漆塗りを始めた理由と400年続く家業の使命

 もともとは、江戸時代から400年近く続く漆塗り家業で、自分が一人っ子だから跡継ぎだから、という使命感が大きかったのですが、だんだん漆は面白いなと思い始め、今は跡継ぎとか堅苦しいことは考えずに、漆を楽しみたいなと思っています。

 逆に、400年近く続く跡継ぎの今の時代の使命はなんだろうと考えたら、それは漆の魅力を伝えることなんじゃないかという思いにたどり着きました。

 漆は素材としても面白いし、技法もたくさんあり、それぞれ歴史がある。趣味としてもっと広まっていいんじゃないかと思います。ちょっとやってみたい人が気軽にできるように、手助けしていきたいと思っています。

 漆の美しさは、こんなに素敵なんだよということは、毎年の展示会で常に発表していきたいと思います。

 問題として見えてきたことは、漆の美しさも魅力も伝わっているのだけど、とにかく扱いが大変だと誤解されていることです。

 そこで、気楽にガチャガチャ扱える漆器を作っていくことにしました。

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