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日本受容感・良さも悪さも認める社会

はじめに

これまでNoteに書いてきた内容は、

・江戸時代から共同体文化
・それによる自分の評価を気にする風潮
・周りを気にするあまり、本音が言えない傾向
・大家族から核家族化による個人主義への変化
・児童中心主義から学歴主義への変貌
・お見合い文化から恋愛文化へのシフトチェンジ
・神道やお互い様の文化・礼儀正しさ
・デフレで生き残るための進化

日本の特性について書いてきた。そして日本を客観的に考察することで、日本の良さや悪さを理解していったのである。今回は、日本の良さを再認識していきたい。

日本人の違い

外国人が来日してきて、驚いたことをあげると。
・礼儀正しさ
・おもてなしの優しさ
・ゴミのない清潔さ
・食の多様性
などかある。
日本の文化と他国との大きな違いは、他人を思いやる文化【利他の心】にある。アメリカやフランスなど、建国の歴史や啓蒙思想の影響により個人主義が主流となっている国が多く、利他的な思想の国は少ないのである。

独自の発展

日本は経済大国であり、失われた30年と言われるにもかかわらず、経済大国ランキングでは依然として3位をキープしている。
この30年のデフレの中で、個人や企業は創意工夫により、食べ物、家電、サービスと独自の発展をしながら、収益を上げてきた。今は、その努力のおかげで、日本の独自性が外国人に好まれる要因の一つとなっている。

日本受容感

日本は、地震や豪雨などの自然災害と常に向き合ってきた。そしてバブル後の経済でも、企業は創意工夫によりデフレに打ち勝ってきた。日本人は、さまざまな困難を忍耐強く乗り越える民族である。日本人らしい利他と忍耐強さが日本人のアイデンティティであるのは間違いない。そんな日本人の良さを再認識、再発見することが、日本受容感(日本の良さも悪さも受けいれること)を高めることが、今後の日本の発展へと繋がるだろう。

まとめ

日本の独自の特性と文化は、他国との大きな違いとして利他の心が根底にあることが特徴である。経済的な困難にも創意工夫で立ち向かい、自然災害にも忍耐強く耐える姿勢が日本的である。日本人の利他と忍耐強さがアイデンティティであることを再認識することが大切である。
日本の良さや悪さを認める、【日本受容感】を高めることが、日本人の幸福感となってくる。

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