考察→SaaS領域とキャリアについて
どうも、斉藤 史朗です!
普段私、中途採用している企業様、転職活動をしている転職者様を多く接点があります。
日頃感じた事を簡単にまとめさせていただきます。
SaaS企業IPOが増え、社会的知名度向上
2019年には11社IPOし、2020年には 12社IPOしています。
コロナによりDX/SaaSは、はHOTワードになっており、ここ数年で中途/新卒問わずこの業界にチャレンジする人が増えています。
日経新聞でも取り上げられる事も増えている。
なお、業界としては、ここ5年程度拡大してきた傾向があるため、業界経験者を採用するのが難しく(対象者も少ない)そのため、優秀な業界未経験者の方を多く歓迎している。全ポジション同様のため、マーケ、経理、人事、経営企画、エンジニア、セールス、カスタマーサクセスなど。
ただ、3年後くらいには、経験者が増え、業界経験者が業界内に移ったりする傾向が出てくるので、未経験でチャレンジ希望の場合は、早めに転職チャレンジをオススメします。数年後では未経験を採用しなくなる可能性もあり、未経験は優秀層の新卒だけという事は起こり得そうです。
同様なケースがWEBサービス企業のWEBエンジニア採用でもありまして、10年前は未経験で採用して育てる事をしていましたが、今は殆ど経験者採用のみで、WEBエンジニアはスクール通ってスキル高めても各社から内定を獲得しずらい状況になっています。
全て需要と供給のバランスになりますが、WEB系サービス企業が拡大かつ、転職者側からの人気が高いのもあり、採用ハードルが上がっているという側面もあります。
WithコロナにFitするビジネスモデル(遠隔環境に最適)
SaaSという事で、クライアントも自社社員もデバイスを問わずに作業出来る、提案も出来るという事で、在宅中でもオンライン商談で提案から受注まで完結できる。デモもしやすいので、啓蒙活動にも最適。フルリモートまでは行かないものの、週1日勤務で働いている方も多く、強者の方は半年間くらい出社していないですが、しっかり成果を出している方!もいらっしゃるようです。
大企業以上に分業制度がきっちり
ベンチャーだから、営業からマーケから何度もやるのかな!?という妄想は間違ってます。SaaS企業の仕組みは凄まじくその辺の大手企業よりも細分化とオペレーションがきっちりしてます。なので、幅広く業務されたい場合、業務を兼任しながら、スキルを広げる形になりますので、入社して任される事はある意味ピンポイント業務をひたすらPDCA回して改善して個人、チームで生産性高めようという姿勢が強いです。一方部署異動などは流動性があるので、数年間で結果的に様々な経験を積む事は出来ますので、ご安心ください。
働きやすい環境
上記の就業スタイルのため、副業されたい方、仕事以外に趣味や夢に挑戦されている方、パパママ世代には有り難い環境だと思います。
勿論、成果を出す事を念頭にプライベートでの時間を確保するという大前提になりますが、企業の大半は土日祝日休みでもありますしね。改めてですが、時間内に如何に高い成果を出していくのか?ここはポイントになりますので。
SaaSへの新規参入増加
IT業界を中心に取り組み開始し始めたり、大手企業のSaaS系企業への出資などが活発になっている。少し前の話ですが、adobe社のマルケト社買収やSalesforce社によるslack社買収があります。国内でも多く事例が増えております。ここは要注目ですよ!
買収事例について10社ほど記載されています。KDDI社がソラコム社の買収された内容が印象的です。勿論シナジーがあると思います。
10年後のSaaS業界でのキャリアは?
どういうキャリアになるのか?よく転職希望者からご質問頂きます。
結論私も分からないのですが(笑)
ポジティブに捉えると10年前のセールスフォースさんが今どうなっているのか?想像してみるのがイメージの一つかと。そしてキャリアとして現場向き合いでリーダー、マネジメント、大手エンタープライズ向けにキャリアを伸ばすのがスタンダードな方向です。その他に、社内で新規事業立ち上げや、プロダクトオーナーへのキャリア、他社提携、アライアンスに関わる可能性もございます。
転職は推奨する訳ではありませんが、10年のキャリアの中で再度立ち上げフェーズの会社に管理者、仕組み作りとしてジョインされる場合もありますし、正社員ではなく、業務委託にて複数社の課題解決に携わっている可能性もあります。
SaaS領域は新規サービスが乱立している
各社がここ5年で集約される可能性はあります。転職をする上ではここのリスクは読めないため、買収する側、される側どちらになるか分かりませんが、自分が働く人、携わるプロダクト、貢献する業界、会社フェーズを見て判断頂くとよいです。
これは今回だけの事象ではなく、かつてはMVNOやアドテク、メディアレップ、求人広告、採用管理ツール、銀行、証券、不動産などあらゆる業界でも統廃合しながら、市場最適になっていきます。
THE MODELに学ぶ組織体制の構築(マーケ/IS/FS/CS)
各組織立ち上げ・組織に立ち上げに伴い、採用増加傾向です。マーケ/IS/FS/CSだけではなく、エンジニア/バックオフィス全般も。合わせてミドル層が空白な会社が多く(部長、役員が兼任している)30代~40代の方を歓迎している企業もあります。若手の方だけではなく、管理職の方にもオススメな点です。なお手を動かせるプレイングマネージャーである点は覚悟は必要ですし、新しい知識を身に着けながら、マネジメントスタイルも新たに模索するぐらいの気持ちが大切です。
ザ・モデルって何?という方には下記クリックを。
今この業界に飛び込み魅力
・Nowで経験しておけば、今後SaaSプロダクトに切り替える企業が増え、
そういった需要に対して、応えられる市場価値が出る。SaaS就業経験者は市場ではまだまだ少ないため、引く手数多な状況になっていますし、特に新規参入したい会社ほど、高く評価されやすい傾向があります。
・プロダクト自体が日々進化、変化していく事が出来るので、顧客に向き合い自社プロダクトを改善しながら、課題を解決する事ができる。
→ここの面白み。ただのIS/FSではないです。
ちなみに、SaaSだったら、何でもおススメということではないです。Vartical(業界特化型)、Horizonal(業界横断型)でプロダクトとしての向き合い方が異なります。
これはSaaSだけの話ではなく、Varticalの場合、例えば建築業界、美容業界に特化している場合、その業界を変えたい、貢献したいという思いがない、もしくは芽生えなかった場合は、業界での商習慣、働く人などに共感できないまま、過ごしてしまうのはリスクになります。なので、当たり前ですが、「職種」「どの領域への貢献」「一緒に働く人」「勤務地」「年収」「キャリアパス」などをトータルで見て判断した方が良いと思います。
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※2021.2月更新※
国内市場規模
あと数年で一兆円規模見えてますね。ネット広告は2兆円規模なんで、そこまで到達しそうな気がしますね。ちなみに海外は日本の10倍程度のマーケットが既にあるみたいで、追加でここ調べます。
一例でカオナビ社考察しました
今後下記企業も同様に考察していきます!この記事が参考となったという声も直接頂きまして、これからの創作モチベーションになっております(^^)
SaaS企業のマーケポジション選考の体験記録
感覚的な内容が多いですが、各社の面接スタイルに近しく最終で見ているカルチャーフィットなんてまさにそうですね。ラスボスで落ちたということではなく、二次スキルが山場だったかなと私も想像します。
SaaSチャーンから学ぶ
SaaS企業の時価総額が高い理由
2021年時点ではかなりビジネスが評価されていましたが、2016年くらいまではかなり世間的に厳しい状況だったと思います。関係者の方々のここまでの取り組みが今に繋がっていると感じます。
いつから拡大フェーズに移行すべきか。
確かに、15社ですね!!10社だと肌感覚で少し少ない、または色が出ない可能性がありますが、15社だと人材紹介業界でも同様に次のステップに進めそうな気がします。そしてバケツの穴を特定する。新規受注までは問題ないが、早期離脱が多いのか、リード獲得に苦戦しているのか。提案からコンペ受注率が低いのか。それぞれのフェーズで検証は必要そうですね。これはSaaSプロダクトを勝負している領域によって競合数やマーケット規模も異なりますので、各社によって課題の色は出そうですね。
参考記事
こんな記事も書いてます、私。
今後考察予定企業!
マネーフォワード、Sansan、フリー、ラクス、チームスピリット、ユーザベース、サイボウズ、セールスフォース、インフォマート、Chatwork、オロ、ネオジャパン、スマレジ、HENNGE、ロジザード、ユーザーローカル、ウォンテッドリー、弁護士ドットコム
、リンクアンドモチベーション、エス・エム・エス、メドレー、サイバーセキュリティクラウド、ショーケース、AI inside、rakumo、プレイド、ヤプリ、ウフル、トレタ、リンクアンドモチベーション、レブコム、スローガン、フロムスクラッチ、ビズリーチ、カケハシ、マツリカ、スマートキャンプ、アペルザ、ウーブンテクノロジーズ、biztex,aiforce solution、テモナ、カナミックネットワーク、リクルートなどがございます。調査次第投稿して参ります。
最後のリクルートはご存じない方もいらっしゃいますが、SaaS事業に取り組んでいます。マッチングプラートフォームから次なるビジネスポイントへの動きが早いです。
以上です、ではまた!
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