こども六法を読んで。
魅力的な本が多い中、買う本を選ぶひとつの基準として、繰り返し読んで深めていけるものを基準にしている。そんな中、以前話題になってから読みたいなと思ってた本がこども六法。
ネタバレは心がけましたが、フツーにバラしてると思うのでお手柔らかに…笑
選んだ理由は、私が法律を分からないから。分かった気になってると言った方が合うかも。生活していく上でなんとなく違和感を感じたり、え?おかしくない?と思うことがあってもその場で言えない性格で、根本的に自信がない。
なので、法律の力を借りてみたええんやない?と。
また、こどもを取り巻く危険が多い世の中だから、知っておく事は損じゃないはず。
ただ、商法は除外されていたから第二弾ではぜひ取扱いお願いします…!!
結論、小中学校の一教室に一冊置いていいんじゃない?って思うレベル。
一気に読む、というよりは辞書みたいに気になった時に探して読む、といった使い方が合ってる。
ニュースを見てて、何となく聞いてたら単語の意味がわかると理解しやすくなるよね。刑法とか民法とかが知りたい!って時に読むにはとても良き。
個人的に驚いたのが憲法。全ての法律の親的存在。
"日本の政治は国民が主役である"
国民が主役…な日本…??そんな時あったか…?
まぁ、それだけ政治への興味も少ない人が多いのは事実かもしれない。憲法って凄いんだね!
長い時間をかけて人が作ってきた憲法の前文を読むだけで、日本がどんな事に重きを置いてきたかがすんなり入ってきた。
作者の想いが詰まった、最後の大人向けあとがきは泣きそうになった。知らないからどうしたら良いか分からない、誰に助けを求めたら良いのかがわからない…誰だってそうだよね。きっとこの本が生まれたことで救えた命があると思う。踏み出せた人がいると思う。
法律!憲法!って聞くと堅苦しいけど、日本に生まれた人間の考え方説明書、みたいなイメージ??で本棚に置いておきたい本でした〜!
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