何でもかんでも家庭環境
何でもかんでも「家庭環境が」て、うるさ。
ふざけんな。家庭環境が何ぼのもんじゃ。この世界に身一つ。生き方選び取ってくのは自分自身やろが。
大体な、いろいろ言うてくるそいつはまず他人やろ。他人に偉そうにひとの人生を解説さすな。他人はお前のこと何もしらんやろ。
人の人生語るなら、まずはお前の人生をつまびらかに解説しろ。その話が面白かったら、こっちもお前の解釈話に耳傾けたるわ。
ましてな、自分から「私の家庭環境はこうだから…」とか、それを言うな。自分で言ってしもたら、それが足かせになっていつまでもそのレールを歩み続ける格好の言い訳になるやろが。
言いたくなる気持ちはわかる。いや、わからんけど、言いたい時期があるやろなとは思うし、言わんことにはやってられん気持ちになることもあるやろ。
本当に言いたくて仕方ないなら、言えば良い。目を背けるよりは、しっかりと見つめた方がいい場合もある。そういう段階であるならしっかりと向き合えばええ。でもその足枷を、いつまでも自分で握りしめ続ける必要はないで。
どこかで「自分がどういう人生を歩くかは自分で背負うんや」と、そう決めるのが大事。そう決めたら、そこから自分の人生が始まる。
早いとこ自立すること。経済的に、物理的に、そして精神的に。
使えるものはうまく使え。かしこく生き延びる力をつけろ。
その後や。大事なのは。
一つずつ足枷を取っていくこと。(この段階で向き合うのは問題ない。それは必要なことや。)
出来ないと思い込んでいたものに挑戦してみる。
嫌いなことでも、なんで嫌いなのか考え直して、勉強して挑戦してみる。
楽しんでやっている人がいたら、一緒に楽しくやらせてもらってみる。
自分が本当に好きになれるもの、集中できるもの、楽しめるものを探したらええ。もし何にもやらんのが好きなら、とことんのんびりぼーっとして「私はこんな生き方ががしたかったんや!」というのを見つけたらええ。
世界はな、もっと自由なんやで。なんでもはさすがに出来んけど、やると決めたらだいたいのことは出来る。どんなことでも、楽しそうにやってるやつというのがいる。そういう人のマインドを貰うんや。
金の稼ぎ方と、上手な使い方、賢いため方をちゃんと学ぶこと。本を読め。
今は何でも情報が手に入る素晴らしい時代なんや。必要な知識は自分で掴め。ネットも図書館も無料や。
たくさん稼ぐのもええけど、必要なものにしか使わない暮らしを学べば案外自由度は上がるで。
あと、自分一人で自分を変えてくのはなかなか難しいことが多い。だから人との出会いは大切や。慎重に選ぶこと。
凸と凹は惹かれあうことが多いから、「なんか相性ばっちり」みたいなのは逆に避けたほうが良い。
むしろ○丸とか▢四角みたいな、「強烈には惹かれないしハマらんけど、なんか落ち着くし魅力的やなぁ…」って相手が良いかもしれん。当たり前に当たり前のことをちゃんとやってるやつと暮らすと、いいぞ。
それか、価値観ぶっとんでて「こんな生き方していったいどうやって生きてくんやろ」みたいなやつとつるむのもいい。興味深いで。人生の幅が広がる。
これは譬えや。人間というのは本当に深い海のようなもんで、一体中に何が入ってるんか本人もわからんのや。きれいな服着てても、皮引っぺがしたらいろんなもんがぐちゃぐちゃ出てくんねん。
人が出会うと、結果としてなぜかいい化学反応の起きる人というのがあるんで、そういう相手を探してみること。
ゆるく当たり障りなくいろんな人と話してみると良い。あと、相性はだんだん変わってくものやから、あんまり自分も相手も縛らんこと。
とかく「みんなきっとこうやろ」とか「普通はみんなやっぱり」とか勝手な思い込みが強くなりがちやけど、それこそみんないろいろある。みんないろいろあるんや。
いろいろ違う考えの人と付き合ってみ。
だからな、この世界には何でもあり。
せんまい世界でちぢこまっとらんと堂々と歩き出すこと。よく眠って、よく働く。
自分を自分でしっかりと磨く。とりあえず手に取ったものをやってみる。違うと思ったら変えてもええ。
自分のことを本当に大事にしてくれる人とか、自分といる時間を楽しんでくれる人との出会いを大事にする。理不尽な利用はされへんように。
好きなことを好きなように楽しんでる人の近くに行くこと。
勉強は楽しいもんや。世界の有り様が分かるから。自分の好きなもんをみつけて、いっしょけんめい勉強してみ。
欲しいものはちゃんと「これが欲しい!」って言う。掴みにいくんやで。
えせ関西弁を使うこんな感じの変なお兄ちゃんがいる。私の中に。無責任に言ってるだけなので、異論は認めます。全否定してもいいです。うるさいお兄ちゃんの言うことですから、良かれと思って言っているのでしょうが、偉そうで時々むかつく。
心には、中心があると言うよりも、いろんな部屋があってその時々でメインの部屋が変わるような感じかもしれない。だから、一貫性のない自分をある程度許容するのもいいこと。必要なこと。
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