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わたしが最近読んだ本 | ジャンル:科学

こんにちは。胡乱布団でございます。

今回は最近読んだ、科学系の本について紹介、および、感想を述べようと思います。


実は、わたし、大学では†魔法学†を専攻しているのですが、それとは別に理系科目も履修しています。理由は単純で、理系科目ができないからです。


え? って思った方。認識がずれていますよ!!!!


勉強って、できない状態不足している状態を、できる状態満足している状態励起するためにするものですよね!(断定)
ということは、自分が不得手とする科目を開講している学部、学科のある大学を選ぶべきなんですよね、本質的に(当然)

しがたって、大学の志望動機で「わたしは◯◯学が得意だったので、この学部を選びました」なんてのは、まったくの的外れで、
むしろ「わたしは◯◯学が、虫酸が走るほど嫌いで苦手だったので、この畜生学部を選んでやりましたペッッッッ!!」というのが不失正鵠というものです。

なんていう冗談はおいておいて、本の紹介に移りましょう。



まずは一冊目。

ロマン・ピッツィ 『注文の多すぎる患者たち 野生動物たちの知られざる診療カルテ』 ハーパーコリンズ・ジャパン、2024


『注文の多すぎる患者たち』 
画像はハーパーコリンズ・ジャパン社webページ(https://www.harpercollins.co.jp/hc/books/detail/15331)から引用

こちらは、翻訳本になります。

この本は、イギリスの獣医学の権威である、ロマン・ピッツィが自身のフィールドワークの経験を許に、さまざまな動物の、獣医師しか知り得ない変わった生態や、治療法及び、治療する際の苦労話などを矢継ぎ早に、次から次へとぶっこんでくる本となります。

文章の節々から、著者の動物へのが伝わってきて、最終章では我々になにかを訴えてくるものがあります(が、ここはオフレコなのですが、わたしはその部分を読み飛ばしたのでなにもわかっていないです

動物のこぼれ話がたくさん

登場する動物は、百獣の王と名高いライオン、水族館の人気者のペンギン、いつまでたってもカラー化されないパンダなどの人口に膾炙している動物たちから、ゴールデンターキンアマツバメ(個人的にこの鳥はお気に入り)など、マイナーな動物まで、それは目が回るほどたくさん出てきて、脳内の動物王国がいくつも肇国されてしまいます。ちなみに、本文ではこのように動物の名前は太字のゴシック体になっています。

印象的だった話

個人的には、こんなにも動物を愛している著者が、ダチョウのあまりにも愚鈍なことに、ほとほと呆れてしまって、「失望した」「飛べない牛」とまで言わしめているところが印象的で、知ってましたか? ダチョウって、その愚かさがゆえに、靴下1枚あれば捕まえることができるんだそうですよ?

*本リンクはアソシエイトリンクです。



続いて、二冊目。

高橋昌一郎 『天才の光と影 ノーベル賞受賞者23人の狂気』 PHP研究所、2024


『天才の光と影』
画像は、PHP研究所webページ(https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85681-0)より引用

こちらも最近の本で、こちらは和書です。(実は、一章を読み終えるまで翻訳本だと思いこんでました)

この本は、題名のとおり、20世紀の動乱の時代にノーベル科学賞(物理学、化学、生理医学)を受賞した23人の人生の浮沈を、一人ひとりに焦点を当てて書かれた本です。

どんな科学者が出てくる?

どんな科学者がいるかというと、おそらく知らない人のほうが少ないであろう、相対性理論アルベルト・アインシュタイン、かの猫の思考実験で有名なエルヴィン・シュレーディンガーDNAの二重らせん構造を提唱したジェームズ・ワトソン、などなど、大御所は抑えつつも、
ちょっと物理とか化学を勉強したことがある人なら知っているかもしれない、ハイゼンベルクディラックハーバーボーアなどといった巨人たちがごろごろと出てきます。

同時代の科学者に絞って書かれていますので、前の章に出てきた◯◯が次の章にも再登場したり、科学者同士の相互作用を楽しむことができます。

難しい話、一切なし!

また、晦渋で複雑な科学の話はなく、数式などは一切出てきません
そのため、ノーベル賞の受賞理由についても平易な言葉で、簡単に説明されているので、「科学なんて反吐が出るわよペッ!」って人にも充分楽しめるものになっていると思います。
小学生にはすこし厳しいかもしれませんが、中学生くらいからなら、読めるんじゃないかなぁ……?

こういう類の本は、往々にしてガセなどが含まれがちですが、ご安心ください巻末にしっかり出典が明記されてあります。本文中でも触れられていましたが、かなり真実性に気をつけていることが窺えました。

わたし、この本好きです。

この本は、個人的にかなり気に入っていて、特に好きなエピソードだけを集めて、本書では省かれた、ちょっと難しい科学的な説明も付け足した解説記事を作ろうかと思い、いざ拙い筆を執ってみたのですが……、
補足に補足を重ね過ぎた結果、書籍の1/3くらいしか触れていないなのに1万字を超え始め、あと、裏取りなどにも疲れてしまったので、諦めました笑

まあ、なにかの折りに公開するかもしれませんが、いまのところ公開する気はありません。

↑Kindle版現在セール中らしいです!(2024/8/20現在)
*本リンクはアソシエイトリンクです。

まとめ

今回は最近読んだ本(ジャンル:科学)について語りました。次に本紹介をするときはジャンル:小説にしたいと思います。結構語りたいことがあるんですよ(保存則が成り立つかはわからないですが)

あと、自己紹介で普段、どんな本を読んでいるのか書き忘れてしまったので、またなにかの拍子に「自己紹介の補遺」でもやれたらな、と思っています。

それでは、また別の記事でお逢いできたら!

胡乱布団

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