わたしと短歌のお話。
二年前に始めた短歌づくり。
題材は、主に子育てのこと。他には夫や自然のこと。
短歌は、今や、わたしの生活に欠かせないもの。
特に、子育ての一場面を歌に詠むことは、自分や子どもを楽しく肯定的に受け止めさせてくれる。
たとえば、子どもが言うこと聞かなくて、しんどいとき。
いたずらばかりして腹立ったとき。
泣いてる子を前に、自分も泣きたくなったとき。
「あ、これを歌にしよう」と思った瞬間、心のフォーカスが切り替わる。
良いように詠もうとしないで、イライラや腹立ちも、そのまま詠み込む。
そうしているうち、冷静になって、くすっと笑いたくなってる自分がいたりする。
嬉しいことや楽しいことも、大切に取っておきたい何気ない瞬間も
歌に切り取って、大切に仕舞っておける。
これまで詠んできた歌たちも、短歌を詠む時間も、わたしの日々の、大切な宝物。
二年前から詠みためた短歌たちを、少しずつ紹介していこうと思う。
『朝だよと 起こす声聞き 一番に
見るお母さん 笑顔がだいすき』
これは初めて短歌を読んだ日の一首。
朝、子どもを起こしたときに、にっこり笑ってくれたのが嬉しくて、子の目線で詠んだもの。
何気ない瞬間も、歌に残しておけば、時間が経ってもありありと蘇る。
詠んでおいしい、あとで味わってまたおいしい。
短歌って、良いもんですよ。
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