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デジタル広告の歴史 Vol.1

広告市場が伸びている中、デジタル広告(=インターネット広告=Web広告とする)の歴史を把握することは大事だと考えます。
歴史を知らずに現在の担当している広告領域の運用を行っている人々も多いイメージがあり、過去~現在~未来を考えながら広告を発展させていく世の中になったらいいですね!

タイトル通り歴史を一部本も参考にしながら振り返りをアウトプットも兼ねてnoteで発信します。

★前提①:そもそも広告とは?定義。(Wiki引用)
広告には企業の広告目的の遂行はもとより、消費者または利用者の満足化、新しいモノや考え方・アイデアとの出会い、さらには社会的・経済的福祉の増大化などの機能をも伴うことになる。さらに多くの人々の価値観に影響を与え、長期に社会的文化的な影響を与えるとのこと。
→この辺りを考えた上で広告を作成・配信しないと、消費者の広告に対するネガティブなイメージに繋がりますね!

★前提②:日本の広告市場
 2010年: 5.8兆 → 2020年: 6.2兆と伸びています。
☆2020年の内訳
【プロモーションメディア費】1.7兆:屋外広告やDMなど
【マスコミ4媒体費】2.3兆:TVや新聞、ラジオなど
【デジタル広告費】2.2兆
 ↓
☆【デジタル広告費】の内訳は、「インターネット広告費」「インターネット広告制作費」「物販系ECプラットフォーム広告費」です。
実質的な「インターネット広告費」は制作費とプラットフォーム費を除いた約1.7兆が現状です。
 ↓
☆さらに「インターネット広告費」の内訳は、
<検索連動型広告>6,700億
<ディスプレイ広告>5,700億
<動画広告>3,800億
<成果報酬型広告>1,000億
<その他>200億
※あくまで数値は目安です。上記は電通発表の数値を参考に。
この辺り、正確な数値はどこが正しいのかまだ精査中であり、矢野研究所の発表データと成果報酬型広告の市場規模が異なります。
↓ 約3,500億と3倍以上も異なるので困りました...
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2656

本題:デジタル広告のはじまり

☆1994年:最初の最初!
・世界のデジタル広告の始まりは1994年、場所はアメリカでした。
米国最大手電話会社のAT&T社が、オンライン雑誌『HotWired.com』に世界で初めてバナー広告を14社分掲載したことがきっかけです。

☆1996年:開始したサービスや会社設立が多いこと!
・日本のデジタル広告の元年は”1996年”です。
前年の1995年にはWindowsが普及が進み、朝日新聞や読売新聞がオンラインサイトを立ち上げたタイミングでした。電通が毎年発表している広告費の発表も、1996年からを対象としています。
・米Yahooとソフトバンクが「Yahoo! japan」を開始し、インターネット利用者が増えるようサービスを拡大。
・電通とソフトバンクがCCIを設立、博報堂やADKがDACを設立したのもこの年でした。CCI及びDACはメディアレップという媒体社の代理。歴史が相当長いですね!

☆1999年:ガイドラインができる!
・インターネット広告推進協議会が発足。また、日本広告主協会がWEB広告研究会を発足。
インターネット広告推進協議会→現在のJIAA(https://www.jiaa.org/)
┗一般社団法人のため、設立時社員2名以上いれば登記のみで簡単に設立できる法人
日本広告主協会→現在の日本アドバタイザーズ協会(https://www.jaa.or.jp/)
┗公益社団法人のため、一般社団法人の中でも公益認定等委員会から公益性を認定された法人
上記の発足の後、広告主側もブランディング費用をインターネットに投資するようになった模様。

2000年以降はVol.2へ!

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