見出し画像

ハンガリー留学1日目 ブダペスト到着

長時間のフライトを終えて、無事ブダペストのリストフェレンツ空港についた。EUのパスポートの人と、EU以外の人で窓口が分かれていて、EU以外の窓口は長い列ができていた。30分ほど並んで自分の番がきた。しかめ面の白人が私のパスポートをちらっと確認しただけで「OK」と通された。あれ、こんなに確認簡単なのかと拍子抜けした。Baggage Claimで無事自分のスーツケースを受け取ると、スーツケースの底のチャックが壊れて開いて出てきていた。詰め込みすぎた上に、乗り継ぎなどでなんども動かされたのであろう。バンドをきつく締めてなんとか持っていくことができた

開いちゃってるよ

ドーハ空港で飛行機に搭乗するときも思ったが、アジア人がほとんどいない。成田空港の時と比べると、西欧人の比率がぐっとあがり、私の緊張感もぐっとあがった。
機内で必死に地球の歩き方を読んだので、なんとか市内には行けそうだ。空港出てすぐ外にBKKのチケットの自販機があったのでそこで72時間乗り放題チケットと、空港バスのチケットを購入した。

BKK(市内バス、地下鉄、トラムなどの運営会社)のチケット自販機。同じチケットでバスも地下鉄もトラムも乗れる。

空港と市内をつなぐ高速バスに乗り込んで、30分ほどで市内につく。バスから見える景色はさすがヨーロッパで、お城みたいな建物や、レトロでかわいいトラムという乗り物が見えた。

ハリーポッターに出てきそうなお城みたいな建物
かわいい形と色のトラム。

市内についてから地下鉄に乗り換えた。ブダペストの地下鉄は世界で3番目に古いと地球の歩き方に書いてあった。確かに日本の地下鉄と少し違う。プラットホームに向かうまでのエスカレーターは傾斜がけっこうあり、スピードもはやい。25kgのスーツケースを持って乗るのに、せーの、と少し気合いを入れて乗った。

プラットホームに向かうエスカレーター

今日から11日間はAir bnbで予約した部屋に泊まることになっている。ホストマザーの持ち家の1部屋を借りる形だ。この11日間の間に家を借りなくてはいけないというチャレンジがまず待っている。
もともと大学の寮に希望を出していたのだが、大学から抽選から漏れたと連絡があり、自分でなんとかして借りなくてはいけなくなってしまった。今年は学生が多かったのか、ウクライナの難民救済の影響か、わからないがとにかく漏れた。日本にいるときから家探しをずっとしていて、何人もの不動産の担当の人に送ったが、メールが英語だったせいか、現地の電話番号をもっていなかったせいか、理由は不明だがほとんど返事が来なかった。Face Bookでも探したが、詐欺ぽい人も見かけたし、オンラインだけで契約に進んで手付金を払うことに不安を感じた。住み始めてから茶色い水出る家だったら嫌だしな。このような事情でまだ済む家が決まってないまま渡航することになったのだ。

Airbnbの家に向かうにはトラムにも乗り換える必要があった。25kgのスーツケースを抱えてトラムに乗るのは大変で、ちょうど到着した車両がレトロなタイプだったので、ステップが2段ほどついているものだった。扉が開いたはいいものの、重すぎて段差を乗り越えられなかった。車内で電話をしていた男性が見かねて、電話しながら片手でそのスーツケースを持ちあげてくれた。「Thank you very much…!」心の底から感謝した。

重いスーツケースを引き連れながらやっとの思いで目的地の住所に到着した。が、門の前のオートロックの仕組みがよくわからない。Airbnbのメッセージでは「7番を押してね」とのことだけど、7番を押してもドアが開かない。こんな大変な思いをしてきたのに、もしかして、詐欺か…と一瞬絶望した。少ししてホストマザーが出てきてくれた。
「Hi, I'm Maria」「I'm Maki. Nice to meet you. I'm Japanese」「I know. ^^」簡単に挨拶をして、マンションの中に入ると、階段を上るという。あれ、Air bnbには1st Floorと書いてあったのに。あとで調べると、日本で言う1階はこちらでは2階になるらしい。2階までゆっくり1段ずつ25㎏の塊を運んだ。着いたころには汗だくだった。

部屋に入って、家の使い方の説明を受けた。トイレの電球が切れていて、真っ暗だからこの懐中電灯を使って入ってほしいと言われた。今日買いに行こうと思ったんだけど、3時までに行けなかったから、とか言ってた。
時差ぼけで真夜中にトイレに目覚めたとき、真っ暗で本当に怖かった。なおこのトイレは次の日には直っていた。

バルコニーから見える景色。
Air bnbの部屋。民族ぽいインテリアがちらほらある。

昼についたけれど、長旅の疲れもあったので機内食の残りのパンなどを食べて、シャワーを浴びてすぐに眠りについた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?