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写真家 竹沢うるま
2020年8月31日 13:13
2020年という年は、今後、とても大きな意味を持つ年になるような気がしている。コロナはもちろんのこと。思い返せば他にもいろんな出来事があった。オーストラリアの森林火災。モーリシャスのタンカー重油流出。オリンピックの延期。アメリカの黒人差別問題。イギリスのEU離脱。香港国家安全維持法案を巡る衝突。などなど。 分断と破壊。不安と恐怖。不信と不誠実。 2020年というのは世界的な
2020年8月29日 13:43
2020年という年に対するささやかな抵抗として、世界の「日常」をテーマにした写真集を作ることにした。というのは、これまで述べてきたとおりである。 そのうえで、今回、クラウドファンディングを活用しようかと思ってます。 今回の本作りは、作品集をつくるということではなく、仕事でのためでもなく、収入のためでもなく、ただ2020年という失われる一方だった年に、何かひとつだけでも得るものがほしいとい
2020年8月29日 13:38
写真について、語るのはあまり好きではない。 SNSなどでも写真の話をせずに、旅の話ばかりしているのは、わざと写真の話をしないようにしてるからである。 写真に関して、とてもではないけれど、その思いや考えを言葉で表しきれるものではないと思っている。言葉にした時点で、ありきたりなものになったり、どこかの誰かが言った言葉のように聞こえるのが嫌だし、何より、まだまだ自分は写真について語れるほど、写
2020年8月18日 09:15
この春以降、失ったものは多い。 まず、3月〜5月に予定されていた撮影の仕事などはすべてなくなった。海外撮影や国内でもどこかに行って撮るというのが主だったので、移動が制限された段階で、すべてなくなった。 緊急事態宣言が解除されたあとも、元に戻るということはなく、時折、ようやく決まった撮影も、結局、また立ち消えになったりを繰り返した。 11月に予定していた4年ぶりとなる新作の写真展、およ
2020年8月18日 09:14
この春の自粛期間中は、不思議な時間だったと思う。 じっと家の中に閉じこもりながら、人ともほとんど話さないのにも関わらず、緊張感が常にあり続け、先行きの見えない状況に右往左往していた。 妙にハイになったり、極度に沈んだり。そんなことを繰り返していたような気がする。不安定な心の状態の時、これではだめだなと思い、とにかく何かをしようと思い、庭に畑を作ったり、ウッドデッキを作ったりして、とにかく
2020年8月18日 08:45
2020年の春を経て、夏が来た。 はじめは数ヶ月、じっと耐えれば嵐は過ぎ去るかと思っていたけれど、夏になってもまだまだ先が見通せない世界にいる。 感じること、思うことはたくさんある。実際に影響を受けたかどうかで言えば、ぼくはかなり受けたほうだと思うし、まだまだ出口は見えていない状況が続いている。 それでも、このまま今年を終えるのは嫌なので、ひとつ挑戦をしてみようかと思っています