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企業考察→KDDI社(脱通信依存)

どうも、斉藤 史朗です!本日は、KDDIさんについて考察します。通信会社各社は、脱通信依存を図っており、面白いフェーズだと感じており、ジョインするにはオススメな一社ですが、その理由について、下記に記述して参ります。事業領域がIT領域/Web領域への進出しておりますし、独自経済圏を構築を図っています。

各社経済圏一覧

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そして、今後5Gが進みどういう未来を描いていくのか、個人的にもワクワクしているKDDIさんについて今回触れていきます。

世の中的には、通信会社さんといえば(ドコモ、ソフトバンク、KDDl、楽天ですよね

直近発表している新料金プランをメインに各社の取り組みが話題になっていますが、そこが重要ではなく、如何に脱通信会社として着々と動いている事を可視化していきたいと思います!

下記の通信費を見れば分かりますが、この規模ですと、皆さんが新料金に注目するのは当たり前ですよね。ちなみに、私は昔ファミリー割引でau使っていました。

年間全社売上5.4兆円(2020年3月末データ)

毎年5兆円規模を維持している会社!例:リクルートさんは年間売上1.8兆円なので、比較すると毎年3倍上を云っています。現状インターネット業界、IT業界を足し合わせても届かない数字です。。au通信費だけで年間2.8兆円弱!その他、端末修理/保守、更に格安スマホUQと金融領域があります。

携帯電話契約件数

2020年9月末時点の携帯電話の契約数、主要3社合計1億8522万8700件。

・携帯電話3社全体……1億8522万8700件
・事業者別
 NTTドコモ……8098万6600件(+37万1000)
 au(KDDIなど)……5993万4700件(+69万1800)
 ソフトバンク……4430万7400件(+64万3500)
 ワイモバイル(イー・アクセス)……(非開示)→ソフトバンクに吸収合併

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※出典:2020年度Q2の純増数トップはauに、続いてソフトバンク、NTTドコモの順(2020年9月末携帯電話契約数)(最新)

このグラフを見る限り、毎月契約件数は増加していますね。恐らく10代/60代以降の所持率が上がっており、今後も拡大路線かと。2022年以降にガラケー規制が入りますので、追い風でスマホに切り替える方が増加するだろう。契約件数だけで見ると伸びしろは感じますね。まだ。

ただ、通信費は総務省主導で、プランの値下げにメスが入っており、今後携帯所持率が増えても、1件当たりの単価が下がってしまうため、恐らくオプション提案や、別ソリューションに切り替えていくかと。

なお、既存MVNOとして、今回大手キャリアの新プラン、格安でかつ大容量プランが出てくると、かなり金額メリット以外で戦っていくMVNOとしてはかなり厳しい戦いになると思います。大手キャリア系は需要調整すればいいですが、独立系MVNOは厳しくなります。

数年以内にMVNOで独自性がないと業界再編で、飲み込まれしまうでしょう。

KDDI沿革

様々な企業が合併された出来たKDDIさん。ご存知ない方も多いとは思いますので、参考までに。

話を戻しまして、今回一番伝えたいのは、脱通信会社としての取り組み、KDDI社中期経営計画/7つの事業戦略についてです。上記の通信領域の戦いもありますが、それ以外について理解を深めてもらえたらと思います。

7つの事業戦略~

出典:7つの事業戦略※資料を以下に抜粋しております。

1. 5G時代に向けたイノベーションの創出 ~パートナー企業との連携によって新たな体験価値を創造~

次世代の社会基盤インフラとなる5Gを積極的に展開し、さまざまなパートナー企業との共創によるビジネス開発、スタートアップ企業の斬新なアイデアや先進的なテクノロジーを取り入れたオープンイノベーションによって、新たな体験価値を創造するとともに、5Gを地方創生事業でも積極的に活用していきます。コロナ化では、遠隔操作、遠隔医療などは注目技術ですね。推進と同時にセキュリティ対策もしていくとは思いますが。→災害対策にも役立つはずです。

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自動運転領域では、トヨタ自動車さんと連携か!?

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2. 通信とライフデザインの融合 

個人のお客さま向け事業では、通信を核にコマース・金融・エネルギー・エンターテインメント・教育等のライフデザインサービスを拡充。
法人のお客さま向け事業では、お客さまのデジタルトランスフォーメーション (DX) をサポートし、国内外のお客さま企業の「通信とライフデザインの融合」を実現していくことで、お客さまと共に持続的成長を目指していきます。

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3-1. グローバル事業のさらなる拡大

個人のお客さま向け事業では、国内で培った通信事業、ライフデザイン事業における知見・ノウハウをミャンマー・モンゴルにおけるコンシューマビジネスに活用していくほか、成長の余地があるアジア域での市場拡大を目指していきます。※海外は全ての拠点というよりは、アジアを重点的に成長可能性がありそうですね。ヤフー連合もアジアを攻めていくAIテックカンパニーになりますから。

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3-2.IoT世界基盤でお客さまのグローバル展開をサポート

法人のお客さま向け事業では、国内・海外の総合的なIoTプラットフォームであるKDDI「IoT世界基盤」やデータセンター事業を軸に、グローバル・国内一体でのグローバルICT事業のさらなる拡大を図っていきます。

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4. ビッグデータの活用 ~データドリブンでお客さまを理解し、心地よい提案を~

データの活用によって、お客さまを徹底的に理解し、お客さま視点に立った「心地よい提案」を通じた体験価値の最大化を図っていきます。また、今後5G/IoTによって、モノのデジタル化・ネットワーク化が急速に拡大することから、さまざまな産業におけるビッグデータを用いることでお客さま企業のDXを推進していきます。

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5. 金融事業の拡大 ~「スマートマネー構想」、お客さまに一番身近な金融サービスへ~

生活の中心となったスマートフォンを通じ、お客さまの日常生活における決済・金融サービスをより身近に、スマホ・セントリック (中心) な金融体験を提案することで、お客さまとのエンゲージメント強化と利益成長を目指していきます。

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6. グループとしての成長 

当社アセットを最大限活用し、グループ会社の成長を支援することで、相互シナジーの最大化とグループ全体での新たな成長基盤の拡大・強化を目指していきます。

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MAに力を入れており、グループ会社を増やしシナジーを効かせていきます。投資金額は何千億円単位であり、凄いスピードで買収を繰り返しています。今後au経済圏を楽天経済圏と比較しながら要チェック

7. サステナビリティ 

社会の持続的な成長に貢献するため、6つのマテリアリティを中心とし、全社でサステナビリティ活動を推進しています。

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以上、7つ見ると、通信領域以外のワクワクを感じられたのでないでしょうか!?その他下記取り組みもございます。

KDDI DIGITAL GATE

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KDDI DIGITAL GATEは、日本の企業組織がデジタル変革を実現する場所です。デザイン思考とアジャイルのアプローチで、人を幸せにする未知のデジタルビジネスを効果的に生み出します。5GやIoT、通信をコアとしたKDDIのアセット。各テクノロジー分野のプロ集団、スタートアップ。KDDIがこれまで培ってきたあらゆる知見・アセット、パートナーがここには集まります。

パートナー企業としては、

SORACOM

iret

ARISE analytics

スクラムインクジャパン

データセクション

それぞれが強みを持った支援体制です。

21年度中途採用、新卒採用加速!

最後にKDDIさん21年度にDX関連/エンジニア/新卒社員を中心にコロナ環境下でも積極採用のようです!!ご興味ある方はぜひ。

では、また!

宜しければ、サポートお願いします!費用につきましては、今後note/SNS運営活動費に充てさせて頂きます(^^)