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お題の理由

昨日、お題縛りはやめます宣言をした。

突然お題縛りでnote書きますって言って、やめますって言って、「一体何なわけ」と自分でももやもやするので、まずは「チャキチャキな人」をお題にしたかった理由を書こうと思う。

「チャキチャキな人」は、憧れようと憧れまいと、結構周りにいるものだ。

それだけ忙しい世の中なんだよね。と思うのだが、それにしても出会う確率が高いし、もしかしたら、自分が「チャキチャキな人沼」にはまり込んでいる可能性もある。

私はかつて、「チャキチャキガール」になりたかった。大学デビューの頃だ。田舎で育って、都会の学校に合格して、なんでもやりたいし、なんでもできたいし、なんでもとびこみたいと、かなり意気込んでいた。

都会の海に飛び出して、カルチャーショックを受けた。都会は、出身地一つとっても、「どこの人」とひとくくりにできない人がたくさん住む場所だ。バックグラウンドも多種多様。同じ学校に合格したのに、高校で一年間留学・留年して語学がすぺしゃるに堪能だったり。価値観も多種多様で、「大学生になったから、みんなでお酒を飲んで騒ぐサークルに入るのが夢」だと、普通に豪語する人がいたり。急性アルコール中毒になるのが怖くて、新歓コンパをことごとく避けていた私は、びっくりした。

えらいところに来てしまった。

でも、負けないぞ、と思った。
今まで思いつかなかったようなことに(深く考えず)挙手をして、今までだったら人見知りしていた初対面の人にぶつかって行ったりした。

「チャキチャキガール」になれば、何にも怖いものはなくなると思っていたし、逆に怖いものを克服する手段として、ならなければならないとも思っていた。

色々あって、チャキチャキガールになりかけたところで、頓挫してしまったのだけど。

私が、チャキチャキな人(ガール)になって、得たかったものは、ものすごく薄くてしょぼいものだったなと今は思う。一人で何もかもできる! なんて、何と傲慢だったのかとも思う。できなくてもいいし、できる必要もないし、できたら、時と場合にもよるけど、ダメな場合もある。

「チャキチャキな人」は、大概完璧主義者だと思う。

内心では、「何で私だけこんなに忙しいのかしら!」と思ったり、「やっぱり、私ってやれば何でもできる!」と思ったり、人によっては「私がいなきゃダメね!」と思ったり、たぶんかなり忙しい。

忙しいとは、心を亡くすと書く。心に余裕がないのだ。

チャキチャキと仕事のできる人は格好がいい。チャキチャキ場を取り持つ人は清々しい。

でも、自分のキャパや、自分の気持ちを、何もかもをやりながら同時進行で大事にすることなんて、誰でも難しい。

チャキチャキ何でもできたらいいなと憧れるけど、そのまえに私もあなたも、あれもこれもはできない人間なんだよなあ、と思ったので、お題にしてこまごまと書こうと思いました。

理由は以上です。


今日から仕事だ。GWは昨日まで。
さあ、また仕事頑張ろう。

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