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スーパースターの創造: 松本人志と時代の流れ
『M-1』においての“成功”は 「ネクストスターの発掘」 と話す中田さんは、 「本当の成功って、 松本さんを超える芸人が出てくること」 「誰かが新しい審査員長になって、みんなが納得するような人が出 てきたら、それは成功したと言える」と見解を示し、 「M-1は20年以上やってて... 松本さんは松本さん を超える才能を発掘できなかった」
中田敦彦さんは、YouTubeで話していた。多様化された社会では、有名人といえる人は数え切れないほどいるが、スーパースターと呼べる人は、なかなか現れない。100回目の今回は、スターについて考えてみた。
スターが生まれる要素
スターが生まれるための主要な要素は以下の通りである。
才能
訓練と練習
機会
パーソナリティ
露出
運
持続力
ネットワーク
独自性
マーケティングとPR
この中でも、才能と機会と運はとても重要であり、運に関していえば、本人の能力以外である。そして、本人の能力以外でもう1つ大切なことは、「時代の流れ」である。これは機会と似ているが、機会はチャンスであるのに対して、時代の流れはビッグチャンスのことである。
枠組の中の成功
冒頭の記事の内容を考察してみると、ネクストスターは時代の流れというビッグチャンスが必要となるので現れにくい。
1つの賞レースで優勝するだけでは、ビッグスターに成れないのである。それは1つの枠組の中での優勝であるから、時代のスーパースターとは言い難いのである。
社会状況
多様化された社会では、多くが分類され区切られていく。これはお笑い会にも当てはまり、多くの賞レースが出来るのも、社会が多様化されたからである。そして、コレからはテレビだけのメディアだけじゃなく、NetflixやYouTubeなど、さまざまなメディアの中での、総合的な面白さが、次世代のスーパースターとなるだろう。
シンボル化
「僕がずーっと思ってたことが…」と切り出した中田さんは、「松本さんがあらゆる大会にいるんですよ」と、主催側としての番組も含め“笑い”のほとんど分野を網羅していると言及
上記のような現象が起きるのは、松本人志氏がお笑い界の象徴となっているからである。シンボルとなったとしても、お笑い界を良くしたい。そのためなら少しの批判も受けるし、批判を受けることも理解しているのだろう。少しでも番組に関わることで、お笑いを認知してもらうための行為である。
まとめ
これからの時代、新しいスーパースターが生まれるとは限らない、しかしスーパースターとなった人は、その人なりの苦労があるはずである。
自分も含めて無意識のうちに、スーパースターに頼る気持ち、期待する気持ちを押し付けているかもしれない。
決められた枠組の中では、枠組以上の存在には成れない、時代の流れにのった者こそスーパースターとなれる。しかし、そのスーパースターも、期待に対するプレッシャーにより、孤独を感じているはずである。
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