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雨が上がって気づいたこと

昨日のお昼頃、雨がやんだ。

天気予報通り。

3、4日くらいずっと雨が降っていた。雨の音に慣れてしまっていたからか、雨が上がって、鳥やカラスの鳴き声が聞こえ始めると、なんだか不思議な気持ちになった。

雨音ではない、鳥の鳴き声はとても久しぶりで、目新しいもののような気がした。

たった3、4日のことなのに。

3、4日って1週間のだいたい半分だ。

それだけで、人はものを忘れちゃうんだなとも思った。忘却の生き物って本当だな。

ありがたいものをありがたいと、いつでも喜べるすごい感覚であり、いとも簡単に記憶から消してしまえる、忘れっぽい脳みその真実でもある。

昨日は、終戦の日だった。

私は戦争を知らない。

だから、興味を持たなければ、戦争とはなにかを知ることができない世代。

空襲警報に怯えることもなければ、食糧難で餓死寸前になることもない。

恐ろしい爆弾が突然降ってきて、家族や家を壊すこともない。

知らなくても、生きていけるから、なにごともなかったかのように、日々をくらしていけてしまう。

日本が戦争を再び経験するような時(今が戦時中のようだ、という人もいるけど)になって、ありがたいものをありがたいと、やっと気づくことになるのだろうか。

目に見えるもの、それだけを追って生きていってはいけないのだろう。

鳥が鳴く、雨上がりの終戦の日。鳥が鳴く奇跡に、カラスの間の抜けた鳴き声に、ほっとした感覚を忘れないでいたい。

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