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つながり活動 〜街角将棋でつながる〜

先日、地域の包括支援センターの玄関前の駐車スペースを借りて、

プチ将棋イベントを開催しました。

目的は、介護保険サービスの利用をしなくてよくなった(元気になった)

高齢者の方の、今後の通いの場(社会とつながる場)を作ること。

介護保険を卒業された方、または卒業が見込まれる方で、

将棋好きの方を対象に今回は試験的に開催することとなりました。

地域包括支援センターや社会福祉協議会の職員さん達が考えておられる企画に、

私や私が担当する利用者も参加させて頂きました。

プチイベントの流れとしては、

朝10時に地域包括支援センター前に集まり、

気軽に将棋を楽しむことと、

将棋を知らない人達に将棋のルールを教えるという内容。

今回は試験的な開催のため、一部の方に声をお掛けする形となりました。

お昼12時まで。

暑さはあるものの、とても良い雰囲気で行われました。


特に自己紹介はなくとも、

将棋盤があれば自然と、

「 じゃあ、やりましょうか? 」と

交流が始まります。

好き度やレベルの違いはあれど、

人見知りの壁なんかスッと乗り越えてしまいます。

すぐに真剣勝負が始まる


水分補給しながら、交代で将棋を楽しみます。


青空将棋に近い形なので、道を歩いている地域の方達も、


「 何をしてんの?」と声をかけてくださる方もいました。

もうちょっと大きくすればよかった

私も何かお手伝いできないかと、

歩きながら将棋の様子をみている地域の方に、

ナンパ師のように

「 一緒に遊びませんか? 」

と声をかけさせて頂きました。

結果は、私の人気がなく、

「 昼からやったら行けたのに〜 」 など、

上手に断られてしまい、飛び込み参加者はありませんでした。


社会福祉協議会の男前職員さんが将棋のレッスンを受けているところ


プチイベントの後半、

将棋好きの方達から、若者に将棋のルールを教えてもらう時間をとりました。

すごく優しく、わかりやすく教えていただき、

若者も少しすると、自分で駒を動かしたりしながら対戦ができるまでに成長しました。

「 今まで、駒と駒で挟んだら相手の駒がもらえると思ってました〜 」

と若者が笑顔で話していました。

それ、オセロかな〜。

でも、本当に若者は楽しそうで、かつ真剣に学び、

先生となってくださっている高齢者の方も、良い表情をされていました。


「 街角将棋でつながる 」。

各地域の自治会でも、将棋クラブなどはたくさんあるが、

コロナの時期は中止になったり、

また、年々メンバーが高齢化し将棋の駒が握れなくなってしまい

どんどん参加人数が少なくなってきている課題もある。

換気の良い屋外でできたり、

色んな世代の方が集まって、

気軽に将棋ができる場所になれることを目指したいと思っています。

イベントを準備した職員達も、将棋を実体験し、

ますます面白さを知り、

「 またやりましょう! 」

と意気込んでいました。

最終的にはイベントという形ではなく、

月に何回か、集まってできる形にしていきたいと

若者達は笑顔で話し合っていました。


若者達の自主練習

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