次の課長は私にしてください！【平凡会社員が課長になるまで #2】

…悔しいのか？
想像力も働かせられなかった私だ。

「同期の新課長」がこんなにも無視できない存在だとは思わなかった。

でも私に指名が入らなかったのは理由がある。何事にも積極的ではなかったからだろう。
文句やわがままは会社に直で言ったこともある。

だから変わるんだ
私はこの会社が好きで続けている
自分の人生も大事だけど、会社に貢献するのもいいでしょ？

よし、社長に直談判しよう。
「次の課長は私にしてください！」と伝えるために

行動力だけは自信がある私
早速社長のスケジュールをチェックし、面談の予定を入れた
もちろん、確認のメールもした

よーし、どう伝えるかを考えて、
面談でしっかりアピールしてやる！！！

そしていよいよ社長面談の日
大粒の雨が降るアンラッキーデーだけど、力を出し尽くす！

と意気込んで、用意した資料をカバンに詰める

「よし、行ってきます」

いつもより少し遅めに家を出たからか、電車は空いていた

そして会社に到着
傘を傘立てに入れたら…中の人が気づいてドアを開けてくれた

「どうも、お久しぶりです」

社長室に通していただき、社長と対面

どちらかと言えば寄り添ってくれて親しみやすい社長だが、おしゃべりな節があるのでいつも私が話せずに終わる。
しかし、今日はそうやって身を引くわけにはいかないのだ！

用意した資料を手元に置いておいて、いけそうな話題で突っ込む…！

そうして今後の事業の話になったときに資料を出して話を振り、一生懸命にアピールをした

社長「課長、興味ありますか？」
私「まだまだ未熟もので心配なこともありますが、挑戦してみたいと思います」
社長「わかりました」

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次回
熱意と言動と大反省会

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