見出し画像

いつからか、喫茶店が大好きになっていた。

現代日本の多くの家庭がそうであるように、僕の実家にも朝に珈琲を飲む習慣があり、中学、高校と朝練で早起きの僕に母が寝覚めの珈琲を淹れてくれたのを覚えている。

とはいえ、母もそんなに大層な珈琲好きでもないので、その実、粉のインスタントコーヒーに牛乳を入れたごく一般的なホットカフェオレだったのだけれど、珈琲を飲む習慣は完全に母から受け継がれたようだ。

実家のある神戸には多くの喫茶店があり、よく母と買い物の帰りなどに寄っていたので、高校生にもなると一人で珈琲を飲みに足を運んでいた。

画像2

僕にコーヒーを飲む習慣をもたらした母の元を離れ、学生時代を過ごしたのは東京で、その事が珈琲好きに拍車をかけることになった。

画像1

学校の授業課題で写真展などに出向きレポートを提出せよ、と言ったものが多かったので、日頃から東京中の美術館やギャラリーへ出向かなければならなかったからである。

美術館までの道のりで疲れて入ったり、ランチの為にだったり、喫煙所が見つからないから、と、まぁなんかかんか理由をつけて喫茶店に入っていたんだな。

なんとなく飲んでいた珈琲も飲み続ければ、好きになるのが人間の不思議なところで、あそこのコーヒーが美味いだとか、ここのは微妙だったとか、お気に入りの喫茶店が見つかるようで。

それはいつしか趣味のようになった。

画像5

もちろん、ケーキも注文するし、ランチにはサンドイッチやカレーなんかも食べたりして。

でも次第に、「何か」のついでから、喫茶店で過ごす時間や、珈琲豆を買うことが目的で外に出るようになっていた。

画像4

画像5

もちろん、遠出した時も喫茶店探しに余念はない。

最近、野暮用で訪れた滋賀県の大垣にある喫茶店はどこも良かったと思う。

リボンは少女漫画から出てきたような昭和レトロでかわいい食器が楽しい。

画像6

画像7

老舗の喫茶店スタインはお昼時サラリーマンで満員。

カフェオレにはラム酒かブランデーが入っているのか、香りが非常に良い。

きっと飯も美味いんだろうなと思いつつも、ランチ時にカフェオレ一杯は申し訳なかったので早々と店を出た。

画像12

岡山に住んでいた頃によく通ったのが、岡山駅からすぐのイオンモールの近くにあるカフェ「gefen」。

ここはコーヒーも飯も最高で、店員さんは気配り上手で優しくて、居心地も良くて、タバコも吸える。(時間別の分煙)

まさにサラリーマンのオアシス。

画像9

画像10

画像11

画像12

この前、2年ぶりくらいに行ってみたら店の横が広い駐車場になっていてびっくりした。

画像13

SIGMA 40mm F1.4 DG HSM Art
NiSi 82mm Black Mist Filter 1/8
Canon Eos 1V
Kodak Portra160
Kodak Ektar100

サードウェーブ系のコーヒーも好きなんだけど店で飲むコーヒーなら俄然、純喫茶派です。笑


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?