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企業考察→サーキュレーション社(経験と知見で企業の経営課題を解決するプロシェアリングサービス)

どうも、斉藤 史朗です。

今回はプロ人材活用のサーキュレーション社についてです。

私は主に人材紹介として企業様の採用課題を解決、転職者の転職支援の両方を日々行っています。人材紹介でも中途正社員領域がメインとなりますので、課題解決の人材提案には限界があります。現在では、正社員勤務ではなく、業務委託や派遣、副業などの活用が増え、正社員以外での働き方を視野に入れている優秀層、課題解決人材が増加しているのも要因となります。より人材紹介だけでの企業の採用課題解決していくのが、難しくなっていると感じます。ただ、人材人材ニーズが減少している訳ではなく、あくまで課題解決側面での人材紹介ニーズの話になります。

人事制度構築、エンジニアリング開発、マーケティング変革、デザイン、データ分析、プロジェクトマネジメント、特定企業開拓など様々な領域で求められるケースが増え、内部解決ではなく外部活用が増えており、今回注目する一社を紹介します。新しい人材活用の在り方の一つであると感じます。

サーキュレーション社とは

あなたの課題を解決するプロが、1万名以上いる。プロフェッショナルの経験・知見で企業の経営課題を解決。様々な分野の1万名以上のプロフェッショナルの情報と約7,800件のプロジェクト実績に基づくデータベースを保有。分析結果を元に、貴社の経営課題に合わせて、最適な経験・知見を提供します。世界中どこにいても、必要な時に必要なだけ、プロの知見を。

プロフェッショナルな外部人材を活用する事によって経営課題を解決していく集団です。一般的には、顧問サービスを運営している会社だと理解されている方もいらっしゃいますが、それだけではありませんし、顧問。という響きとは異なる様相です!若手、女性、エンジニアリングなど多様な世代の方がご登録されています。※いわゆる大手企業出身の50代/60代の方だけではありません。

代表の久保田氏ご経歴

学生時代に、進学塾を経営していた父が倒れたことから、21歳で会社の清算を経験。地方中小企業の脆弱さ、経営における「経験・知見」の重要性を痛感し、のちのサーキュレーション創業へと繋がる。
大学卒業後、大手総合人材サービス企業に入社。父の介護を続けながら、IT業界の採用コンサルタントとして活躍。最年少部長に抜擢され、リーマンショック後の金融業界を管掌しV字回復を果たす。その後、社内ベンチャーを立ち上げ、同社初のイントレプレナーとしてカンパニー社長に就任。
2014年に独立し、株式会社サーキュレーションを設立。オープンイノベーションコンサルタントのプロとして、メディア掲載実績・講演実績多数。経済産業省の人材力強化研究会にも有識者として登壇。

幼少期から経営に触れて来られたご経験が、今のサーキュレーション社ビジネスに繋がっていらっしゃるようですね。

多数インタビュー記事がございますので、ご参考までに。

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※出典:久保田 雅俊 役員インタビュー

競合他社

こちらを見る限り10社以上競合となりえるサービスは存在していそうです。最近上場しましたスポットコンサルのビザスクさんは、コンサルティングファームさんメインになりますし、短納期な点で競合という所ではないかと考えます。ただ事業会社での活用もあるみたいで、壁打ちだけではなく、企画から実行、検証という要望があれば、よりサーキュレーション社側の領域親和性が高くなると思います。

~一例として~

・顧問名鑑:https://komonmeikan.jp
・アイコモン:https://i-common.jp
・ジョブハブ:https://jobhub.jp/

正直、各社の違いは会員数、取引企業以外では把握できておりません。。また専門性の高さ、対象領域の広さという観点では、コンサルティングファームさんと競合する所があると思います。なお違いは、コンサル自身が常駐/手を動かすのか、顧問人材を活用して仲介するのか。という違いがありますので、課題の深さ、ニーズレべルに応じて使い分けが出来ればと思います。

市場規模

調べてみましたが、詳細分からず、ただサーキュレーション社単体で売上は、約40億円でしたので、5社同水準が存在するだけでも200億円にはなります。それ以外にもプレイヤーはいますので、この辺りの数値は既に存在しており、肌感覚ですが、500億円程度のマーケットは見えているのではないかなと感じています。1社100億円規模もあるかなと。

※下記同社業績は綺麗な右肩上がりですね※

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※出典:ACHIEVEMENT | 業績

顧問人材活用の効果/事例

シニアな方がメインになりますが、外部人材を活用したメリットなどが示唆されています。働く側も正社員求人はなかなかないのですが、経験を活かして各社に貢献出来るニーズがあり、雇用形態を超えて社会にインパクトを与える働き方が選択できるようになったというのは、素晴らしい動きだと思っています。

SDGs観点でのアプローチ

プロシェアリングを活用して様々な事例が掲載されています。経済産業省/日本プロサッカー協会など。

正社員、派遣、業務委託、個人事業主、副業、起業、スキルシェアリング、クラウドソーシングなど、個人の働き方を支援する多様なサービスが出て参りました。今回のサーキュレーション社は「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というコンセプトで、個人の働き方の支援をしている訳ではないのですが、そこも含めて貢献されている会社だと感じています。

プロシェアリング白書 2020リリース

ふとした時に、外部人材を活用したり、壁打ちしたりという、一つ有効的な手段だと感じています。内部だけで議論するのも良いですか、成果到達する方法が内製でという訳ではないと思います。最速で勝つために外部人材を活用する!そういう事例は徐々に増えていると思います。私自身もアイデアに詰まったら、すぐに外部の方に相談しますからね。

~プロシェアリングのアドバイスを求めたい時
部門やチームに専門知識/技術が不足しているとき、
専門知識/技術を持った人材が足りていないとき、
部門やチームの弱点を補う必要があるとき、
ある一定の期間しか、専門知識/技術を必要としないとき、

以上です。今後の成長も期待できる同社に注目しながら、アップデートがありましたら、適宜更新して参ります。では、また!

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