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今年の一字「転」

一昨日に、清水寺の今年の一字が「税」になったとニュースがあった。

私はどうかなあと考えてみる。

「変」と「迷」と「転」と悩んで、「転」にした。

今年は本当にころころと変わった年だった。

健康保険証が突然変わることになったり。所長が異動になったり。新しい所長が休養したり。自分がまさかの休職をすることになったり。

なんと目まぐるしいことか。
特に後半。

これだけの変化があって、変化がなかったという方が、私には無理。

「変」にしなかったのは、別におかしいことでも、変なことでもないのに、一字にした時、なんかしっくりこなかったから。

一年ころころとなにかに転がされた気がする。

まあ、それはそれで仕方ないし、きっと人生ってそういうものだ。

主治医と話していて、社会に出る、会社で働くとは、「正論だけでも、真正面から戦っても、うまくいかない」「きっちり、かっちり、正直に、正確にってやって、うまくいかないのは、社会というものが、たくさんの人で構成されているから」「今回はその学びの機会になったね」と言われた。

私が出せなかった申入書も、事実を伝えるために、診察に持っていった。

「この文章では、正論すぎて逆に相手にしてもらえない」と言われた。

落としどころが見えないから、「(文章中の困った事例について)まあ、そうだよね。困り事に共感はする」「じゃあ、改善という意味の改善はむりだから、あなた辞めますか?」と言われておしまいだろう。

そうなんだ。。。

ころころと思わぬ方向に話が進んで、翻弄されている感じがする。

私は計画通りとか、ルーティン通りとか、決められた通りに、自分が進んでいける環境が安心する。

曖昧で、その場しのぎで、なあなあ(言い方は悪いけど)な状態が、とても不得意。苦痛。

でも、社会はそういうところ。

私とは真逆のそういう人もいて、社会とは、主にそういう世界でもある。ようだ。

そういう中で生きていくには、柔軟さを持って、ふんわり生きる術を身につけることが大事。

このお休み期間は、柔軟に生きる練習期間だと思おう。

うまくいかないことを、真正面から見て、動揺して、パニックになる。疲れてしまう。

病気の影響もあるけど、たぶんにして、私の性格のせいでもある。

性格なんてそうそう変えられないけど、ころころ転がっていくうちに、丸くなったり、考え方や、行動方針が柔軟になって、変わっていけることもあるだろう。

だから今年の一字は「転」。

まずは、やってもやらなくてもいい、といういい加減さを自分に許す。

【今日の英作文】
たとえ不安だらけでも、明日は来るし、人生は続く。
Even if you are filled with anxiety, tomorrow comes and your life goes on.

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