシートを取り替えることが難しいかもしれません。吸水性や消臭性に優れたシートを用意しましょう。

・ゴミ袋
ペットシーツ等のゴミがでますので、ゴミ袋を入れておきましょう。消臭効果があるゴミ袋がお勧めです。

・おやつ数種類
慣れない避難所生活でうさぎさんの食欲が落ちることがあります。嗜好性の高いおやつを数種類用意して、なるべく食欲が落ちないようにしましょう。

・ウエットティッシュ
汚れをふき取る時に使います。エサ入れなど頻繁に洗えないので、掃除のときなどに使います。

・ペレット
普段から食べているものを準備しておきます。

・牧草
普段食べている牧草で構いません。牧草がかさばってしまう場合は、キューブやペレット状の牧草を用意しておくこと方法もあります。

・常備薬
 常備薬がある場合は、入れておきましょう。薬を服用の際にシリンジなどの器具が必要な際はそれも準備しておきます。

・タオル
避難時にキャリーの中でうさぎさんが不安定な体制にならないようにクッションとして使用します。筒状にすればクッションになりますし、広げれば保温対策にもなります。小さく切れば雑巾になります。タオルは汎用性があるので、何枚か用意するといいですね。

・首輪、ハーネス、リード
慣れない状況からパニックを起こして、逃げてしまう危険性があります。首輪やハーネスも用意しておきましょう。

・ガムテープ、マジック、はさみなどの文具
 避難時のケージの補修や、うさぎさんの情報提示などに使います。

上記の物はうさぎやモルモットなど小動物用の防災セットとして通販などで売られています。そういったセットを購入することもひとつの方法ですが、自宅にあるストックで代用することも可能です。

避難の練習をしておこう。


平常時に、避難用キャリーにうさぎさんを入れて、人間用やうさぎ用の防災リュックを背負って、実際に避難所まで向かってみましょう。うさぎさんだけでなく、人間用の防災用品も加わり、かなりの量や重さになるはずです。実際にその状態で避難ができるのか、確認しておくといいですね。ペット同伴の避難生活については自治体について方針が異なります。お住いの自治体のHPで確認しましょう。
うさぎさんにとっても、普段からキャリーやハーネスに慣らしておくことが大切です。キャリーの中で一時的に過ごしたり、ハーネスを付けることができたりしたら、ご褒美のおやつをあげてもいいでしょう。キャリーで過ごすと良いことがあると、うさぎさんに学習させましょう。

まとめ


 普段食べているペレットや牧草、おやつを多めに購入してストックしておくだけでも、災害への備えになります。飼い主さんができるところから少しずつ備えを進めてみてくださいね。

講師名 anan

 子どもの頃から生き物が好きでした。今まで、ハムスター、インコ、モルモット、ハムスター、デグー、うさぎ、犬、ウーパールーパーとたくさんの動物と生活してきました。職場で飼っていたうさぎのお世話をしていたこともあります。
 以前我が家にいたうさぎは、垂れ耳のオレンジ色のホーランドロップでした。今でも家の近所のうさぎ専門店に通い、可愛いうさぎの姿に癒されています。将来はネザーランドドワーフを飼ってみたいです。
 

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