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今までにないサービスを目指して。開発陣が語るウルカモの”新しさ”

2023年2月でリリース後1周年を迎えたウルカモ。その開発の裏側にはどのようなストーリーがあったのでしょうか?

今回は、ウルカモの開発を担当するエンジニア、kanazawa/mutsumiの二人にインタビュー。

2022年入社組である2人は、サービス立ち上げ後、前任者からプロダクト開発を引き継ぐ形でウルカモ開発チームにジョインしました。そんな2人の視点から見たウルカモの面白さはどんなところにあるのか、入社からのエピソードも交えつつ掘り下げていきます。

【取材対象者】
kanazawa:うさぎと筋トレをこよなく愛するウルカモのバックエンド開発担当。本人希望により顔出しなし。
mutsumi:営業、ディレクター、デザイナーと色んな職種をやってきたウルカモのフロントエンド開発担当。

キャンペーン期間:2023年3月13日まで

スモールチームでのプロダクト開発

ーー kanazawaさんは入社と同時にウルカモのバックエンド開発を引き継ぐことになりましたが、公開まもないプロダクトの開発をひとりで任されることに対する驚きはなかったですか?

kanazawa:前任の方がテストコードを一式用意してくれていたので業務の引き継ぎ自体はほとんどストレスなく進みましたし、僕にはこれまでにもスモールチームでの開発経験があったのでネガティブな意味での驚きはなかったです。

それに僕はまったく0の状態からプロダクトを立ち上げるよりも、むしろ初期の運用をなんとか形にしながら「1→10」のフェーズに持っていくことを得意とするタイプなので、いい形でプロジェクトに入り込めたんじゃないかなと思います。

ーー 昨年10月にツクルバに転職されたばかりのmutsumiさんはどうですか?

mutsumi:僕も前職時代から新規事業を任されることが多かったので、事業のフェーズやチームの規模に関しては大きな驚きはなかったです。僕がチームに加わったのはちょうどメッセージ機能の開発に着手する直前のことだったのですが、わりとタイトなスケジュールだったので技術選定には気をつけましたね。

ーー mutsumiさんは前職のメガベンチャーではピープルマネジメントを主に担当されていましたが、フロントエンドのテックリードとして現場でコードを書くことへの戸惑いはなかったのでしょうか。

mutsumi:前職でもコードは書いていましたから、役割の違いについて戸惑うことはなかったですね。むしろ、マネジメントを経験している分、事業について俯瞰した視野を持った上で開発に携われることは大きなアドバンテージだなとも思います。

前職時代はパラシュート部隊的に新規事業チームに派遣されて、立ち上げをなんとかやり切ったタイミングで手を引くことが多かったのですが、ツクルバではサービスやプロダクトを中長期的にどう成長させていくかについての話し合いに加わることができるので、今の環境の方がより当事者意識を持つことができるとも感じています。

Webサービスとしては当たり前でも、不動産サービスとしては画期的

ーー これまでもたくさんのサービス開発に携わってきたお二人ですが、ウルカモがWebサービスとしてユニークだなと感じるところはどんなところですか?

kanazawa:ウルカモは一般的なWebサービスの感覚からすると、扱っている指標の桁がひとまわりもふたまわりも小さいことが多いんです。特にtoCの領域では、ほとんどのWebサービスが小さなトランザクションを無数に積み重ねていく中で成長していくものだと思うのですが、不動産という高単価なものを扱うウルカモではその感覚が通用しない。

だからウルカモに携わりはじめたばかりの頃は、数字が大きいか小さいかの感覚をつかむのに少々時間がかかりましたが、今はそれも含めて不動産サービスの面白いポイントだと思います。

ーー 確かに、一般的なUGC(ユーザー自身がコンテンツを生み出すサービス形態)のサービスだと月に数千・数万の投稿があって当たり前な感覚ですが、持ち家をコンテンツとして扱うウルカモではそうはいかないですよね。そもそも、ウルカモ以前にはユーザーが自宅を投稿するという習慣自体がなかったわけで。

kanazawa:それでいうと、Webサービスとしてはごく普通の機能でも、ウルカモでは「これは新鮮!」と捉えてもらえることも面白いと思います。例えば、DM(ダイレクトメッセージ)はWebサービスの機能としてなんの新しさもないですが、社内のエージェントはウルカモにメッセージ機能が加わることにものすごく興奮していました。

よくよく考えてみると、「WebサービスのユーザーにDMする」ことは感覚として当たり前ですが、「家のオーナーに直接話しかける」体験はこれまでになかったですし、新鮮なんです。

mutsumi:確かに、メッセージ機能自体に特別な仕掛けはなにもないですし、むしろユーザーが慣れ親しんだ通りの挙動をするように開発しました。そもそも僕は、メッセージ機能は実装してもあまり使われないんじゃないかと思っていたんです(笑)

ーー それはまたなんでですか?

mutsumi:僕自身が不動産に関するコミュニケーションは業者を挟んでするものだと思い込んでいたんですよね。でも、実際に機能をリリースしてみたらこちらが狙った通りのコミュニケーションが次々に生まれて。改めて思い込みはよくないと思いましたし、Webサービスに携わっていて、こんなに短期間でそれまでの固定概念を覆されたのは初めてのことでした。

ーーでは 逆に、メッセージ機能のどんなところがユーザーに支持されたのでしょうか。

kanazawa:これがコモディティ化している商材であれば売り手に話しかけることにメリットはないと思うんです。例えば、大量生産されているプラモデルについて知りたいなら、調べればだいたいのことがわかります。けれど、中古マンションでさらにリノベ済みの物件ともなれば、そこに住んでいる人に直接聞いてみるのが一番手っ取り早い手段なんだなと。

mutsumi:これまで家を売る/買うのコミュニケーションといえば「消費者が事業者に問い合わせる」という形でしか存在しなかったところを、「まずはユーザー同士でやり取りする」ようにアップデートしたところが肝ですよね。

kanazawa:そう。さらに面白いのは、コメント機能はリリース時から実装されていたにも関わらず、あまり使われていないんですよね。やっぱりクローズドなやり取りであることが体験としては鍵で、大学の講義で「質問ある人?」と聞いても誰も質問しないのに、講義終了後に教壇まできて1対1の質問をする学生は結構いる、あれと同じようなことなんだろうなと思います。

「ユーザーが主人公」の不動産取引を作りたい

ーー お二人がウルカモの開発を通じて実現したいことはありますか?

kanazawa:僕は「事業者と消費者のあいだのブラックボックスをなくしたい」というツクルバの想いに共感して入社を決めたのですが、ウルカモを通じても情報格差のないフェアな取引を作ることができると思っています。

実は、僕は過去に自宅のリフォーム費用の適正価格がどうにもわかりにくいなと思ったことがありまして。人生の中でも大きな出費であるにも関わらず、我々のような一般人には判断材料が全くないのはどうなんだろうと感じたんです。

持ち家の売却においても、これまで売主は不動産業者と契約を交わす前提でないと市場の情報を得ることができなかった。その一方でウルカモでは査定はもちろん買い手からのリアルな評価を知ることもできますから、よりオープンな売却体験ができるはずだと思っています。

ーー mutsumiさんはどうですか?

mutsumi:一番はやはり不動産取引において事業者ではなくユーザーが主人公になることで、「ウルカモを使って得をした」と思ってもらえるような体験を作りたいですね。

不動産はやはり「重い」市場なので、ユーザーが主体的にアクションを起こすには高いハードルがあったと思います。なのでそのハードルを下げて、さらに経済的な合理性が伴えば、売り買い自体が活性化されるんじゃないかなと。そしてそれが結局、世の中により豊かな住まいの選択肢を届けることにつながるんだと思います。

kanazawa:ウルカモはユーザー同士で手軽にきっかけを作れる上に、最終的な取引についてはプロに預けられるので安心感がありますよね。

ーー お二人のお話を聞いていると、つくづく夢のあるプロダクトだなと思います!

mutsumi:もちろん一朝一夕に実現できることではないと思うのですが、その手前に「自宅を投稿して潜在的な買い手から評価されることが嬉しい」というウルカモならではの体験があると思うので、まずはそこを広めていきたいですね。

キャンペーン期間:2023年3月13日まで


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