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料理をする人

電話をかけてくる母の毎度のボヤキ。

「父上が料理を作っても、食べてくれない」

正確には、母の作ったり、食べたいような煮込み系の料理が、好きじゃなくて、食べない、もしくは文句を言う、「これしかないの?」と言う。

私に言わせれば、昔からじゃん、と思うのだが、父上と二人暮しになった母は、煮込み系の料理を喜ぶ私という味方がいなくなって、料理に対するモチベーション、テンションだだ下がりで、日々の料理が負担、億劫、ということらしい。

そんなお悩み母への解決策は、ただ1つ。

自分が食べたいものをビシバシ作って、毎日を満足のいく食べ物で彩ること。毎日の食事は、日々の自分の体を作るんだから、自分の気持ちが下がるような料理をしていてどうするんだ! というのが私の意見。

父上は全く料理をしない。皿洗いこそ、最近やったりやらなかったりらしいけど、それもめんどくさいらしく適当で、母が洗い物のし直しをしていたりして、ストレス要因は増えている、らしい。

父上は揚げ物、油での炒め物、こってり系が大好物。よくある中年男性の食事傾向。そしてあんまりたくさんは食べられないけど、ご飯は満腹まで食べたい! 腹八分目? なんのこと? というタイプ。

私は一人暮らしをして、こんなに料理が楽しいとは思っていなくて、毎日食べ物のことを考えるのが楽しくて仕方がない。献立を考え、料理をし、新しいレシピの発掘をし、健康や体調に見合う食事をして、毎日とても楽しい。時々する血液検査はまさに健康優良児。

母もまた父上だけでなく歳をとっており、体力的な負担もある。あれもこれも全部料理して、毎日暮らすなんて無理。

だから父上の食べてくれそうなものを料理するわけなんだけど、今度はそうすると自分の食生活に不満がたまり、イライラ、モヤモヤ。

それで毎度毎度、私に料理のストレスについてボヤきまくる。

父上がどんなに食べないって言ったって、「これしかないの?」とか暴言をはいたって、私は母が食べたいもの、作りたいものを積極的に作るべきだと思う。

料理は、食べる人のことを考えることも大切だけど、作り手が楽しく、美味しいなあと満足して作らないと、料理だって浮かばれないと思う。

この時代の日本において、料理の一品が食べたくないもので、食べるものがなくても、餓死したりなんかしない。

証拠に最近の父上は、食後にデザートを召し上がり、ほぼ毎日カップのアイスクリームを食べているらしい(太るよ? お腹育っちゃうよ?)。

「お腹すいたら、アイスでも食べとけ」

そのくらいの気持ちで、料理をすればいいと思う。

料理はする人が主体でも、なんの問題もない。おいしく食べ物を頂く。それが一番大事。健康への近道。食事は、楽しく生きるための必須アイテム。

母よ、頑張れ!

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